このブログでご紹介する店は、けっこう片寄っている。とりあげるのは居酒屋やBARがほとんどで、それもお酒の品揃えが充実している店が中心だ。
どんな有名店でも、日本酒の銘柄が1つしかないようだと、紹介する可能性はかなり低くなる。神楽坂の「伊勢藤」や、湯島の「シンスケ」といった、至高の居酒屋がいまだ登場しないのはそのためだ。(「伊勢藤」は白鷹、「シンスケ」は両関しかない。)

また、「焼鳥」や「モツ」系の店も、これまで1度も登場していない。これは、鶏肉や内臓料理があまり得意じゃないという個人的な理由だ。(鮟肝やフォアグラ、トリッパ、レバーペーストは好きだが。)

逆に、居酒屋でもBARでもないのに登場する店もある。多くはおいしい和食店や洋食レストランだが、蕎麦屋・カレー屋も含まれている。
蕎麦はともかく、カレーはお酒との関連性が薄い。それがなぜ登場するのかと言うと…実は、二日酔いの日にとる昼食に、カレーが多いのだ。

二日酔いの日は、そもそもあまり食欲がない。そんな時でも食べられるのが、カレー。あのスパイスの香りが食欲を刺激し、ヘコたれている内臓に活を入れてくれるような気がするのだ。

どうせ行くのなら、やはり美味しいカレー屋がいい
幸いカレーの店は多いので、美味しそうな店にはあちこち行ってみることにしている。
これまでも、築地の「中栄」(07/3/22)、「Cali Cari」(07/4/11)、西新橋の「カフェ☆ドゥ・ミル・ドゥ(現在は、高円寺「ヴェルトワール」)」(07/4/27)、「Nagafuchi」(08/3/27)、新橋の「The KARI」(08/3/27)、目黒の「めぐろ三ツ星食堂」(08/8/22) …などの店を紹介したが、今回は銀座周辺で1日20食以下の限定カレーランチを提供している3店を、3日連続でご紹介したい。
まずは、1日限定20食の「バルテリア Curva」。

場所は、有楽町駅の国際フォーラム口を出て、お堀方面に直進した右側にある帝国劇場の地下飲食店街「クニギワ」の一角。地下鉄・有楽町駅からだと、D1出口が直結している。

この店はダイニングバーなので、造りもそれっぽい。S字に曲線を描いたカウンターや、背の高いテーブルなどが配されている。
カウンターの端にシガーが置かれていたので、シガーバーでもあるようだが、雰囲気はカジュアル。
ここには昼でも夜でも食べられる定番カレーも何種類かあるが、ランチ限定20食できひろカレーというメニューを出している。

このカレーは、昨年の2月までコリドー街近くにあった「銀座きひろ」というカレー専門店の味を復活させたもの。
きひろの菅沢一夫シェフは、元宮中料理人として天皇陛下の料理番を務めていたそうで、そのカレーは玉葱などの野菜やフルーツ、30種類のスパイスを使って100時間煮込まれているそうだ。

カレーには具がまったくなく、ルーのみをライスに掛けて食べる。辛さはほどほどで、辛すぎることはない。
元祖「きひろ」カレーはもっと辛くて、サラサラのルーだったそうだが、それを多少マイルドでとろみのある方向に調整したらしい。昔の味を知る人にとっては、そこに不満もあるようだが、確かにこの方が一般受けはすると思う。

コクがあってなかなか美味しいカレーだが、具がないのは男性にとって少々物足りないかもしれない。 定番カレーの方は、ソーセージやハンバーグといったトッピングができるので、がっちり食べたい人にはそちらを選ぶという選択肢もあるだろう。

→バルテリア Curva
http://www.balnibarbi.com/shop/curva/