新橋3丁目の柳通り界隈は、80m四方ほどの一角にたくさんの個性的な小規模店舗が軒を連ねている。これまでにも、新ばし もと宇木央大露路…など、魅力的な店をいくつも紹介した。
最近はワイン居酒屋が増えているようだが、今回は日本酒好きが足繁く通う和酒BAR「uonoyaを紹介しよう。

場所は、新橋駅の烏森口を出て、烏森通りを直進、ケンタッキーの交差点を過ぎたら1つ目の路地を左に入って、3つ目の角の左側だ。
全体がガラス張りなので、入口が少し分かりにくいが、「OPEN」という札が掛かっている所が入口。
uonoya_外観この店は、新橋を中心に13店舗の和風居酒屋を展開する(株)ヴァティーサービスが、2011年5月16日にオープンした和酒バー。地下には姉妹店の海鮮居酒屋「魚の家(うおのや)」があり、料理はこちらから運ばれて来る。店長は両店を兼務している池田さんだ。

もともと2009年夏に、個室風居酒屋として地下の「魚の家」をオープンし、吟味された日本酒のラインナップで人気を博していたのだが、更に日本酒に特化した店をやりたいという池田店長の思いから、1階に和酒BARをオープンしたのだ。スタッフはバイトの男性との2名体制。
お酒も地下と共通しているものが多いので、用途によって1階と使い分けるのがいいだろう。落ち着いて飲みたいなら地下、より日本酒の世界に浸りたいなら1階だ。

地下の「魚の家」は、テーブルが隣と仕切られている個室風で、52席とこの界隈では広い方だが、平日でも予約で満席になるほど人気だ。日本酒は、1杯160mlで、お燗は2杯から。

銘柄は日替わりだが、例を挙げると、東力士・極一滴雫酒(きわみいってきしずくざけ)純米吟醸生(900円)、今錦「おたまじゃくし」特別純米生(930円)、万齢・超辛口特別純米(880円)、風の森・笊籬採り(いかきとり)純米生(850円)、武勇・辛口純米(850円)、宗玄・辛口純米(850円)、こなき純米・超辛口(730円)、百楽門・超辛口本醸造(700円)、刈穂・超辛口山廃純米(750円)、白露垂珠・ミラクル77(700円)、喜久酔・辛口本醸造(700円)、蓬莱泉・霞月(かすみづき)辛口純米(700円)、鳥海山・純米吟醸生(850円)など、通を小躍りさせるようなお酒が揃っている。
ほかに、而今、黒龍、獺祭、鍋島、蓬莱泉、山間…といった銘柄もちょこちょこ顔を見せ、日本酒好きにとってはテーマパークさながらだ。

uonoya_店内1階のBARは、5席のカウンターと、6人用、2人用、4人用のテーブルが各1卓ずつ。4人用のテーブルは冷蔵庫の裏になるため、呼び鈴が置かれている。
こちらでは1杯が100mlなので、価格は1杯550~900円くらい。3銘柄をおまかせで飲み比べできるセット(1,200円)もある。銘柄は頻繁に入れ替えられるが、店のブログで新入荷のお酒が紹介されている。
日本酒の陰に隠れているが、十数種類の焼酎や梅酒(各500円~)も、こだわりは半端ではなく、こちらも侮れない。特に芋焼酎「海わり」や、麦焼酎の「舞香」が人気のようだ。

池田店長は、各地の蔵にもよく足を運んでおり、地元でしか流通していないようなお酒も手に入れてくれるため、常連にはかなりディープな日本酒マニアもいる。その一方、好みを伝えれば的確にオススメの銘柄を選んでくれるので、お酒に詳しくない女性でも1人で気軽に寄れるのが魅力だ。

料理は、「魚の家」という名前通り魚が主力。本日のおすすめ刺身(504円~)、旬の焼き魚(577円~)、旬の一夜干し(577円~)、マグロのカマ塩焼き(819円)、イイダコの唐揚げ(661円)、特撰お造り盛合せ(1,754円~)、旬魚の炊き込み土鍋ご飯(945円~)…など、手頃な値段から楽しめる。お刺身に、本山葵とおろし金が付いてくるのも嬉しい。

魚以外にも、日南鶏を使った岩塩炭火焼き(1枚787円)、鶏皮ポン酢(504円)、軟骨唐揚げ(556円)や、クリームチーズ西京味噌漬け、牛すじ煮込み、とろ~り角煮、手作り出汁巻き玉子、ポテトフライ、特大さつま揚げ、ゴボウの唐揚げ…など、酒に合いそうな一品料理(490円~)が揃っている。

銘柄は頻繁に入れ替わるため、週に数回通う常連も珍しくない。日本酒にうるさい人ほど虜になってしまいそうな店だ。

→新橋 和酒bar uonoya BLOG