浦和駅周辺は飲食店が豊富だが、県庁や伊勢丹のある西口に比べると、東口はかなり心細い。それでも、駅前に浦和パルコが開業した2007年以前と比較すれば、格段に向上している。
日本酒が美味しい店も、北に「升楽泡」、南に「さなぶり」があるから、店数を考えれば健闘している方だ。

これにもう1軒、駅から100mもないほどの場所に、美味しい日本酒が飲める居酒屋が加わった。東仲町商店街の「楽多(らった)」だ。
場所は、浦和駅の東口を出て、左手の商店街を入った最初の右角。「升楽泡」の1つ手前のビル1階にある。
楽多_外観開店は2010年3月3日。手前から奥にかけて4人用テーブルが左右に6卓ほどあり、奥のカウンターはベンチ・タイプの席に6人くらいが座れるようになっている。壁にはメニューの書かれたPOPなどが貼られており、今時のチェーン居酒屋を小さくしたような、気の置けない雰囲気の店だ。

店長の安藤将也さんはじめ、店のスタッフ2~3人はいずれも若くて元気がいい。安藤さんは一見コワモテだが、きき酒師焼酎アドバイザーの資格を持っており、お酒の知識は豊富だ。好みの味を伝えれば、合いそうなお酒を勧めてもらえる。

日本酒は、雪しずく(580円)、臥龍梅・純米酒原酒 (580円)、鯉川・純米(580円)、尾瀬の雪どけ・大辛口純米(730円)、遊穂・純米酒(730円)、黒龍・吟醸「いっちょらい」(730円)、醸し人九平次・純米吟醸(830円)、奥播磨・芳醇超辛 純米吟醸(830円)など。
数はそう多くないものの、ラインナップは決して悪くない。値段は1合の場合を示したが、半合で注文することもできる。(価格は1合の約2/3)

楽多_店内焼酎も、芋8種類、麦と米が2種類ずつ、黒糖と泡盛が1種類ずつあり、各90mlで価格は380円~580円。
料理は平均的な居酒屋料理だが、おつまみから魚介類、ステーキまで、そつなく揃えている。店のホームページにメニューの一部が紹介されているが、価格も手頃なので、気軽に楽しむにはちょうど良さそうだ。
はランチもやっているので、そちらで様子を見てみるのもいいだろう。

駅の西口側は、「和浦酒場」チェーンを中心とした本格志向の銘酒居酒屋が目立つが、東口は店主のキャラクターで引っ張るタイプが多い気がする。
じっくり日本酒を味わうなら「さなぶり」、デートなら「升楽泡」が良さそうだが、「楽多」は待ち合わせや普段使いに向きそうだ。お客の年齢層も店主同様、この順で若くなっているように思う。

なお、さいたま市を中心に居酒屋をいくつも展開している(株)TPDの「らったDE Q」と店名が似ているが、こことは別に関係ないらしい。

→楽多