先週、職場の近くにベルギービール専門店がオープンした。
都内を中心に個性的な飲食店ばかりを展開している(株)ダイヤモンドダイニングの「BEER GARAGE」だ。

場所は、JR新橋駅の汐留口から地下道を5分ほど歩いた正面、「カレッタ汐留」の1階で、四季劇場「海」の入口前。『ウィキッド』を観た後だったら、徒歩5秒で着きそうだ。

店の入口には7席のカウンターがあり、観劇の幕間でも軽く1杯やれそうな雰囲気。中に入ると、左側に8席のカウンター、右側の吹き抜けに面したウッドデッキに4人用の丸テーブルが7卓ある。更に奥に進むと、メインフロアに4人用テーブルが10卓、2人用テーブルが5卓。
フロアの正面はガラス貼りで、汐留タワーや日本テレビタワー、汐留シティセンターの夜景が見える。左手の壁は、造り付けの棚に288本ものベルギービールの小瓶が並べられているのが壮観だ。

ビールは、看板のベルギービールをメインに70種類以上。
樽生ビールだけで6種類あり、ヱビス(680円)、ホメル(920円)、デ・コーニンク(940円)、マレッツ(980円)等。ギネス、ヴェデット、キルケニーは1,000円だが、ギネスはハーフ・パイント(284ml)だと600円になる。ほかに、「おすすめゲストビール」も1,000円だ。

瓶ビールは、ピルスナー、ゴールデン・エール、ホワイトビール、トラピストビール、レッドビール、セゾンビール、アビィビール、ランビックビール、スペシャルビール…と色々な種類が揃えてあり、価格は1,080円~1,540円。すべて目の前で栓を抜き、その銘柄専用のオリジナルグラスに注いでくれる。

漫画『もやしもん』に出てきた「ランビックビール」を飲んでみたが、漫画通り、とても酸っぱいビールだった。
「ランビック」とは、開放された容器に麦汁を入れて放置し、空気中の酵母で自然に発酵させるという、原始的製法による珍しいビール。酵母の生育地が限られるため、ブリュッセル近郊でしか作れない。
日本のビールと比べると、とても同じ飲み物とは思えない味だ。

ビール以外は、ワインがボトル2,500~3,600円で14種類ほど揃っている。グラスワインは500円(スパークリングは600円)、デキャンタは1,400円と、価格はどれもお手頃。
20種類のカクテル(650~750円)や、ウイスキー(600~750円)、焼酎(各650円)も2種類置いてあるが、さすがに日本酒はない。

店は「スパニッシュ・ベルジアン」をコンセプトにしており、スペインの小皿料理「タパス」やベルギー料理を楽しめる。
タパスはどれも値段が安くておすすめ。「スモークサーモンのタルタル」や「スペイン風じゃがいものオムレツ」など10種類が300円、「ムール貝のパン粉焼き」「スペイン産生ハムハモンセラーノ」など9種類が500円、「白金豚のバラ肉の赤ワイン煮込み」「米ナスのパルマ風グラタン仕立て」など8種類が650円だ。

ベルギー料理は、「ベルジアン・フリッツ(マヨネーズディップで食べるフライドポテト)」(680円)や「ムール貝の白ワイン蒸し」(1,380円)などがある。
ほかにも、3種類のチーズフォンデュ(1,800円) やピザ(850円~950円)、パスタ(1,000円)…など、意外に料理は多彩だ。ベルギーのワッフルやチョコレートなどのデザート(400~650円)もある。

ベルギービールとタパスという組み合わせは悪くないと思うのだが、店にベルギービールのスペシャリストが少ないのが難点。大まかな説明はしてもらえるが、個々の味わいの違いなど、細かいアドバイスまでは期待できない。興味のある人は事前に調べて、飲んでみたいビールの候補を決めておいた方が得策。

ビールが千円以上となると高い気もするが、酒屋で買ってもベルギービールは1瓶千円近くするもの。日本のビールとはかなり違う、多彩な味を楽しめると思えば、たまに試してみるのも悪くないのでは?

→ダイヤモンドダイニング:BEER GARAGE
http://www.diamond-dining.com/shop_info/beer-garage/