※「頑固親父」は、どうやら閉店してしまったようです・・・残念。

銘柄を数多く揃えている銘酒居酒屋は多いが、たぶん、数はこの店が日本一だと思う。駒込の駅から程近い「頑固親父」だ。

場所は、駒込駅北口から本郷通りを右(旧古河庭園方面)に進み、約100m左側の地下。駅前から看板が見えるくらいの距離だ。

店内は、古木材を使った民家風の内装で、入って左手が堀コタツ式の座敷、右がテーブル席となっている。席数は105席とけっこう広い。田舎の観光地にある居酒屋といった雰囲気で、まあ、見かけは何の変哲もない店だ。

しかし、ここに置いてある日本酒の銘柄は700種類。
数が多けりゃいいってもんじゃない、とは分かっているが・・・ここまで多いとそんな言葉も出なくなる。
まるで、漫画「あぶさん」に登場する「酒の店」みたいだが、決定的に違うのは、ここでは11台の大きな業務用冷蔵庫で全てのお酒が管理されていることだ。

メニューに700種類の名前が書き並べられていたら、普通の人は引いてしまうだろう。ここでは約120銘柄だけが記載されている。その他の銘柄は、すべて店主である三井さんの頭の中に入っているのだ。
三井さんは、お客の酒の好みを聞くと、迷わず瞬時に最適の1本を選び出してくれる。その技は、もはや名人芸だ。

ちなみにこのご主人、相撲取りかと見紛うばかりの体格で、かなり個性的。
お酒に対する愛情と知識は生半可ではなく、飲みながらお酒の話を聞いていると、面白いことこの上ない。
この店に来てから日本酒好きになった人は後を絶たず、中にはそれが高じてお店を開いてしまった人もいるほどだ。(実は、そんな人の店に通っていて、この店を教えられた。)

メニューには「日本酒1杯100ml」と書かれているが、注いでくれる量はずっと多そうだ。
実は焼酎も70種あり、外国産ビールも豊富に揃えられている。
お通しを始めとする料理もどれも美味しい。

日本酒1杯800~1,300円くらいと、少々割高なのが残念。お酒の勉強(または話の種)に行くのはいいのだが、通いつめるのはチョッと辛いかな・・・。

●頑固親父
http://www.netlaputa.ne.jp/~help/gannkooyaji.htm