六本木と言うと、どうしても「オシャレだが高い」店ばかりという印象がある。
もちろん、手頃な飲み屋もあるのだが、せっかくの六本木で大衆居酒屋というのも、ちょっと残念だ。
そんな時、そこそこオシャレっぽさも感じさせながら、それほど高くない店があると、使えるはず。
例えば、この「さかなのさけ」だ。

場所は、六本木交差点から高速に沿って赤坂方面へ進み、3つめの角を曲がった右側の1階。六本木と言っても、最近話題のエリアとは逆方向の、渋いエリアだ。

店は、入口両側の上下から格子が伸びる印象的な外観で、モダンな和風デザイン。間口は狭いが、「ちょっと気になる店」としての存在感は十分だ。
店内は、15席のカウンターと、2人掛けの小さなテーブルが1つ。カウンターがそのまま店の外まで飛び出していたり、何気に斬新なインテリアだ。

店を切り盛りしているのは、ご主人の田中秀嗣さんと、奥様のえっちゃん。元々は大阪南船場で17年間営業していた店で、お客に関西出身者も多い。2004年11月に六本木に移って来たそうだ。
ご主人は、『ちゃらんぽらん男、居酒屋をつくる』という本も書いている。

食事もお酒も、その日によって変わるが、どれもハズレなし
料理は和食をベースにした無国籍風。鯵の和風マリネ、甘鯛と春雨のベトナム風蒸し物、名古屋コーチン、自家製ひろうす・・・など。特に品揃えが多いわけではないが、バラエティ豊かで不満は感じない。味のレベルは高く、特に関西人なら必ず満足できると思う。600円~900円あたりが多く、一番高い「ヒラメの薄造り」あたりで1,600円だった。デザート(アイスクリーム、生チョコ)もある。

ビールはヱビスの生中(600円)、小ビン(400円)、中ビン(600円)。
焼酎は、芋・麦・黒糖がすべて600円~。
日本酒は、いわゆる有名銘柄はほとんどない。知る人ぞ知る銘酒を常に何種類か揃えており、お客の要望に応じた銘柄をチョイスしてもらえる。通好みの品揃えが、日本酒好きにはたまらない。
種類も多すぎないのが、逆に迷わなくいい。自分は、この店で初めて岩手の「酉与右衛門」(「酉与」は、実は1字)を飲ませてもらった。
価格は、純米・本醸造酒が60mlで600円~、100mlで500円~。吟醸酒だと、60mlで700円~、100mlで1000円~だ。

近くに通っていた昨年まで、自分が六本木で一番気に入っていたのがこの店だ。
たまにすいていることもあるが、混んでいることの方が多いので、できれば予約してから訪れた方がいい。

●さかなのさけ(livedoorグルメの紹介ページ)
http://tokyo.gourmet.livedoor.com/restaurant/info/17616.html