今回は、連休明けに入って来た、お酒にまつわるニュース
を3本お伝えしようと思う。
・170年前のビール
を再現?
・16年ぶりに日本酒
の出荷量が増加!
・世界一高価なワイン
の騒動記
…単なる偶然だが、いずれも醸造酒が主役だ。

・170年前のビール

・16年ぶりに日本酒

・世界一高価なワイン

…単なる偶然だが、いずれも醸造酒が主役だ。
●170年前のビールを再現?
2010年7月13日、バルト海
の底55メートルに沈んでいた難破船をダイバーが発見した。1840年代にフランスからロシアに向かっていた船
と推測され、その中から当時醸造されたシャンパン145本やビール
などが回収された。
水温約4度で日光の入らない船内は、完璧な保存環境だったようで、発見直後にシャンパンを開けて飲んだというダイバーは、「最高の味」だったと伝えている。
このうちの1本は、同年10月に世界最古の飲用可能なシャンパンとして競売に掛けられ、シャンパンとしては史上最高値となる43,630ドル
で落札された。
今月10日、フィンランドの研究チームが、この時に回収されたビール瓶の中から、生きている乳酸菌の一種を確認したと発表。これにより、170年前のビールを再現できる可能性があるという。
研究チームは、「われわれが実施した化学分析に加えてビール醸造者の助けを借りれば、可能な限り似せたビールを作ることは可能」だとしている。
果たして170年前のビールは、シャンパン同様おいしいだろうか?
●16年ぶりに日本酒の出荷量が増加!
日本酒造組合中央会がまとめた平成23年度(平成23年4月~平成24年3月)の清酒課税移出数量は、60万1807キロリットルで、前年度比1.2%の増加
となった。
減少の一途をたどっていた清酒
の出荷量が前年を上回ったのは16年ぶり。日本酒好きには嬉しいニュース
だが、実はあまり手放しで喜ぶことはできない。
と言うのも、増加の主要因は、東日本大震災で被災
した酒蔵を支援する「東北のお酒フェア」といった企画が全国で数多く実施されたことにある。つまり、きわめて特殊な事情があったわけで、今後も増加傾向が続くかどうかはまったくの未知数なのだ。
できれば、これをきっかけに日本酒の美味しさ
が広まって、出荷増加が継続することを、ぜひ期待したい!
●世界一高価なワインの騒動記
1985年、ロンドンのクリスティーズで、1本のワイン
が15万6,450ドルという世界最高値
で落札された。ワイン通としても有名だった米国のトーマス・ジェファーソン大統領が所有していたとされる、1787年のシャトー・ラフィット・ロートシルトで、通称「ジェファーソン・ボトル」と呼ばれている。
世界の注目を集めたこのワインに、やがてニセモノ説が浮上
する。
ボトルは、有名コレクターのハーディ・ローデンストック氏がパリで発見したとされていたが、その真偽がどうも怪しい。
購入者であるフロリダの実業家・ビル・コック氏は、財力にモノを言わせて物理学者や元FBI捜査官を雇い、ボトルの科学的な分析や出所の調査に乗り出すのだが…。
1本のワインをめぐって欲望がうずまく人間模様とミステリーが展開、その顛末は
「世界一高いワイン『ジェファーソン・ボトル』の酔えない事情」という本にまとめられ、日本でも早川書房から出版されている。
現在、アメリカでこの本の映画化
が進められている。プロデューサーはウィル・スミスで、主演はブラッド・ピットだというから、ヒットの可能性も大きい。
年内の公開を目指しているとのことなので、はるかに安いワインを飲みながら、日本での公開を待つとしよう!
2010年7月13日、バルト海



水温約4度で日光の入らない船内は、完璧な保存環境だったようで、発見直後にシャンパンを開けて飲んだというダイバーは、「最高の味」だったと伝えている。
このうちの1本は、同年10月に世界最古の飲用可能なシャンパンとして競売に掛けられ、シャンパンとしては史上最高値となる43,630ドル

今月10日、フィンランドの研究チームが、この時に回収されたビール瓶の中から、生きている乳酸菌の一種を確認したと発表。これにより、170年前のビールを再現できる可能性があるという。
研究チームは、「われわれが実施した化学分析に加えてビール醸造者の助けを借りれば、可能な限り似せたビールを作ることは可能」だとしている。
果たして170年前のビールは、シャンパン同様おいしいだろうか?

●16年ぶりに日本酒の出荷量が増加!
日本酒造組合中央会がまとめた平成23年度(平成23年4月~平成24年3月)の清酒課税移出数量は、60万1807キロリットルで、前年度比1.2%の増加

減少の一途をたどっていた清酒


と言うのも、増加の主要因は、東日本大震災で被災

できれば、これをきっかけに日本酒の美味しさ


●世界一高価なワインの騒動記
1985年、ロンドンのクリスティーズで、1本のワイン


世界の注目を集めたこのワインに、やがてニセモノ説が浮上

ボトルは、有名コレクターのハーディ・ローデンストック氏がパリで発見したとされていたが、その真偽がどうも怪しい。
購入者であるフロリダの実業家・ビル・コック氏は、財力にモノを言わせて物理学者や元FBI捜査官を雇い、ボトルの科学的な分析や出所の調査に乗り出すのだが…。
1本のワインをめぐって欲望がうずまく人間模様とミステリーが展開、その顛末は

現在、アメリカでこの本の映画化

年内の公開を目指しているとのことなので、はるかに安いワインを飲みながら、日本での公開を待つとしよう!

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