ワイン屋_外観最近、「ガブ飲みワインの店」がずいぶん増えてきて、ワインの消費拡大に一役買っているようだ。「ガブ飲み」とは言え、普通の居酒屋に比べると少し高めなことが多いが、中には居酒屋と変わらないほど安い店もある。
西新宿の路地裏にある「ワイン屋」は、オーストラリアとニュージーランドのワインに的を絞り、居酒屋価格でワインを楽しめるという人気店だ。

場所は、青梅街道の新都心歩道橋を河合塾側へ渡り、街道沿いに120mほど歩いたお寺の角を右折すると、住友不動産ビル(33階建)のすぐ裏にある。地下鉄からなら、新宿駅「B18」出口(小田急ハルク口)から出ると近い。

写真は、まだ寒さが残る日だったのでガラス戸が閉まっているが、暖かい季節は前面が開け放たれ、オープンカフェのような雰囲気になる。
経営元は、オーストラリアとニュージーランドのワインを専門に輸入している(株)ゴーディアンワインズ。ワインの直輸入から販売までを手掛ける企業として創業したが、2006年に小売りとバールを兼ねたこの店をオープンした。
酒類の販売免許があるため、小売り価格のわずか600円増しという格安価格でボトルを提供してくれるのが、最大の魅力だ。気に入ったものがあれば、購入することもできる。
オーストラリアもニュージーランドも、近年ワインの品質が急上昇しているので、試してみて損はないはずだ。

ワイン屋_店内店内は、入って左手がスタッフのいるカウンターで、右手の壁際がワインラックと客席カウンターになっている。中央のフロアにはテーブルや樽が4卓あって、それらを囲むようにスツールが置かれている。カウンター内や壁の黒板に、おすすめメニューが描かれているが、添えられたイラストの出来栄えもお見事だ。

店のスタッフは、店長の青野修平さんをはじめ男性ばかり3人ほど。ワインも料理も、時季によって品揃えが入れ替えられるようなので、その場で相談しながら決めるのがいいだろう。ここでは、訪れた日の情報をご紹介する。

グラスワインは、スパークリングワインが赤・白各580円、白ワインが480円~760円まで4種類、赤ワインが440円~690円まで5種類、合計11種類が用意されていた。これだけでも十分楽しめると思うが、ボトルがともかく安い店なので、それを頼まない手はない。

白・赤ともに15種類ずつのボトルがあり、オーストラリア産の「ワイン屋オリジナル」が最も安い1,880円で、白はシャルドネ、赤はシラーズがある。これ以外のボトルも2,180円~3,980円までで、ほとんどが2千円台という手頃さだ。
スパークリングワインにも「ワイン屋オリジナル」があって、こちらは2,250円。ほかのスパークリングワインは、白4種類、赤2種類が用意されており、価格は2,400円~3,900円だった。
ちょっと珍しいところでは、オーストラリア産のロゼ(2,800円)や貴腐ワイン(極甘口・3,400円)まで置いてあって、さすが専門店と思わせる。

ワインに使われているブドウの品種も意外に幅広い。オーストラリアの顔とも言えるシラーズや、ニュージーランドで評価の高いソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワールはもちろん、シャルドネ、リースリング、ピノグリ、セミヨン、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、プチヴェルド…と、フランス系品種がきっちり押さえられている

ワイン屋_店内全景料理は、セロリのピクルス(390円)、マッシュルームのじゅうじゅう炒め(480円)、トリッパ(580円)、ズッキーニのオーブン焼き(680円)、ハモン・セラーノ(780円)、トマトクリームソースのパスタ(980円)、グリエールチーズといろいろきのこのドリア(1,080円)…など、ワインに合うものが20~30種類。野菜料理、魚料理、肉料理、おつまみ、チーズと、こちらもバランス良く揃えられている。

駅から通りを隔てた路地裏ながら、女性はもちろん男性も気軽に寄れる店として店は盛況だ。人気を受けて、今年2月には銀座にも出店した。
欠点は、勘定が15,000円以上にならないとクレジットカードを使えない点。とはいえ、それだけ利益を削っていると言われれば、文句は言い難い

個人的には、以前ご紹介した銘酒居酒屋「兼ネル」がほんの2~3軒先にあるため、ついついハシゴしてしまうのも困った点だと感じている…

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