昔から珍しい料理に興味をそそられる性分だ。ゲテモノはさすがに腰が引けるが、ワニやダチョウくらいは試さずにいられない。素材に限らず調理法でも、初めて聞くものに食指を動かされることが多い。

そんな自分が、「串カツでも串揚げでもなく、串天」と聞いて食べに出掛けたのが、武蔵浦和の「串天 さいか」だ。
串天さいか_外観場所は、武蔵浦和駅の改札を出て東口に降り、左方向へ進む。駅1階にある「マルエツ」の前を通って、武蔵野線の高架下の路地を右に曲がると、左側3軒目くらいにある。駅から歩いて2分程度と近い。

中に入ると、手前にテーブル席、奥に座敷席があり、それぞれテーブルが6~8卓ずつ並んでいる。席は54席と十分なようだが、平日でもピーク時には満席になる。店のスタッフは若い男女が3名くらいずつおり、なかなか活気がある。

人気のワケは、やっぱりここでしか食べられない「串天」の魅力だろう。
野菜を中心に、肉や魚介類などを串に刺し、薄い衣で揚げてある。さっぱりサクサクした食感で、サイズも小振りなため、女性でも2人いれば、スナック感覚で全種類を平らげることができそうだ。

種類は、ししとう(100円)、玉ネギ、レンコン、なす、かぼちゃ(以上120円)、プチトマト、しいたけ、えりんぎ、きす、ちくわ、イカゲソ、うずらの卵、チョリソー(以上150円)、ホタテ、つくね、ささみチーズ、ささみ梅しそ、豚バラ(以上180円)、アスパラベーコン、モッツァレラトマト、肉詰めピーマン、アボカド&チーズ、エビ(以上200円)、コーチン&深谷ねぎ(250円)の24種類。

おまかせ6本(880円)、おまかせ10本(1,080円)、全種盛り(3,500円)といったセットがあって、初めての人はこれで好みの串を見つけるというのがセオリーだ。
調味料として、特製ソース、昆布塩、カレー塩の3種類が付いてくる。素材との相性があるので、どの串にどの調味料が合うか、あれこれ試してみるのも楽しい。

串天以外の肴も豊富で、パリパリ明太子チーズ、茶豆、おしんこ盛り、オニオンスライス、たたき梅しそ胡瓜、冷しトマト、塩ダレキャベツ、チャンジャは、「とりあえず」の380円メニュー。
チーズ盛り合わせ、ごぼうの唐揚げ、鶏唐、手羽先甘唐揚げ…など480円メニューも豊富。

ほかにも、銀ダラ西京焼き(780円)、エビとアボガドの生春巻(580円)、角切りベーコンとじゃがいもの炒め物(580円)刺身3種盛り(880円~)…など、珍味から〆の一品まで、一通りの居酒屋メニューは押さえてある。

串天さいか_店内日本酒(1合)は、櫻正宗「焼稀(やきまれ)」純米(500円)、同「辛口本醸造(500円)、同「朱稀(しゅまれ)」本醸造(550円)、飯能の地酒「天覧山」純米吟醸(600円)…など、マイナー銘柄が多いものの、コストパフォーマンスの高いものを置いてあるので普段飲みには充分。
焼酎も、からり芋、虎徹、天魔の雫、北薩摩、加江田(以上500円)、赤兎馬(600円)、魔王(800円)、村正(500円)、鳥飼(600円)と、なかなかの精鋭ぶりだ。

ビールのメニューも他店とは一味違う。生ビールがヱビス(500円)というのも嬉しいが、ひとくち生(150円)や、特大(900円)といったユニークなサイズが用意されている。サッポロ「プレミアムアルコールフリー」(480円)は時代の流れだろうが、 瓶ビールのサッポロラガービール〈赤星〉には感心するし(中瓶550円)、川越が誇るCOEDOビールの「瑠璃」(650円)、「伽羅」(650円)、「紅赤」(680円)が勢揃いしているのも注目に値する。

ビールへの力の入れ具合を見ると、やはり串天にはビールが合うというということかもしれない。確かにさっぱり軽い食感とは言え、一応は油モノだから納得はできる。日本酒は串天以外の料理の方が合いそうだ。

飲み放題を含む各種コースも3千円台とお手頃。界隈のリピーターをしっかり取り込んでいる繁盛店だ。

→livedoor グルメ:串天 さいか