最近のダンスミュージックで、「UKガラージ」と呼ばれるジャンルが注目を集めているのをご存知だろうか。
ハウスのビートに歌を乗せたニューヨークの「USガラージ」が、90年代半ばのロンドンで2ステップやR&B、HIP-HOP、レゲエ…などとミックスされたものが「UKガラージ」だ。

中核をなす「2ステップ」は、ロンドンのクラブシーンから生まれたハウスミュージックの一種。1小節の1拍目と3拍目が強調されたリズムから「2ステップ」と呼ばれるようになった。音のタイミングがフレーズによって微妙にズレるような、独特のサウンドが特徴だ。
その斬新な手法が注目され、日本でもm-flo(come again)、CHEMISTRY(FLOATIN')、平井堅 (KISS OF LIFE) 、Crystal Kay(Boyfriend -part.2-)…などが曲に取り入れている。

そんな中、本場イギリスで「キングオブ・2ステップ」の異名をとるのが、クレイグ・デイヴィッドだ。
クレイグ・デイヴィッドは、1981年5月5日生まれの26歳。イギリス南部のハンプシャー州(ロンドンの南西)にあるサウサンプトンの出身だ。
父親は、カリブ海に浮かぶ英連邦の島国・グレナダ出身、母親はユダヤ系イギリス人という血筋のため、褐色の肌を持つ。

父親もレゲエバンドでベースを弾いていたそうだから、音楽好きは筋金入りだ。14歳の頃から地元のクラブで、MCやDJとして活躍していたらしい。
同じクラブにいたマーク・ヒルと知り合い、彼の曲のヴォーカルを担当したのが転機となった。その曲「Re-Rewind」はたちまち話題をさらい、1999年12月11付の全英シングルチャートで、初登場2位を獲得してしまったのだ。
翌2000年4月5日、「フィル・ミー・イン」が同じく全英シングル・チャートで1位に輝き、18歳で一躍注目のアーティストに躍り出る。

同年にファースト・アルバム「ボーン・トゥ・ドゥ・イット」を発表すると、世界的な大ヒットを記録。ダンサブルでありながらクールで洗練されたサウンド、ちょっと不良っぽさも漂わせた都会的なルックス。女性はもちろん、クラブシーンを愛する男性たちまでの心をつかんでしまったのだ。

02年には、スティングとのコラボレーション・シングル「ライズ&フォール」(スティングの「シェイプ・オブ・マイ・ハート」のサンプリング)を納めたセカンド・アルバム、「スリッカー・ザン・ユア・アヴェレージ」が、これまた大ヒット。

その後、レーベルをワーナー・ミュージックUKに移籍すると、3rdアルバム「ザ・ストーリー・ゴーズ…」をリリース。2ステップからR&B/SOULへと歩みを進めた。
翌2006年4月には来日し、東京と大阪での公演を成功させる。
そして昨年11月に、2年振りとなる4作目のアルバム「TRUST ME/トラスト・ミー」 をリリースした。

自分は、このアルバム2曲目の「6 Of 1 Thing」を偶然FMで聴き、すぐにアルバムを検索
正直、男性アーティストのCDを買うことは少ないのだが、珍しく即購入してしまった。
ほぼ全曲の作曲にクレイグ自身が関わっているということだが、そのカッコよくてセクシーな曲は、ノリも抜群。
ビールやライトなカクテル片手に盛り上がるには、最高のアーティストの1人だろう。

→Craig David's official website (英文)
http://www.craigdavid.com/