さいたま市でおそらく最も有名な銘酒居酒屋が「仁左衛門」だろう。ともかく、日本酒と焼酎あわせて約500種類という品揃えは圧倒的だ。

実はこの店、さいたま新都心駅前にある本店以外に、「仁左衛門 吟亭」という姉妹店がほぼ隣に、「仁左衛門 吟亭・大宮店」が大宮駅東口から少し歩いた裏路地にある。3店ともお酒の充実度は見事なのだが、店の雰囲気やメニューは少しずつ違っている。

本店は駅前ということもあって、さいたま新都心駅の東口ではよく知られているし、店内も広い。個室や座敷も完備しており、宴会では50人まで対応できるそうだ。ただし、自分のように1人飲みの客だと、カウンターが無いのがちょっとさびしい。

吟亭・大宮店は、人一人しか通れないような裏路地にある小さな店で、こちらは打って変わった隠れ家風。少人数での飲み会や、お忍びに向いている。(詳しくは、07/12/24の記事参照)


そして、「仁左衛門 吟亭」は本店の並び、50歩ほど与野方面に歩いたところにあるので、こちらも駅から至近だ。蔵を模した外観で、杉玉が下げられた入口は本店と違い店内がよく見えないため、初めての客はちょっと入りにくいかもしれない。

だが、入ってしまえば、そこは居心地のいい銘酒居酒屋だ。手前にカギ型のカウンターがあり、その奥にテーブル席と座敷、大小5つの個室がある。
カウンター横の壁際が、焼酎の棚と日本酒・ビールの冷蔵庫になっており、酒好きにはたまらない眺めを呈している。(下の写真参照)

本店と共に、割と最近メニューや店内を少しリニューアルしたため、開店当初よりいい雰囲気になっているようだ。BGMにもジャズが流れており、大人が落ち着ける。

吟亭の方も、日本酒と焼酎がそれぞれ100種類以上揃えられており、量も質もまず文句が無い。マニアックな銘柄は控え目だが、かなりの飲兵衛でも満足できるだけのラインナップが揃っている。ホームページに主な銘柄が掲載してあるが、時期によって数十種類が随時入れ替わる。今週は、20種類の冷やおろしが入荷しているが、新しい20種類がもう既に控えているのだそうだ。

価格は、普通の居酒屋に比べると少し高めに思えるかもしれないが、銘酒居酒屋としては平均的。ほぼ全ての日本酒が半合でも注文もできるので、300円前後から銘酒が楽しめる。飲み比べセットも何種類もあって、日本酒好きには嬉しいところだ。
お燗もすべての銘柄で対応してもらえるが、お燗は合う酒と合わない酒とがあるので、より美味しくいただきたいなら、店のスタッフに相談するのが得策だ。

料理も美味しい。サバのへしこ炙り(500円)、本からすみ(800円)、このわた(800円)、ばくらい(600円)といった、酒の肴によく合う珍味系はもとより、刺身、煮物、焼物といった料理もいける。

イベントの企画もたまにある。10月は金曜以外の毎日、本店で「冷やおろし飲み放題」(冷やおろし32種類が2時間飲み放題で2,500円)を受け付けている。飲兵衛ほどお得な企画なんで、自信のある人はぜひどーぞ!(冷やおろしは売り切れ御免。15種類を切ったら企画終了とのこと。)

→ぐるなび/仁左衛門 吟亭
http://r.gnavi.co.jp/g770303/