食べ物の好き嫌いがなければ、たまには「おまかせ」で料理が出て来る居酒屋も気楽でいい。注文に迷うこともないし、料理の種類が絞られている分、価格もお得なことが多いからだ。

ただ、そういう店はいわゆるコース料理で、少しボリュームが多過ぎるきらいがある。自分のように、酒席の食事は軽めがいい客にとっては、ちょっと負担に感じてしまう
そんな飲兵衛のワガママな嗜好に応えてくれるのが、渋谷の「つまみや7・14」という、ちょっとユニークな居酒屋だ。
渋谷・つまみや_外観場所は、JR渋谷駅の南改札から西口に出て、左手にある歩道橋で246号線の向こう側へ渡った桜丘方面。歩道橋を「あおい書店」ビル右側の階段から下りたら、ファミリーマートの左側の坂を上り、最初の角を左折すると左側にある。渋谷駅からも遠くない場所だ。

ガラス戸を開けて店に入ると、店は奥へと向かう細長い造り。左側に10席ほどのカウンターがあり、右側には4人用テーブルが3卓並んでいる。木と白い壁をベースとした清潔感のあるインテリアで、カフェのようにも見える。
右側の壁には本が飾られており、カウンターの上部の棚にも、数百冊の古本がびっしりと並べられている。これらの本は、飲みながら読むこともできるし、気に入れば購入することもできるそうだ。(古物商免許がある。)

スタッフは、カウンター内にいる年配の男性店主と、フロアを担当する女性の2人。
突き当たりに置かれた冷蔵庫には10種類以上の日本酒があり、常時入れ替えられる。メニューには、冷や向きのお酒と燗向きのお酒とが、分けて書かれている。

訪れた日にあった銘柄は、冷や用として、宗玄「純酔無垢」(900円)、日高見・超辛口純米(900円)、いづみ橋「恵」海老名耕地(800円)、まんさくの花「うまからまんさく」純米(800円)、黒牛・純米(800円)、風よ水よ人よ・爽麗純米(700円)、裏雅山流「香華」(600円)、白瀑「ど辛」・純米(600円)。
向きには、長龍「ふた穂」雄町特別純米(800円)、新政「秋田流」純米(700円)、宗玄「能登の国」本醸造(700円)、一ノ蔵「掌」純米(600円)。

渋谷・つまみや_店内このチョイスを見れば、店主がかなりの日本酒通であることは間違いない。お酒の好みを伝えれば、あとは安心して身を委ねられそうだ。
焼酎では、赤兎馬(800円)、桐野(900円)、和助(900円)、宗一郎(600円)、青一髪(700円)があった。

料理は全ておまかせで、店名通り軽いおつまみが中心だ。客は品数を指定するのみ。お通し+3品で1,200円、5品で1,800円、7品で2,400円、9品で3,000円。
足りないようなら、後から追加できる「もう一品」メニューもある。これには、串カツ(2本・500円)、餃子(3個・300円)、もつ煮(400円)、だし巻き玉子(400円)、イカ丸焼き(600~800円)などがあった。
ほかに、ストップを掛けるまでエンドレスでおつまみを提供してもらうことも可能だ。

このシステムは、気軽に1杯やりたい時には、なかなか気が利いている。1人でフラッと寄って、本をめくりながら飲むのもいいだろう

昼には日替わりランチもやっていて、野菜・魚・肉の中からメインを選び、小鉢3種類と小さなデザートが付いて1,000円。ご飯と味噌汁はおかわり自由だそうだ。

→つまみや7・14店主ツイッター