クリスマス直前の週末。
普段は日本酒党の人でも、今日くらいはワインでも飲もうか…と思う日だろう。

しかし、考えてみれば、今夜から3日間はワインを飲ませるようなレストランが1年で最も混雑する日だ。厨房は戦争。フロアも戦争。「クリスマス特別メニュー」などと称して、料理の種類を制限している店も多い。しかも価格は明らかに割高。
言ってしまえば、1年で最も完成度の低い料理を、最も高い価格でいただくことになる可能性が、非常に高い日ではなかろうか

こんな日こそ、むしろワインより日本酒という選択肢もアリだと思う。少なくとも、洋食系よりは和食系の方がマシなはずだ。
さすがに普通の居酒屋というのも気が引けるので、今回はデートにも十分使える、渋谷のオシャレな日本酒の店を紹介しよう。

場所は、ハチ公前の交差点、「TSUTAYA」の入っているQ-FRONTビルの8階にある「ぷん楽」だ。まさに駅前。

店は基本的には和風だが、カップルシートなどはかなりオシャレだし、渋谷の夜景が楽しめるテーブルもあって、女性受けしそうだ。
4年ほど前に改装したが、オープン当初はオシャレすぎて敬遠されるほどだった。特に、ズラリと並んだ1升瓶を、あれほど美しくライトアップしたディスプレイは、なかなか見たことがなかった。

置いてあるお酒も、なかなかのもの。黒龍・本醸造(630円)、浦霞・純米吟醸(682円)、くどき上手・ばくれん(735円 )、銀盤・純米吟醸 (787円 )、田酒・特別純米 (800円)、十四代(950円)、八海山・純米吟醸(1,050円) 、久保田・萬寿(2,310円)、…など、スタンダードな銘柄が中心ではあるが、上質な銘柄を揃えている。立地を考えれば価格も納得できる範囲だ。
利き酒日本酒三点セット(1,050円)といった、地酒好きには嬉しいメニューもある。

ただし、時季によって切らしているものもあるので、銘柄目当てに行くなら、前もって確認しておきたい。

一方、焼酎もかなり揃っている。ひとり歩き、 薩摩乃薫純黒、たなばた6年古酒、山吹きの里、一人蔵、神座、櫻井、中々、武者返し、くじら、佐藤・白、黒…と、この辺が 500円~600円台。
鳥飼(735円)はさておき、 伊佐美、村尾(各840円)、さらに百年の孤独(1,050円)といった逸品は、最近の焼酎ブームの中では良心的な価格だろう。

もちろん、ビール、カクテル、サワーなども色々揃っている。
ワインも赤白各種取り揃えているが(ハウスワイン800円~)、こちらは手頃なものが中心。まだまだ若者主体の渋谷というエリアを考えれば、やむを得ないかもしれない。

料理も、酒肴からお鍋まで色々揃っている。味も悪くないが、特に盛り付けがキレイなものが多く、こちらも女性に受けそう。
さまざまな広さの個室もあるので、宴会にも向いている。

この店は、日曜も含めてビュッフェ・ランチもやっており、大人980円、子供500円で、十数種類のお惣菜やサラダ・カレー等が食べ放題だ。こちらもコストパフォーマンスが高いと評判。まずはランチで偵察というのも、いい手だと思う。

ぷん楽