6月19日にご紹介した「ねこ屋」の1階に、「SO.BAR Sakuma」という蕎麦屋がある。昼は蕎麦屋、夜はBARという店だが、日本酒の品揃えは2階とタメを張るレベルを持っている。

場所は、聖路加病院手前の「ぎょれん」ビル向かい。詳しい地図は「ねこ屋」のホームページを参考にするのが早い。
黒塗りの小さなビルの1階で、見かけはスタイリッシュなBARにしか見えない。
店は面積12坪で、厨房を除くと8坪という小ささ。立ち食い蕎麦屋並の広さしかなく、実際当初は立ち食いで考えていたらしい。

営業中は、店の表の椅子に、一部のメニューを書いた黒板が載せられている。
中に入るとすぐ右側に券売機があり、昼はここで食券を買って食べる。
奥に向かって左右に1枚板のカウンターがあるが、左側は厨房がある関係から5~6席ほど、右側は壁沿いに8席くらいのスツールが置かれている。
左側のカウンターの向かいはボトル棚になっており、左に洋酒が、右に日本酒と焼酎がびっしり並べられている。

蕎麦のメニューは、暖かいそばが「のりそば」750円、「きつねそば」700円、冷たい蕎麦は「季節のそば(今は、しめじととろろ)」800円、「大根そば」750円、「鶏そば」800円、「豚そば」800円、「もりそば」600円。
ランチタイムは、揚げ玉、温泉玉子、ごはん無料だ(いずれもなくなり次第終了)。

この店の蕎麦は色の濃い田舎蕎麦で、ともかく量が多い。優に2人前かそれ以上あるだろう。このボリュームといい、胡麻や海苔の多さ、揚げ玉・玉子無料…といったあたりは「minatoya」(07/3/6紹介)に良く似ている。

店主の佐久間泰二さんは、脱サラしてこの店を開業した。少し前に腕を痛めてしまったそうで、今は火曜と水曜の夜にだけ手打ち蕎麦を出し、ほかの日は製麺所に頼んでいるそうだ。

は、店内の照明はかなり暗くなり、すっかりBARモードとなる。
日本酒は2階同様、純米か純米吟醸しかない。「それ以外じゃお金取れませんから」と、嬉しい台詞を吐いてくれる。
小皿の載せた小グラスに注いでくれ、量は溢れた分も含めて約6勺といったところ。

現在の定番銘柄は、岩の井・純米原酒(650円)、浪乃音・純米大吟醸渡船(700円)、黒牛・純米無濾過生(600円)、出羽桜・純米吟醸(600円)、雁木・純米生原酒(550円)、辧天娘・純米(550円)、上喜元・純米(550円)。
昨晩の臨時銘柄は、天吹・純米吟醸美山錦生(650円)、澤の花・純米(550円)、千代むすび・じゅんから純米(600円)、楯野川・中取り純米出羽燦々(600円)。

焼酎の品揃えもなかなか面白い。価格は400円からで、源、刻の一滴、問わず語らず名も無き焼酎、べいすん、寿百歳、豪放磊落、ネリヤカナヤ、彌生、つくし、佐蔵…などがある。「百年の孤独」もあったが、これはさすがに1,600円だそうだ。
洋酒もあるが、蕎麦ということもあって明らかに日本酒・焼酎が中心。

肴は、カウンターの黒板に書かれている。プチ山かけ(400円)、かにみそチーズトースト(600円)、パリジャンポテトのアンチョビバター(650円)、カマンベールのまるごとソテー(900円)、みそマグアボクリチーノ(900円)…など、一番高いものでも900円だった。
もちろん、蕎麦もつまみにでき、量を少なくしてもらうことも可能だ。

夜は常連さんが多いようだが、肴も酒も600円前後で楽しめる点や、気軽にふらっと寄れる手軽さがなかなかいい。
営業時間は、昼が11:30~14:00(月~金)、夜が17:00~22:00(火~金)で、土・日・祝日はお休み。