スカイツリーオリンピックは山場を迎え、かなり盛り上がっているようだ。
勝負の世界では、昔から「相手を食う」とか「相手を飲んでかかる」などと言って、対戦国の料理を食べたり、酒を飲んだりすることがよくある。そんな時に使えそうな店が、東京スカイツリーの下に登場した。
2012年5月22日、東京スカイツリーの開業と共にオープンした「世界のビール博物館」だ。

「博物館」と言ってもこれは店名であって、世界各国のビール150種類以上と、それに合う料理を揃えたビア・レストランがその正体。
場所は、東京スカイツリーに隣接した「東京ソラマチ」イーストヤードの7階で、プラネタリウム「天空」の隣になる。
押上・ビール博物館_外観300席を超えるという店内は、広いだけではなく、いくつものコーナーに分かれていて、色々な楽しみ方ができる。
入口を入ってすぐのバーカウンターだけ見ても、イギリス風、ドイツ風、アメリカ風、チェコ風、ベルギー風の5タイプを揃えるという凝りようだ。その右側は、中央の吹き抜けを囲むように多数のテーブルが配置されたメイン・フロア。窓の外のベランダは、さながら屋上ビアガーデンの風情で、スカイツリーを間近に見上げながら飲むことができる。

キューバ、ジャマイカ、ギリシャ、ネパール、ベトナム、台湾、タヒチ、イスラエル、パレスチナ、ケニア…など、滅多に飲めないような国のビールも多いが、メインはやはりイギリス、ドイツ、アメリカ、チェコ、ベルギーのビールになる。
この5ヶ国の樽生ビールを200mlずつ計5杯と、フランクフルト 、フィッシュフライ 、プレッツェル、サラダなどの日替わりプレートをセットにした「ミュージアムビールセット」(4,500円)が、店の一押しらしい。

樽生ビールだけでも、5ヶ国の15種類以上が常時揃えてあり、メニューでは黄色い枠で示されている。サイズは300ml、500ml、1000mlの3サイズが基本で、値段は300mlで750円から。500mlだと、1,200~1,600円くらいが多い
生以外はすべて小瓶のビール(330ml)になり、こっちも800円からと、いいお値段ではある。

押上・ビール博物館_店内料理は、カマンベールのオイル漬け(680円)、パスタ(トマトソース/クリームソース各980円)、フィッシュ&チップス(1,280円 )、冷製ソーセージの盛合せ(1,580円)、ムール貝のビール蒸し(1,580円)、特大ハンバーガー(1,780円)、アメリカンステーキ(300g・2,480円 )…など、ビールに合う世界各国の名物料理が揃えてある。

正直言って、観光地価格でコスパは低いが、それはソラマチの店すべてに言えること。どうせ観光地へ来たのなら、都心の有名レストランの支店ではなく、ほかにない店の方が面白いのではないだろうか。
ほとんどの店で行列ができている中、ここは席数が多いため、比較的すぐに入れるのもメリットだろう。(今のところ予約は受け付けていない。)

ただ、かなり賑やかな店なので、小さな声の人は会話がしにくいかもしれない。BGMは70~80年代のロック。中高年の洋楽好きには間違いなく受けそうだ。オープンして1ヶ月で、来客数は4万2千人を超えたという。

4~5人のグループで行って、お祭り気分で盛りあがるというのが、この店の正しい使い方。店のスタッフも若い男女が中心で、民族衣装を着たスタッフも混じっており、みんな元気がいい
店頭では、お土産として各国のビールのセットや、チェコの醸造所で製造している「東京スカイツリータウンビール」を購入することもできる。(1本=634円、3本セット=1,500円)

→世界のビール博物館 東京スカイツリータウンソラマチ店