高くて旨い店は当たり前、安くて旨い店こそが、本当の「いい店」・・・と思っている人も多いが、厳密には「安くて旨い店」というのは存在しない。あるのは、「安さの割に、旨い店」だ。
今日紹介するのは、「すご~く安い割に、旨い店」、新橋の立ち飲み屋「串揚げ屋 三」だ。

場所は、JR新橋駅の銀座口を出て、通りを銀座側に渡ったガードの真下。焼肉「羅生門」の隣にある小さい店だ。
カウンター4人+小さなテーブルが3卓だけの、小さな立ち飲み屋なので、いつも満杯に近い。
サービス担当が愛想のいい女性のせいか、女性のお客さんもちらほら。調理担当は、粋な兄さんが2人。

串揚げは1本95円~315円だが、ほとんどは105円~158円で食べられる。やはり野菜は安めで、魚貝、肉などは高めの設定だ。キャベツは、たぶん食べ放題。
普通の串揚げのみならず、メンチカツ、カニクリームコロッケ、シューマイ、たこ焼き、つくね、カキフライ(冬季)、チヂミ、根しょうが、チーズ、おもち、枝豆・・・といったメニューもあって、かなり多彩。揚げ物の可能性を広げている感じだ。

調味料も、あらかじめ用意されるのは関西風のあっさりソースだが、そのほかにも様々な調味料・薬味類が揃えられている。普通の塩、ハーブ塩、抹茶塩、胡椒、柚子胡椒、シークヮーサー胡椒、ポン酢、レモン汁、七味唐辛子、マヨネーズ、ピリ辛マヨネーズ、ケチャップ・・・など、その数15種類以上!色々な組み合わせを試しているだけでも飽きない。

飲み物は、生ビール(一番搾り)399円、日本酒(残念ながら普通酒のみ。お燗も可。)と焼酎(芋・麦)は各315円、ほかにサワー類(一番高いもので420円)や梅酒、ワインもあって、こっちも結構多彩だ。

店の小さなルールとして、「ソースの2度漬け」と「テーブルの移動」は禁止。
屋台並の小さい店ながら、店の奥にトイレもある。
カウンター内に小さなTVが置いてあるが、ガード下と言う事情もあり、映りはあまり良くないようだ。

串揚げもソースもしつこくないし、どれも(値段の割に)美味しいので、どんどん入ってしまいそう。昨夜は、カキフライ、豚カツ、うずら、タマネギ、メンチカツ、シューマイ、ニンニク、ハムカツの8串を平らげ、生ビール、日本酒、シーハイ(シークヮーサーハイ)、焼酎お湯割りの4杯を呑んで、3千円少々だった。
これは、多分この店としては豪華コース。軽く呑んでた隣のお客さんなどは、お勘定「980円」と言われ、驚いていた。

本来、串揚げは大して好きな方ではないのに、昨日の今日でもう食べたくなっているのが不思議。(結局、2日後に再訪。その時は同僚と2人で5,540円だった。)食べてる時は感じなかったが、意外と癖になる味なのかも。

ちなみに店名は、「看板を置く場所もないんで、ただの“串揚げ屋さん”でいい」という意味だとか。これまた意外とお茶目な店である。

●串揚げ屋 三
17:00~24:00、土・日・祝休み