花咲_外観伝統を大切にしながらも、新しい街へと変貌しつつある日本橋界隈。飲食店も最近活発化しており、新しいタイプの店が次々と生まれているエリアだ。

開店して15年以上経ちながら、若いスタッフが頑張っていて、活気と落ち着きの両方を感じさせてくれる居酒屋が、人形町にある「花咲」だ。
50種類の日本酒と、100種類の焼酎が楽しめるというから、この界隈でも出色の品揃えだろう。

場所は、都営浅草線人形町駅のA6出口を出て、右手を走る大通りを尻目に左方向へ進み、最初の角を右折。120mほど進んだ左手にある。店頭に掲げられた、「いづみ橋」の紺色の幟が目印になりそう。
花咲_店内1入ると、モノトーンを基調とした洋風の店内は、奥へ向かって細長く延びている。入口近くの窓際から、奥へとかけて4人用テーブルが7卓置かれ、中ほどの左側には6席のカウンターがある。

スタッフは、創業者の息子さんを中心とした男女3人ほど。18時半までに入店した客は、店のスタッフとジャンケンをして、勝つとグラスビールかチューハイが一杯サービスになる

日本酒は、お酒の味をおいしくすると言われる錫の酒器で提供され、小は120ml、大は180mlの2サイズから選べる。こうした気遣いは、地味だがなかなか嬉しい
メニューにない臨時入荷も多いようだが、一部の銘柄を1合の価格でご紹介しよう。

越乃景虎・超辛口(660円)、日高見・本醸造(680円)、信濃鶴・純米(680円)、・辛口純米 山田錦(680円)、乾坤一(720円)、大七・純米生もと(750円)、田酒・特別純米酒(760円)、天明・本生純米酒(780円)、大那・特別純米(850円)、写楽・純米吟醸(870円)、獺祭・純米大吟醸生・遠心分離50(880円)、十四代・中取り純米(900円)…など、美味しいと言われる銘柄が揃っていて、価格も適正だ。冷やおろしなど、旬のお酒も豊富に入荷する。

焼酎は、一部のプレミアム品を除き、佐藤、伊佐美、富乃宝山、中々、兼八、十四代…なども含め、ほとんどが500円~600円。
プレミアム焼酎も、小サイズを用意することで、気軽に試せるよう配慮されている。これは、他店ではありそうでないサービスだ。「百年の孤独」が750円(小サイズ)なら、ちょっと飲んでみたい気になるだろう。

花咲_店内2さすがにワインは手薄なようだが、スペインの銘醸地・リオハの「マルケス・デ・リスカル」と、同じくラ・マンチャの「メメント・オールドヴァイン」という、2種類の安旨ワイン(ボトル各3,200円)がしっかりセレクトされていた。いずれも濃い目の味に合うと思うので、肉料理ならこの選択もアリだろう

ビールはキリン一番搾り・生(530円)と、ハートランド・生(600円)、ほかにベルギーの瓶ビールが数種類あり、お酒にかけてはこの界隈でなかなか見掛けないほどのこだわりだ。

料理は、旬の食材を使った和洋折衷で、ユニークなものも多い。
メニューをいくつか挙げると、さっぱりトマト ゆず胡椒で(420円)、白レバー(550円)、酒盗ピザ(580円)、もんじゃサラダ(580円)、キムチとチーズのチジミ(600円)、だし巻たまご(620円)、大山地鶏 黒胡椒焼き(650円)、花コロ(大きなクリームコロッケ・680円)、越後もち豚岩塩グリル焼き(880円)、本マグロの刺身(950円)、ぶぶアイス黒蜜ソース(280円)…など。
鮮魚などの日替わりメニューは、店内の黒板に書かれている。お通しは420円。

店内は喫煙可なので、嫌煙家の人は気を付けた方がいいかもしれない。
おかずを選べるタイプのランチもやっていて、2品で850円、3品で1,000円。こちらも、けっこう人気があるようだ。

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