東上野にあった銘酒居酒屋「」が、2008年7月15日、千駄木に移転!
2004年11月に湯島で店をオープンさせて以来、1箇所で丸2年過ごすことなく上野→千駄木と移転することになった。これもひとえに、徐々に人気が出てきて、店にお客が入りきらなくなってのことだろう。

めでたいことではあるのだが、記事が古くなってしまった点は、なにとぞご容赦いただきたい。 以下、写真も記事も上野当時の記事になるが、中身の変化はさほどないものと思っている。

「月」はご夫婦で営む銘酒居酒屋で、ご主人の水守隆さんが料理を、奥様のさつきさんがサービスを担当している。
店内は木を多用した和風居酒屋だが、目を引くのはあちこちに飾られたお宝だ。
多いのは酒蔵の半纏や前掛け、手拭いなどで、壁中に飾られている。酒蔵でよく見かける「和醸良酒」(良い酒は和をもって醸す)の書も、いい味わいだ。
入口の上には、山廃の神様・農口尚彦杜氏の色紙と、天下一とも評される波瀬正吉杜氏の色紙、更に日本酒漫画家・高瀬斉氏の色紙が飾られている。能登四天王と呼ばれる杜氏の内のお二人を訪ねているのも、各地の蔵を回っているさつきさんならではだろう。

日本酒や焼酎のラインナップは、お店のホームページに詳しく掲載されている。
日本酒で特に力を入れている銘柄は、雪の芽舎、而今、開運、梵の4銘柄で、すべて特別純米や純米大吟醸など、4~6種ずつ揃えてある。いずれも、これまでに蔵元を囲む会を店で催した銘柄だ。この店では、頻繁にこうしたイベントを催している。

価格も、手頃なものからやや高価なものまで幅広い。
日本酒は、小グラス(60ml)、グラス(120ml)、カラフェ(180ml)の3サイズがある。安い銘柄だと小グラスの設定はない。高いお酒をより手軽な価格から楽しめるのが、小グラスなのだ。
ただし、燗酒の場合は、1合での提供が基本。
お燗は温度メーター付のミニ燗すけで提供される。好みの温度になったのを確かめて引き揚げられるので、これはなかなか便利だ。

焼酎も非常に充実しており、90種類以上が揃う。さつきさんは、きき酒師焼酎アドバイザー両方の資格を持っているだけあって、両者とも充実した品揃えだ。ビールも、ベルギービールが5種類ほど揃っており、手抜かりは無い。

残念だったのは、客が多くなってくると手が回らなくなる場合があることだ。自分が訪れたのも、金曜日でほぼ満席というタイミング。お通しが出てくるまで20分は、ちと長かった(その間に1杯目は空…)。

サービスが悪いわけではなく、例えば閉店の12時を過ぎてもお客がいる限り店を閉めないし、おまけにランチもやっているから、相当な働き者ではなくては務まらないはずだ。(ランチは月・火・木・金の11時半~13時半で、お酒もOK。)

また、料理担当のたかさんも、さつきさんも、英語が堪能という話なので、外国の友人に日本酒の旨さを教えるにもいい店だと思う。実際、たまに外国人のお客さんも訪れるそうだ。

定休日は不定期なので、これも店のホームページで確認した方がいい。ホームページは、ケータイ用もある。

月(PCサイト)
月(ケータイサイト)