呑者家_看板新宿で朝までやっている居酒屋は珍しくないかもしれないが、手頃な値段で美味しい日本酒と肴が豊富に揃っている店となると、そう多くはない。

新宿3丁目にある「呑者家」は、使い勝手の良さで30年以上も人気の居酒屋だ。新宿に4店あって、スタイルは共通しているが、今回は「末広通り店」をご紹介しよう。
呑者家_入口場所は、伊勢丹本館の交差点から新宿通り沿いに四谷方面へ進み、1つ目の角を左折して約60mほどの左側にある寄席、「末広亭」の右隣の2階。地下鉄「新宿三丁目」駅のC3出口を出れば、50mもないくらいだ。
メニュー・ボードが置かれたビル入口から階段を昇って店に入ると、右奥へとフロアが広がっている。テーブルは10卓ほどあり、カウンター席はない。総席数は65席。

テーブルは両端も含め6人で囲む形式で、2~3人の場合は半分ずつの相席になるのが普通。一応テーブルの真ん中にメニューや調味料が置かれているので、これが境界代わりだ。
奥の壁には影絵風のディスプレイがあったり、照明は八角形のペンダント型だったりで、どことなく大正ロマン風レトロさを感じるインテリア。壁には日替わりメニューの黒板やポスターがあちこちに貼られている。

日本酒は、誠鏡(473円)、黒龍(525円)、黒牛(630円)、飛露喜・無濾過生(683円)…など10種類以上がメニューにあるが、それ以外に5種類くらいが日替わりで黒板に書き出される。訪れた日には、店主が蔵まで行って搾って来たという「喜正」などがあった。
お酒はグラスの下の升に溢れさせて入れてくれるので、量は1合以上はありそう。3種類の日替わり地酒を少しずつ楽しめる「きき酒セット」(650円)もある。

焼酎も420円~525円まで約10種類あり、ワインはボトル2,980円均一。白ワインが3種類、赤ワインが5種類で、フランス、イタリア、ポルトガル、チリから、安くてもそれなりに美味しいものがセレクトされている。自分のようなフルボディの赤好きなら、ローヌの「エリタージュ」がおすすめだ。

呑者家_店内料理のメニューは200種類と豊富で、手造りのオリジナル料理が人気。
350円(税込368円)メニュー」として、ピータン、げそ天ぷら、絹厚揚げ、ちくわカレー天、赤ウインナー、おから、生のり酢、きゅうりぬか漬け、豚足醤油煮、ハムエッグがあったが、これも日によって入れ替わりがあるようだ。

ほかの日替わりメニューには、ぼんじり(1本158円)、新玉ネギ梅和え(368円)、レバカツ(473円)、ベーコンステーキ(473円)、しらすいり玉子(473円)、塩やきそば(525円)、ラーメン屋さんの自家製チャーシュー(525円)、フランスパンチーズ焼(525円)、たこ焼玉子(525円)、あつあつ明太豆腐(578円)、白子天ぷら(630円)、新竹の子刺(630円)、かにみそピザ(630円)、かきとほうれん草のグラタン(630円)、生ホルモンねぎ塩焼(630円)、揚げたてカツサンド(630円)、春野菜の天ぷら(683円)、さんま寿司(735円)…等々がラインナップされていた。

クーポンを利用すると、飲み放題付きコースが3,500円になるというから、宴会も安上がりにできそう
客層は幅広く、学生から年配のサラリーマン、女性も多い。ただ、全面喫煙可なので、タバコが苦手という人には向かないかもしれない。

「本店」と「銅羅(どら)」店も近くのビルの地下にあり、本店は末広通り店よりやや狭いが、銅羅店は100名収容できる。西口のルミネを出てすぐの場所にも、小さいながら雰囲気のいい「西口店」がある。
大衆居酒屋に近いノリの店だが、内装も悪くないし、お酒も料理も安くて旨いものが揃っている。営業時間も含めて、店選びに困ったらココ、と頼りにできる、使い勝手のいい居酒屋だ。

→ぐるなび:呑者家 末広通り店