上野~御徒町にかけては、居酒屋が山ほどあるし、魚を売りにした店にも事欠かない。ただ、手頃な店は大箱が多く、活気があるのはいいが落ち着いて飲めないタイプが多い気がする

それでも中心となる上野2丁目仲町通りから少しはずれると、けっこう落ち着いて飲める店がある手頃な価格ながら、じっくり美味しい魚とお酒が楽しめる店のひとつが、「食彩や 魚太郎」だ。
魚太郎_外観場所は、JR御徒町駅の南口から右側に出て、「ネットジャパン」の前の道を右方向へ進み、高架に沿って秋葉原方面へ約100m。「文蔵」のちょっと先の左側地下にある。店先の白い提灯が目印だ。

格子のガラス戸を開けて入ると、右側にカギ型をした9席のカウンターがあり、左側に4人掛けテーブルが2卓。奥の座敷には座卓が6卓あって、24人までの宴会に対応する。

店を切り盛りしているのは、年配のご夫婦。
日本酒は多少の入れ替わりはあるが、現在は13種類ほどあり、臨時に入荷する銘柄もあるようだ。
お酒はグラスから溢れさせ、下の1合升のすり切りいっぱいまで入れてくれる。

銘柄は、八海山・本醸造(750円)、一ノ蔵・無鑑査 本醸造 辛口(700円)、桃川・純米(750円)、浦霞・特別純米(830円)、尾瀬の雪どけ・純米吟醸(830円)、越乃景虎・純米(780円)、上善如水・純米吟醸(830円)、山古志・棚田米仕込み特別純米(790円)、菊水・純米(750円)、真澄・純米吟醸 辛口生一本(780円)、御前酒「9(NINE)」菩提もと純米(790円)、東鶴・特別純米(790円)、桃川・にごり酒(700円)。
燗酒は、残念ながら桃川に限られている。

メジャー銘柄中心の品揃えだが、御前酒「9(NINE)」などが入荷しているところに、名前だけのセレクトではないことを感じさせる。
「9(NINE)」は、岡山県の女性杜氏・辻麻衣子さんを中心とした9人の若い蔵人が、同世代の若い飲み手に愛される酒を目指して造った進取のお酒だ。「菩提モト」というのは、室町時代初期頃に考案された日本酒造りの方法で、現存する最古の製法と言ってもいいだろう。そんな古式製法にチャレンジしながら、キレと旨みのある味と、お洒落なボトルデザインで、現代風に仕上げられた日本酒だ。

魚太郎_店内焼酎・泡盛も16種類あって各450~480円、すべてボトルキープもできる。(2,850円~3,150円・期間は3ヶ月)
芋焼酎は、黒 伊佐錦、黒 霧島、桜島、龍雲、七夕、さつま白波。・黒、、さつまの海。麦焼酎は、黒麦 田苑、赤 閻魔・長期熟成、黒 閻魔・黒麹仕込、やき麦。・薫味仕込み。黒糖焼酎は、喜界島、由羅王。泡盛は、残波、久米仙「び」3年古酒、瑞泉 青龍・古酒がある。

店名から分かるように、料理の売り物は魚で、刺身は毎日10種以上が揃う。
訪ねた日のおすすめは、釣り太刀魚の炙り(750円)、活〆ひらめ(780円)、活〆まこがれい(750円)、活〆真鯛(750円)、ほっき貝(720円)、活〆平すずき(750円)、まぐろ赤身(720円)、真あじ一夜干し(590円)、寒さば七味焼(530円)、特製茶碗蒸し(550円)、自家製の厚焼玉子(630円)、塩牛もつ煮込(530円)、野菜天ぷら(680円)、じゃこ奴(530円)…など。
お造りの盛り合わせは3種(1,550円)、4種(1,950円)、5種(2,550円)…という設定だが、カウンターの1名様に限り、やや少なく盛って2割引き程度で提供してもらえるサービスがある。

毎週水曜~土曜まで、週4日も日替わりサービスデーがあるのも見逃せない。水曜は刺身が全品480円、木曜は焼酎が全品380円、金曜は地酒が全品590円、土曜日は全ドリンクが1割引きになる!

→Alike.jp:食彩や 魚太郎