最近、カジュアルなワインバーが本当に増えていて、郊外でもかなり見掛けるようになった。地元の人にワインを楽しんで欲しいという若いオーナーが増えてきた証だろう。

ワイン厨房tamaya」も、下町方面で店舗を展開しているカジュアル・ワインバーだ。2010年2月18日、御徒町に開店するや、たちまち大人気となり、2011年2月21日に八丁堀店を、2012年8月21日には大塚店を出店した。
御徒町・Tamaya_外観本店に相当する上野店は、JR御徒町駅の南口を降り、松坂屋の本館と南館の間を抜けて、中央通りを左方向(秋葉原方面)に100mほど進んだ右側にある。

間口は狭いが、真っ赤なドアと壁面はかなり目立つ。店に入ると中も赤がメインカラーで、奥に向かって細長く延びた造りだ。
右側は、ワインセラーとワイン棚で占められていて、上から下までワインボトルがびっしりと並べられている。
左側は、まず壁際に半円形のカウンター4席があり、隣に地下への階段、その奥に厨房と向かい合ったカウンターが5席、一番奥に4人用テーブルが1卓ある。
地下は、やはり赤い壁のテーブル席フロアで、2人用・4人用テーブルが並んでおり、14人くらい入れる飲み会向けのスペース。1階は喫煙できるが、地下は禁煙になっている。

店主の高田和則さんは、浅草で「酒の大枡」などを経営する酒販店、(株)ダイマスに10年間勤務した後に独立。このため、「酒の大枡 wine-kan」と似たメニューもあるようだ。
高田さんは酒匠とソムリエの資格を持っており、酒やワインの知識は相当なもの。味の好みを伝えれば、合いそうなワインを何本か持ってきて説明してくれる。当初は日本酒も良い銘柄を揃えてあったそうだが、今はほとんど置いていない。

グラスワインは400円~という設定だが、訪れた日は500円台~900円台のものが、白赤それぞれ3~4種類、発泡系が2種類あった。試しにグラス・シャンパンを注文してみたら、なんと出て来たのがゴッセ(950円)。銘柄も凄いが、これを千円未満で出すのだからコスパも凄い

ボトルでは、スパークリング・ワインがハーフボトル2種類(2,000円と2,600円)を含めて21種類(1,800円~4,800円)、シャンパンがハーフボトル1種類(5,300円)を含めて9種類(6,320円~30,000円)と、かなり豊富。発泡系だけで30種類というのは、カジュアル・ワインバーでは出色の品揃えだ。
ちなみに、1万円超のシャンパンが3種類あるのだが、ボランジェ(11,000円)、ドン・ペリニョン(22,000円)、ルイ・ロデレール・クリスタル(30,000円)というセレクトだから、ほかも推して知るべしだろう。

御徒町・Tamaya_店内ボトルのワインは、白30種類、赤46種類がリストに載っていた。価格は1,800円~1万円くらいまでだが、リストにない高級ワインもあるそうなので、懐に余裕のある人は聞いてみてほしい。

こちらの品揃えも、カジュアル・ワインバーとしてはかなりレベルが高く、世界の主要産地を一通り押さえている。
目立つのは、フランス、イタリア、チリ、アメリカあたりだが、そのほかドイツ、スペイン、ポルトガル、オーストリア、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、南アフリカ、日本…と、世界各国のワインが揃う。訪れた日は、イスラエルのピノ・ノワールをグラスで飲むことができた

料理は、前菜、サラダ、パスタ、メイン等が380円~1,650円まで約60品。野菜を多用しているため、食べ応えがある割にカロリーはそう高くないところが女性客に好評だ
特に人気があるのが、「16品目野菜のデトックスサラダ」(ハーフ680円/レギュラー1,080円)と、「色々貝の白ワイン蒸し」(1,350円)。
デトックスサラダは「16品目」とあるが、実際はそれ以上入っている。レギュラーはかなりのボリュームなので、普通はハーフで十分だろう。貝の白ワイン蒸しは、残ったスープでリゾットを作ってもらうこともできて(+650円)、これが締めの一品に最高

昼もランチ営業をしていて(800円~1,000円)、グラスワインも飲める。値段は、スパークリング・白・赤の3種類すべて300円と、これまた破格
最近は、八丁堀店の評判も非常に高くなってきている。

→ワイン厨房 tamaya の ブログ