美味しい日本酒を安く飲める店と言うと、立ち飲みかそれに近いスタイルの店がほとんどだ。
だが、見落としがちなのは、お店のサービスデー。土曜の「新ばし もと」や、月曜の「銀の海」のように、特定の日だけ日本酒半額といったサービスをやってくれる店がたまにある。

今回ご紹介するのは、毎月第1・第3月曜日に日本酒と焼酎を半額で提供してくれる居酒屋、「上野市場・本店」だ。
上野市場_外観場所は、上野駅から中央通りをアブアブ方面に進み、右側の2丁目仲町通りを入って左側3本目の路地(鬼太郎寿しの手前)を曲がると、次の左角にある。

店は収容170人と、かなり広い。大きな水槽の脇の引戸を開けると、店内にも水槽が置かれている。左手にカウンター、右手のフロア中央には大きなテーブルがあり、その周囲に4人用のテーブルがぐるりと配置されている。更にこのフロアの奥には、宴会用の座敷が左右に並んでいるという構成だ。

もともと大衆居酒屋なので、普通の日でも値段は高くない。料理には「339円メニュー」が10品もあるし、宴会も2時間飲み放題付きで3,980円から用意されている。
日本酒はメニューに16種類ほど書かれているが、訪れた日は本醸造酒の「雪の松島」(740円)と、純米酒の「美少年」(610円)が品切れだったので、14種類だった。

銘柄は、本醸造酒が出羽鶴・がんこおやじ(580円)、大山・超辛口酒(630円)、久保田・千寿(740円)、八海山(720円)の4種。
純米酒が、男山・生もと純米(610円)、一の蔵(680円)、司牡丹・辛口(680円)、じょっぱり(680円)、南部美人(720円)、酒呑童子・京女(740円)の6種。
純米吟醸酒は、真澄・辛口生一本(680円)と、出羽桜・桜花吟醸(720円)の2種。
吟醸酒が白瀧・上善如水(680円)、純米大吟醸酒が銀盤・播州50(720円)というラインナップだ。

上野市場_店内上記は1合の価格だが、いずれも3合で注文すると更に割引になる。
1合の場合、お酒はガラス製で半透明の徳利と、透明のグラスで提供される。

焼酎も20種類以上揃っていて、価格は天使の誘惑(880円)、魔王(880円)、百年の孤独(980円)といったプレミアム銘柄を除くと、440円~490円。
焼酎も半額になるが、「一部を除く」とあるのは、おそらくこれらのプレミアム物ではないかと思う。それにしても、大変お得なことは間違いない。いくら月に2日だけとは言え、これだけの地酒が290円~370円、焼酎が220円~245円で飲める居酒屋は、ちょっとないだろう。

料理のメニューも豊富で、価格も手頃だが、まあ一般的な大衆居酒屋レベルと思っておけば間違いない。
店が広い分、にぎやかでもあるので(なんせ「市場」だ)、じっくり話し込みたいような時には向いていない。気の置けない友人や同僚と、気楽に飲みたい時に行く店だと思う。

スタッフにはアジア系の人もいて、注文が通じにくいこともあるが、まあご愛敬だろう。
近くに姉妹店「上野市場・御徒町店」と「上野市場・宴」があるが、ぐるなびで見た限りでは、半額サービスの案内が書かれていたのは本店だけだった。
ただし、3店とも10%引きのクーポンが掲載されている。(半額サービスの日は使えない。)

→ぐるなび:上野市場 本店