醸蔵_看板このブログでは、既にご紹介した店の姉妹店は、なるべく採り上げないようにしているのだが…そんな配慮を吹き飛ばしてくれるのが、金原3兄弟の店だ。
今回は、次男の金原伸行さんの経営するノヴェロフーズサービスの3店目、「地酒喝采 醸蔵(かもぞう)」を紹介したい。「かも」は、実際にはサンズイが付いた造語が使われている。

場所は、JR飯田橋駅から神楽坂上の交差点まで歩いて大久保通りを渡り、「タイヨウ時計店」の左隣のビル2階。
飯田橋駅から歩くと約400m、東西線・神楽坂駅の1番出口(神楽坂)からだと約250m、大江戸線・牛込神楽坂のA3番出口からは道路を渡って約60mほどだ。
歩道に面して下げられている、店名の書かれた一升瓶型の提灯が目印になる。
醸蔵_入口2階に上がってガラスの扉を開くと、中は細長い木製カウンターが奥へと続く。カウンターの椅子は全部つながったベンチ式だ。壁には、全国の蔵から寄せられた色紙がびっしり貼られていて、キャッチフレーズの「日本酒愛」が伊達ではないことを感じさせてくれる。店の奥に進むと、左側にテーブル席が広がっており、右側が厨房とトイレ。席数はカウンターとテーブルを合わせて46席だ。

開店は、2010年5月31日。多くが利き酒師の資格を持つというフロア・スタッフは、各地の酒蔵の袢纏を羽織った男女4人ほど。ミャンマーから来たスタッフもいるが、日本語も日本酒も熟知していることに驚かされるはずだ。

カウンターの中には大きな日本酒の冷蔵庫が置かれていて、右から左まで約200本の一升瓶が並べられている。調理は奥の厨房で行っているため、カウンターは飲み物のサーブ専用のようだ。
日本酒が0.7合から注文できたり、頼まなくても水を用意してくれたりするのは、姉妹店と同様。0.7合で380円~680円くらいが中心だが、プレミアム物や限定品もたくさんある。

黒龍(300円)、手取川(380円)、くどき上手(390円)、大七(460円)、田酒(470円)、飛露喜(480円)…といった有名どころはもちろん、風の森・純米しぼりたて(420円)、宝剣・しぼりたて純米(450円)、三井の寿・純米「ネーベ」(480円)、刈穂・しぼりたて純米番外品(520円)、風が吹く・純吟(550円)、船中八策・しぼりたて純米(550円)、寫樂・純吟「ささめゆき」(560円)、村祐・亀口取り純米大吟醸(620円)、阿部勘・純吟しぼりたて(620円)、幻舞「Mari」大吟醸(620円)…など、通向きの品も豊富にラインナップされていて、その数は優に160種類

滅多に実物を見ない日本酒の最高峰・黒龍「石田屋」「二左衛門」も、ちゃんと在庫があるのは偉いが、価格は0.7合で3,000円!(これはさすがに高すぎる…。)
大吟醸や生酒も含め、全てお燗に対応してくれる(ミニかんすけで提供)。

醸蔵_店内日本酒が凄すぎるのだが、焼酎は晴耕雨読、佐藤の白・黒・麦、兼八、中々、鳥飼、朝日…など平凡な品揃え。梅や桃など各種の果実酒もあって、いずれも550円からだ。
サワー類(480円~550円)や、山崎10年、イチローズモルトなどの和ウィスキー(580円~)も揃っている。

料理は、ふろふき大根(480円)、鮭のハラス焼(580円)、名物・大きなだし巻き玉子(580円)、カニみそクリームチーズ(600円)、紅藤鶏の白レバ刺(680円)、鮪のユッケ風(780円)、霜降り馬刺とこおね盛り(1,580円)…など、酒に合う珍味や料理が堪能できて、味と値段のバランスもいい。プレミアム酒に手を出さなければ、通常1人5千円以内で納まるレベルだろう。(ただしサービス料5%と消費税5%が付くようだ。)

スタッフにお酒のことを尋ねれば、打てば響くような回答が返って来る。日本酒好きなら頬がゆるみっぱなしになるような店だ。
なお、ここの系列店として、酒菜家野崎酒店もご紹介している。

→ぐるなび:かもぞう