世間は、いまだ女子サッカーのワールドカップ優勝の余韻が覚めやらぬ感じだが…。彼女たちが決勝進出を決めた頃、一足先に「世界大会初優勝」の栄誉を手にした日本人がいる。渋谷のセルリアンタワー東急ホテル40階にあるバーベロビスト」に勤務する大竹学さんだ。
彼が日本人として初優勝したのは、「ディアジオ ワールドクラス 2011」という大会だ。
この大会は、毎年ヨーロッパやアジアなど、世界各国の大会で優勝したバーテンダー数十人が集まり、その年の「バーテンダー世界一」を競う、世界有数のカクテル・コンペティション。世界的にバーの価値向上をめざすという、大きな意義を掲げて開催されている。

選考では、カクテルの味はもちろん、知識や技術、サービス、創造性、プレゼンテーション力など幅広い能力が試され、挑戦者は総合的なバーテンダースキルが問われる。
大会自体は2009年からと新しいコンペであるものの、毎年着実に参加者は増加しており、今年は世界34カ国から12,000人以上が参加したらしい。

大竹さんは、第1回から国内大会のファイナリストに毎年名を連ねていた実力者だ。3回目となった今年は、先月の日本大会で300人以上の応募者の中から念願のチャンピオンに輝き、世界大会への出場権を獲得した。

世界大会は、7月11日〜14日までインドのニューデリーで開催され、各国で優勝した精鋭バーテンダー34名が世界一の座を賭けて競い合った。大竹さんは日本のバーテンダーらしいきれいな仕事ぶり、繊細さ、高い創造性、そして心温まるサービスが特に評価されて見事優勝。日本人の緻密さとサービスレベルの高さを世界中にアピールした。

ちなみに、昨年のギリシャ大会優勝者はロンドンのバーテンダーで、一昨年のロンドン大会優勝者はギリシャ人のバーテンダーだった。その伝でいくと、もし来年の世界大会が日本で開催されることになったら、インド人のバーテンダーに注目が集まりそうだ

なでしこジャパンもそうだが、世界大会で日本人が初優勝するというのは、かなりの快挙だと思う。腕に覚えのあるプロばかり1万人以上が競う大会の頂点ともなれば尚更だ。
しばらくセルリアンタワー東急ホテルのバーは、世界一のカクテルを味わおうとする客で、大盛況となるに違いない。

→キリン:ワールドクラス カクテルコンペティション

→セルリアンタワー東急ホテル タワーズバー ベロビスト