一軒家の飲食店というのは都内にもあるが、小さいながら庭つきのワイン居酒屋となると、さすがに都内では難しいだろう。新宿から30分離れた武蔵浦和なら、そんな店も実現する。
昨年オープンした「BURCAK(ブルチャーク)」は、旦那さんがシェフで、奥様がソムリエールという、若いご夫婦が営むアットホームなワイン居酒屋だ。
ブルチャーク_外観店は、埼京線「武蔵浦和」駅から改札を降りて左側の階段を降り、駅前広場を左方向へ進む。武蔵野線の高架下を抜けたら、そのまま「(駐車場)」看板のある路地を直進し、最初の四つ角を右折すれば、30mほど先の左手に店が見える。
店頭に小さな庭があり、たぶん右端にお店の車が停まっているいるはずだ。木造りの店は前面がガラス張りなので、外からも店内がよく見える

フロアには2人用テーブルが14卓あり、それを2卓組み合わせることで4人席を構成している。お客の構成によってレイアウトは多少変わるかもしれないが、左手に4人席が2つと、2人席が2つ、右手に4人席が4つ置かれていた。
突き当たりのカウンターにも椅子が4席置かれているが、あまり使われていないようだ。(1人客には、この店の料理は多すぎるのかも…?

開店は、2011年4月20日。オープンの準備に追われていた頃に東日本大震災が発生し、計画停電のこともあって、やむなく開店日を半月ほど延ばした経緯がある。
「ブルチャーク」というのは、チェコ語で発酵途中のワインの新酒を意味しているそうだ。

店は、シェフ一家を中心に運営されている。調理はシェフの「のり」さん、兄の「のぶ」さん、サービス担当はお二人のお母さん、ソムリエールはシェフの奥様。それに、シェフご夫婦の昔の同僚・あんざいさんと、途中参加の秋山さんが加わっている。
奥様は、新富町の超人気ワイン居酒屋「ポンデュガール・エクスプレス」出身のため、店のスタイルも(有)リヨンブルー系と同様、安くて美味しいワインがたくさん揃えられている。

ブルチャーク_店内グラスワインは、スパークリング1種、白ワイン2種、赤ワイン3種の6種類で、大体500円前後。ボトルは約70種類あり、2千円台から3千円台が中心で、高いものでも4千円台だ。価格がボトルに直接書かれているのも、リヨンブルー流。
フランス、イタリアから新世界物まで幅広く揃えられているが、自然派ワインにこだわっているらしい。

料理は、季節の自家製ピクルス(480円)、田舎っぺパテ(680円)、鶏肉とホタテのあつあつパイシチュー(850円)、自家製ソーセージ(980円)、肉屋さんの前菜盛合せ(1,280円)、サルシッチャ肉と栗のポルチーニリゾット(1,400円)、骨付きポークの香草グリル(1,600円)、牛肉のジューシーハンバーグ フォアグラのせ(1,680円)…など。中心価格帯は1,000円~1,300円くらいで、少しだがパスタもある。
どれもボリュームたっぷりで、味も予想以上。普通の感覚で注文してしまうと食べきれなくなってしまうかもしれない。

最近人気のある「ガブ飲みワインの店」も、埼玉ではまだ少ないこともあって、郊外にも関わらず客足は絶えない。訪れる際は、事前に予約を入れた方が無難だ。
隔月くらいのペースで、日曜の午後に庭でワインの試飲即売会を催している。次回は、6月10日(日)の予定だ。こうしたイベントや季節メニュー、休日などは、お店のホームページで確認できる。
なお、残念ながら、今のところクレジットカードは使えない。

→BURCAK