新橋・粟田口_外観レトロ風居酒屋というのは最近よく見掛けるが、フロア全体をまるで屋外であるかのように演出している店となると、そう多くはないだろう。厨房を家屋に見立てて、昭和30~40年代の露天のような雰囲気で飲むのは、手軽なテーマレストランのような面白さがある。

カレッタ汐留の「越後屋 甚内」などはそれに近い内装だが、新橋のSL広場近くにある「粟田口」の方が、よりレトロ感が出ている。

場所は、新橋駅のSL広場から「LABI新橋」左側の仲通りを入り、信号を越えて少し進んだ左側地下。ちょうど「ビアライゼ’98の斜向かいにあたりにある。

実はこの店、ちょっと手前にある「二代豊國」「三代豊國」など、新橋を中心に13店の居酒屋を展開している(株)ヴァティーサービスの経営。少し前にご紹介した「和酒bar uonoya」と同系列だが、店の雰囲気は大きく違っている。
新橋・粟田口_カウンター地下へ降りて店へ入ると、フロア内には樹木がディスプレイされ、4人用のテーブル席が5卓ほどある。向かいにある厨房に面したカウンターは、ベンチシートで3~4組が座れそうだ。カウンターの上部には、トタン屋根のような古びたひさしが付き出ている。
右奥に個室風の小上がりが5室ほど並んでいて、席数は全部で66席。一番奥の個室は床より一段低くなっていて、隠れ家のような趣だ。

美味しい魚と日本酒が揃っているのは他の系列店同様だが、ここは特にその印象が強いように思う。魚好き・日本酒好きの客は、1度訪れるとリピーターになってしまうことも多い。
地酒は1杯120mlが基本で、20種類が揃っている。

銘柄は、東洋美人・スーパー晩酌酒(525円) 、麓井・美酒辛口(525円) 、黒龍・本醸造(525円) 、磐城壽・純米(630円) 、寫楽・純愛仕込み純米(630円) 、出雲富士・特別純米(630円) 、墨廼江・特別純米(630円) 、花泉・特別純米(630円) 、酔鯨・特別純米(630円) 、ゆきの美人・純米吟醸(630円) 、星自慢・特別純米(630円) 、獅子の里・純米超辛口(630円) 、酒屋八兵衛・山廃純米(630円) 、鍋島・特別純米(735円) 、陸奥八仙・純米超辛口(735円) 、浦霞・生一本(735円) 、仙禽・純米吟醸無濾過生原酒中取り(735円)、獺祭50・純米吟醸酒込(735円) 、十四代・本丸(945円) …など。

新橋・粟田口_店内肴は、刺し盛り(小・1,869円、大・2,480円)が質・量ともに充実しており人気だが、焼鳥や串焼き(2本210円~357円)もあって、 7本セットの野菜入り串焼き盛り(924円)がお得。
一品料理も、豆腐の燻製(504円)、ホッケ焼き(609円)、焼きそば(609円)、鶏の唐揚げ(714円)、美明豚の串カツ(819円)、フォアグラの赤酒煮(819円)…など、定番から創作系まで多彩に揃っている。
7割以上は国内の食材を使用していることを示す「緑提灯」を掲げているのも特徴だ。

フロアでは、いかつい顔付きの年配男性2~3人がサービスに当たっているが、タイミングを見計らって話しかけてみると、親切にいろいろと説明してくれる
刺し盛りなどは、やはり3~4人で食べたいので、グループで訪れた方が楽しめそうだ。
月・火・土に宴会コースを予約すると、飲み放題が3時間まで延長されるコースもあるらしい。

→ぐるなび:粟田口