このブログは、お酒の美味しい店を紹介するのが常だが、今日は珍しく食事のお店をご紹介したい。

もちろん、お酒も十分美味しいのだが、なにしろ恵比寿にある店だ。お酒の美味しい店なら、ほかにいくらでもある。だが、料理の量と質を考えると、ここを超えるCPの高さはちょっと見当たらない
2010年3月16日にオープンして以来、たちまち予約で連日満席の超人気店になってしまった、「ビストロ間(あいだ)」だ。
ビストロ間_外観場所は、恵比寿駅の東口を降り、「サンクス」の前の道を進んで信号を渡ったら、「松屋」の右側の道を入って、最初の「CAFE CELI」の角を左折、次の四つ角を右に曲がると、すぐ左手にある。
一見すると格安居酒屋かと早合点しそうな、半透明の波型ボードが目印だ。

右側の入口から入ると、店は鰻の寝床のように、細長く奥行きがある。路地に面したテラス席に4人用テーブルが2卓、右側から奥へのびるカウンターに5席、一番奥のフロアに6人卓が1つと、4人卓が2つある。トイレは一番奥の左側。

ビストロとしてはカジュアルな内装だが、白と木を基調としたインテリアは、アットホームな雰囲気で落ち着ける。ただ、隣のテーブルとの間隔は狭いので、密談には向かないだろう。6~8人で予約できれば、それも気にならない。

このビストロは野菜料理がメインで、メニューは「シェフのおまかせコース」4,250円(サービス料・消費税別)のみ。これがいかに安いかは、1回試してみればすぐ分かる。
メイン料理こそ魚か肉になるが、出色の出来はやはり野菜料理。特に、前菜の「Aidaスペシャリテ 色彩り野菜のパフェスタイル」はお見事だ。旬の野菜がいかに美味しいものか、独創的な方法で堪能させてくれ、目から鱗が落ちる思いがする

初代シェフの表成治さんは「シェ松尾」出身、 現シェフの山本英男さんは「シェ麻里お」出身。有名レストランで修業を積んだ2人が、野菜を中心にした1コース設定に絞り込むことで、驚きのコスト・パフォーマンスを実現した。

ビストロ間_料理コースは、アミューズ、前菜2皿、メインディッシュ(肉料理は+500円、和牛料理は+1,000円)、くずし(ご飯物)、デザート(チーズの盛り合わせは+500円)、コーヒー or ハーブティーという内容で、ボリュームも十分。小食な自分は、メインまでで腹が膨れてしまい、くずしはおにぎりにしてもらって持ち帰ったほどだ。

ワインもコスト・パフォーマンスの高いものが白・赤10種類くらいずつ用意されていて、こちらもゆっくり楽しめる。この値段でこれだけ満足度の高い食事を提供してくれる店は珍しいため、店は予約だけで毎日ほぼ満席。1ヶ月以上前に予約しなければ、席を確保するのは難しい

あまりの人気ぶりに、6月3日、同じ価格設定の「レストラン間」を駅の反対側にオープンした。表さんは現在こちらへ移って腕を奮っている。
これで少しは予約が取りやすくなることを願いたいものだが…

→ビストロ間