一般的には知られていない店でも、超人気店というのは存在する。その最右翼とも言えるのが、代々木の「煮込みや なりた」だろう。「煮込みや」と称しているが、実態はボリュームたっぷりのフレンチが楽しめるワインバーだ。

場所は、JR代々木の東口を出て、サンクスに向かって左へ進み、最初の路地を右に入ると、1つ目の角にある。「煮」の文字をデザインしたマークが目印。裏道ではあるが、駅のすぐ近くだ。

元は駅の反対側の代々木会館にあった店で、その当時は店の広さは2坪しかなかったらしい。その名の通り、煮込みが売り物だったのだが、狂牛病騒動と、店主である成田英壽さんのワイン好きが高じて、今や立派な酔いどれビストロに変貌した。
現在の場所に移転したのは、2006年2月21日だ。

ほとんどカウンターだけの店だが、テラス風の屋外にテーブルが2~3卓あり、ビニールのシートをめくってテーブルの間を通ると、店に入れる。
8席ほどのカウンターの奥に、2人用のテーブルと2人用のカウンターが1つずつあるが、それでも20人がやっとだろう。

この店にメニューは一切なく、黒板にその日書かれた20品ほどの料理がすべて。
ドリンクは、ビールかワインのみ。1人ボトル半分程度のワインが飲めないと、入店できないという店だ。(グループの中の1人でも飲めないと×)飲ん兵衛に特化した店はいくつかあるが、ここまで徹底しているのは珍しい。

ワインはフランス産中心で、ボトル2千円台~5千円くらいまで。種類は限られているので、シャンパンか、白か、赤かを伝え、好みの味があればリクエストすると、合いそうなボトルを何本か持ってきてもらえる。

メインは、やはり煮込み系が多いが、牛、羊、鴨、ウサギ…など、多彩な素材が登場する。
価格は1,300~1,800円くらい。美味しくて、驚くほどボリュームがあるため、これは格安
前菜の、キャベツのクミン風味(300円)、エスカルゴ(700円)、砂肝のサラダ(1,000円)は定番だ。
料理は成田さんが1人で作っているので、時間がかかることも多い。早めにできる前菜は必ず注文しておきたい。

安くて、うまくて、ボリューム満点ということで、店は連日満員。
来た客が次の予約をして帰ることも多いため、予約を取ること自体が一苦労だ。
電話予約は1週間以内しか受け付けてもらえないので、7日前の午前0時を過ぎてすぐ予約するのがコツ。自分も、そうやって予約を取った。

ちなみに、この店の常連客はナリタリアンと呼ばれているそうだ。
これ以上店を広めると彼らに怒られそうなので、とりあえず参照WEBは掲載しないでおく。行きたい人は、自力で調べてトライしてみて!