ちょうど半年前に開店した地元の居酒屋「ふくまる」は、地酒と焼酎が充実していて、店の姿勢にも好感を持っている。
場所は、東大宮駅の西口駅前通りを直進し、東大宮コミュニティセンターの交差点手前の左側。魚介系スープのラーメンが美味しい「浜とし」の隣だ。

入口の左側には小さな杉玉が下げられている。
店に入ると、右側がレジで、左側には焼酎の瓶が並ぶ。その裏が小上がりになっているのだが、座敷と言ってもいい広さがあり、宴会におすすめのスペースだ。
奥に進むと、右手がカウンターで左手がテーブル席。木造りで温かみがある和風ダイニングといった感じだ。

店のスタッフは店長を含め男性も女性も若く、新進のラーメン屋にも似た活気がある。
若いとは言え、店の方向性をしっかり打ち出していて、未熟さはほとんど感じさせない。客層も、老若男女とけっこう幅広い。
メニューに「日本酒はぬる燗がおすすめ!」と書かれており、燗上がりする渋い銘柄がピックアップされている。福島を中心とした東北から北陸の蔵元がほとんどで、現在以下の11銘柄がメニューに載っている。(価格は半合の場合)

福島の「会津流」特別純米(430円)、「京の華」山廃仕込(380円)、「飛露喜」特別純米生詰(420円)、「大七」純米生もと(400円)。
青森の「豊杯・ん」(300円)、山形の「くどき上手・ばくれん」(360円)、新潟の「鶴の友」(300円)
これ以降は4合瓶としての価格なので、宴会向けという位置付けだが、半合や1合でも注文できる。
新潟の「久保田・百寿」(3,000円)、「八海山」(3,150円)。福岡の「繁枡」吟醸(4,500円)、そして地元・埼玉の「神亀」(4,500円)。

手頃な価格で提供できる本物の酒を、できる限り選ぼうとしているのが分かる。
メニュー以外にも、いい酒が随時数種類入荷しているので、好きな人は尋ねてみるといい。
この週末には、赤丸急上昇中の銘柄、三重の「而今」五百万石が入荷しており、「さすが」と感心させられた。

焼酎は、日本酒より更に多くの銘柄が揃えられており、総じてお酒のメニューは豊富だ。
肴も手頃な価格で、多彩に用意されている。
刺身は、鰤、鰹、平目、アオリ烏賊、真鯛、金目鯛、北海蛸(※先週末の場合)の中から好きなものを自分で選ぶ。値段は2品で800円、3品で950円、5品で1,350円、7品(全部)で1,750円だ。
ほかの肴も、ほとんど500円前後で注文できる。安めのものだと、米茄子(350円)や縞ほっけ(450円)あたり、高いものでも、上モツの味噌煮込み(700円)や角煮(880円)くらいまでだ。
最近ランチも始めたので、昼に味見するというのもいいかもしれない。

たまに店を臨時休業して、美味で知られる都内の日本料理店スタッフ全員で出掛けることもあるという。
こういう店とじっくり付き合っていくのも、酒飲みの醍醐味の一つかもしれない。

●Yahoo!グルメ/ふくまる
http://gourmet.yahoo.co.jp/0007198771/0010850347/ktop/