昔から、日本酒と魚料理は黄金の組み合わせだ。日本にこの2つがある限り、老後を海外で過ごすという夢は諦めざるを得ない。
料理屋や居酒屋でも、この2つに力を入れている店はとても多い。だが、恵比寿の「魚BAR 一歩」ほど、これに特化した居酒屋も珍しいのではないだろうか。

店の場所は、恵比寿の東口側。駅前の少し先にある「恵比寿駅東口」交差点から、「みずほ銀行」の右側の路地を入って約150mほど歩いた右側2階だ。
一歩_外観階段を昇ると、窓から店内が見渡せる。入ると、10席ほどあるL字型の長い木製カウンターが左右に延びており、左奥に4人用テーブルが2卓、右奥の窓際に4人用の小上がりが1つある。

オーナーが脱サラして、自分の好きな日本酒と魚をメインとした店を開店したのが7年ほど前。現在のスタッフは30歳前後の男性3人だが、お酒や魚についてしっかり勉強しているようだ。

お通し(500円)は小鉢2つが出て来るので、これだけで1合くらい飲めてしまうかも。一昨日は、ひじきの煮物と茄子の煮浸しが出て来た。

日本酒は50種類以上揃っており、純米か純米吟醸がほとんど。無濾過生原酒といったタイプもよく目につく。
1杯の量は小(120ml)と大(180ml)とが選べ、小が400~740円、大が600~1,110円くらいの価格帯だ。一升瓶から、ぐい飲みにすりきり一杯注いでくれる。小サイズでも燗つけ可能。(電子レンジだけど…。)
銘柄は、なくなったものから随時入れ替わる形式だ。

一昨日あった銘柄は、陸奥八仙、まんさくの花、白瀑、新政、雪の芽舎、飛良泉、くどき上手、ばくれん、楯野川、出羽桜、十四代、一ノ蔵、浦霞、日高見、墨廼江、飛露喜、あぶくま、鶴齢、村祐、浅間山、姿、大那、松の寿、熟露枯(うろこ)、神亀、花陽浴(はなあび)、福祝、1787(いなはな)、相模灘、英君、天領の瀧、開運、醸し人九平次、奥、銀盤、真名鶴、常山、越前岬、房島屋、玉川、大正の瀧、龍勢、誠鏡、南、亀泉、獺祭、貴、天吹…等々、いずれ劣らぬ銘酒ばかり

一歩_店内料理は日替わりで、メニューには調理法別に書かれている。「刺」は10種類ほどで各750~1,000円。「焼」や「煮」は550~1,500円、「蒸」が750~1,900円、「揚」が600~850円。その他、海草サラダ(650円)、もずく酢(450円)、鯵のなめろう(950円)、海鮮ユッケ丼(950円)…など、60種類以上の魚料理が味わえる。

専門店だけあってどの料理も定評があるが、特になめろうは人気がある。刺盛りも お得な値段なので(3点=1,000円、5点=1,700円)、多くの人が注文するようだ。
魚以外の料理は、杏仁豆腐(350円)、漬物盛り合わせ(550円)、鶏唐揚げ(650円)、富士宮焼きそば(700円)、冷汁(850円)の5品くらいで、あとは全て魚料理のオンパレード。自分のような魚好きにはこたえられない

その日のメニューは、階段の下にも掲げられているので、どんな魚が入荷しているか、入る前に確かめることができる。
営業時間が午前3時まで、おまけに無休というところも有り難い。

→ぐるなび:魚BAR 一歩