渋谷で日本酒が充実している店は、駅から少々距離のある店が多い。12月に紹介した「ぷん楽」は数少ない例外の1つだが、もう1店、目立たない立地ながら「五代目 涎屋(よだれや)」も駅から近い。

場所は、マークシティーのすぐ横。駅からEASTモールに沿って東急プラザ側を上って行き、WESTモールに差し掛かるあたりの、すぐ左側にある飲食店ビル1階だ。ビルの奥なので、ちょっと分かりにくいかもしれない。

色々なお酒のラベルがびっしりと貼られた入口から、期待させられる。
店内は和風で、靴を脱いで上がる。(靴は脱いだままでOK。)奥に進むと、右手に掘りごたつ式の2人用テーブルが3つ、4人用が1つ。左手にカウンター、それらの更に奥に2人用テーブルが3、4席ある。
面白いのは、階段下の納戸のような小部屋。3人がやっとという狭さだが、隠れ家のようで楽しい。

昔の箪笥のような調度品が置いてあったりして、レトロな雰囲気で大人もくつろげる。(ただし、テーブルの間隔は狭い。)店のスタッフは若い男性数人だが、感じはいい。

日本酒は20種~50種くらいあるらしい。飛露喜・特別純米(880円)、鍋島・純米吟醸(880円)、雨後の月・純米吟醸(880円)、十四代(880円)、黒帯(冷520円/燗950円)、開運・純米ひやおろし(880円)、木火土金水・純米吟醸(880円)、斬九郎・特別純米(750円)、浪乃音・純米大吟醸(1,200円)…など。3種類の銘柄が飲める利酒セット(1,000円)もある。

昨晩は、店で1年寝かせた而今の五百万石などもあった。特に力を入れているのは、鍋島と浪乃音だそうだ。
ただし、店に日本酒のメニューはない。常時入れ替わるからなのだが、銘柄で選びたい自分のようなタイプには少々不便だ。店のスタッフに好みの味や銘柄を伝えると、合いそうなものを見繕ってくれる。幸い、フロアの中央に日本酒庫があるので、そこを覗いて注文するという手もある。

焼酎やワインも揃えられており、こちらはちゃんとメニューもある。芋焼酎の夢尽蔵(700円)や、黒糖焼酎の松村健郎(600円)など、見かけることの少ない銘柄も並んでいた。ビールはキリン。

料理も幅広いが、人気があるのは新鮮な魚貝類と、各種の串焼き
関鯖、関鯵、水タコ、鮪、なめた鰈 、銀鰈、黒ソイ活け〆桶盛り…など、お酒に良く合う素材をよく集めている。酒盗だけでも、真烏賊の白子、鮪、塩辛、鰈縁側の葉山葵和えと4種類。
あん肝がバターソテーなのには驚いた(830円) が、これはこれでなかなか旨い。
豆乳あいすぷりん(500円)といったデザートもある。

宴会は、2,600円~4,500円までで、2,100円追加すると、地酒や焼酎も含めた飲み放題になる。

欠点は、たまに炉端焼きの煙が立ち込めること。カウンターの近くは要注意だ。

昨日は平日にもかかわらず、7時過ぎにはほぼ満席。さほど広くないとは言え、なかなかの人気だ。
なお、本店は調布で、府中にも姉妹店がある。

→炉端 五代目 よだれ屋 渋谷
http://www.yodareya.com/sibuya.html