今日は大晦日なので、素直に蕎麦屋を紹介する。ここ20年ほど、自分が毎年大晦日を過ごしている店だ。
さいたま周辺の店が続いて恐縮だが、年末年始休暇中のため、ご容赦あれ…。

店は上尾市のさいたま市寄り、「上尾水上公園」の前にある「そば処 巴屋」。
国道17号線の愛宕交差点から水上公園方面に曲がって、1つ目の信号を越えたすぐ左側になる。
店の前に4台程度の車が停められるが、隣の駐車場も使えるので、かなりの台数まで駐車可能。
天保時代の旧家を移築した店舗は、そこだけぽっかり残された異空間のようだ。

店に入ると、そこは火鉢が置かれた土間。自然木から切り出した、厚さ15cmもあろうかという天板のテーブルが5卓。その奥が調理場になっている。土間の右側の座敷には、靴を脱いで上がる。座敷は、大広間と二間の和室がぶち抜きで使用されており、こちらにも分厚い天板の座卓が並んでいる。

テーブルや座卓は、いずれも8人座れる長さ。座敷には、火をくべられた囲炉裏や火鉢があり、床の間には掛け軸や置物も並ぶ。壁の柱時計も現役だ。

蕎麦の種類は多く、うどんもある。冷たいものは、せいろ(470円)、ざる(620円)、天ざる(1,450円)…など。温かいものは、たぬき(550円)、にしんそば(850円)、天ぷら(1,100)…など。正統派手打ち蕎麦屋の品揃えを網羅した上で、クリームうどん(950円)などの創作メニューも意外な美味なのだ。セットメニューも多く、最高級の刺身・うなぎ・天ぷらなどと蕎麦がセットになった巴御膳(駄洒落?)は3,000円。

日本酒は普通酒(400円)もあるが、地酒の越乃寒梅(1,000円)、雪中梅(500円)、峰乃白梅(500円)の三梅が手頃な価格で楽しめる。その他では、ビール(600円)、酎ハイ、そば焼酎のそば湯割(400円)など。

肴も、冷や奴(150円)、お新香(250円)、枝豆(350円)、おでん、味噌田楽(各400円)、もつ煮込み、まぐろ納豆(各500円)…など、多彩に揃っており、今や珍しくなった蕎麦寿司もある。ただし、ラストオーダーは20時頃なので、軽く飲む店と心得た方がいい。

田舎のない自分にとって、ささやかな田舎気分を味あわせてくれる、味のある店。
巴屋は春日部店もあり、こちらも民家を移築した同様の造りとなっている。

とくだね館/そば処 巴屋