醇_入口このブログで「和酒バー」や「日本酒バー」をいくつも紹介して来たが、それらはバーと言ってもやはり和風テイストを感じさせる店だった。

ところが、まるっきり正統派バーの内装でありながら日本酒専門という、ミスマッチ感覚の店がある。神田の「和酒BAR&DINING (じゅん)」という店がそれだ。

場所は、神田駅南口から東京駅方面に線路沿いを150mほど進み、神田ステーションホテル手前の角を左に入った右側のビル2階。

階段の踊り場には一升瓶が並べられているし、入口脇にも銘酒のラベルがたくさん貼られているのだが、奥まった木製のドアはまさにBAR。
扉を開けると、小さいながら英国調の内装の落ち着いたバーが現れる。カギ型のカウンターは7席、それを囲むように4人用テーブルが5卓ある。BGMはモダンジャズ。
店のスタッフは3人で、カウンター内のマスターがお酒を、奥の男性が料理を担当し、女性がサービスを担当しているようだ。

醇_店内どう見ても本格バーといった雰囲気なのだが、メニューを開くと日本酒の銘柄と説明が書かれた紙がびっしりと並べられている。銘柄は常に入れ替わるため、なくなったものから差し替えられるようにしてあるのだ。とは言え、ラベルのデザインや味わいなどがきれいに印字されたPCプリントになっている。

常備してある主力銘柄は、雁木、貴、杉勇。この3つに関しては、たいてい各2種類以上が用意されている。それ以外の銘柄も含め、品揃えは25種類くらい。
グラスはSが半合(90ml)、その倍額のMが1合(180ml)という2サイズを選べる。Sの場合は400~500円程度で、意外にお手頃な価格帯だ。それでいてお酒の質は高いので、美味しいお酒を少しずつ色々と飲んでみたい人には打ってつけと言えそう
利き酒師のマスターが選ぶ利き酒セット(45ml×3種類)も、950円で試せる。

チャージは1人1,000円。これで5種類の前菜小鉢が付く。(夜9時以降は600円で3品となる。)簡単なお総菜っぽいものが中心だが、この店は「BAR&DINING」とある通り、料理にも手抜きが無い。名物のおでんやお蕎麦はもちろん、ちょっとした肴(350円~)でも丁寧に造られた美味しいものが多い。その点、雰囲気に惑わされず、1軒目として使っても十分に楽しめるはずだ。もちろんコース料理(3,500円・4,600円)もある。

ビール、焼酎、リキュール、ワインなども少しずつだが用意されている。また、毎月異なる蔵元を招いて「蔵元を囲む会」も催しており、こうした情報は店のホームページで確認できる。

英国風バーで飲む日本酒と和食。大勢で騒ぐ店ではないが、大人が2~4人でゆっくり楽しむなら、そんな夜も面白そうだ。

→和酒BAR&DINING 醇