クラフトBM_ロゴ最近、クラフト・ビールが人気だ。クラフト・ビールとは小規模生産ビールのことで、日本では「地ビール」とほぼ同じ意味で使われている。

メジャーなビールのほとんどがピルスナータイプという日本でも、1994年の地ビール解禁以降、様々なビールが製造されるようになった。だが、地ビールの難点は価格だ。たとえ大量生産品より美味しくても、価格が高過ぎては、なかなか食指が伸びない
そんな状況に風穴をあけたのが、「クラフトビア マーケット」だ。生のクラフトビールを常時30種類も揃え、すべてグラス(250ml)が480円 、パイント(473ml)が780円という均一価格で提供してくれる。
クラフトBM_外観場所は、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅の1番出口から外堀通りに出て、りそな銀行の交差点(西新橋1丁目)を右折し、最初の信号を左に入ると、右側3軒目にある。
新橋駅からだと、SL広場に面したセブン・イレブンの脇道をまっすぐ500mほど歩いた左側。少々距離はあるが、歩けない距離ではない。

オープン・スタイルの店頭には、業務用の生樽を重ねた立ち飲みテーブルが4~5卓置かれている。店内に入ると、フロアに2~4人用テーブルが全16席、奥にカウンターが9席ある。左側の壁際もカウンターが設えてあり、椅子が6席あるほか、立ち飲みスペースもわずかにある。午後7時を待たずに、これがほぼ満席になるのが常だ。

カウンター内正面の壁には、ビール・サーバーのノズルがズラリと並んでおり、冷蔵庫の生樽からこのノズルまで直接ビールが送られる仕組みになっている。樽が1つ空くと別の生樽が補充されるため、毎日ラインナップが替わるのも楽しみのひとつだ。

銘柄は、ヱビス、アサヒ、プレミアム・モルツといった大手ブランドもわずかにあるが、ほとんどは地ビール。たまに輸入物が少し混じるといった構成だ。
ビールのメニューはジャンル分けされており、ビールに詳しくない人にはちょっと耳慣れない項目もある。

ヴァイツェンは小麦の麦芽を主原料としたビールで、色が淡く、苦味も少なめでマイルドな味わい。
スタウトは焦がした大麦を使った黒ビールで、苦味や酸味が強いのが特徴だ。「ギネス」が代表格。
IPA(インディア・ペール・エール)は、通常より麦芽やホップを多く使用しており、高いアルコール度数と苦味がある。
バーレイワインはワイン風に造ったビールで、ワインと同じくらいアルコール度数が高く、熟成もする。そのため、これだけはワイングラスで提供される。

銘柄は流動的だが、いくつか挙げると、ヒューガルデンホワイト(ベルギー)、ノースアイランド(北海道)、いわて蔵(岩手)、オゼノユキドケ(群馬)、常陸野ネスト(茨城)、麦雑穀工房(埼玉)、アウグスビール(東京)、ハーヴェストムーン(千葉)、湘南ゴールド(神奈川)、厚木ビール(神奈川)、ベアードビール(静岡)、富士桜高原麦酒(山梨)、志賀高原 ビール(長野)、ヤッホー・ブルーイング(長野)、金しゃちビール(愛知)、博石館ビール(岐阜)、箕面ビール(大阪)、門司港地ビール(福岡)、ひでじビール(宮崎)…等々が入れ替わりで登場する。

クラフトBM_店内料理も日替わりで、ミックスナッツ(300円)、生ハムと黒オリーブのポテトサラダ(550円)、大山地鶏ジンジャーマリネ(650円)、パテ・ド・コンビーフ(700円)、小海老とアボガドのサラダボート(650円)、ムール貝のクラフトビール煮(850円)、ソーセージ盛り合わせ(900円)、もち豚ロースのガーリックステーキ(1,200円)…など約40品。お通しは300円だ。

様々な味のビールを、グラス一律480円で飲めるのは嬉しい。仕事帰りに軽く飲んで行く1人客も多いようだ。地ビールの裾野を広げてくれるのは、こんな店に違いない。
なお、虎ノ門店のほか、神保町店も3月にオープンしたそうだ。

→クラフトビール東京おすすめガイド/クラフトビア マーケット 虎ノ門店