居酒屋よりワンランク上の和食と美酒を、ほどほどの値段で楽しみたい。そんな時にぴったりの店が、東麻布の「逢坂」だ。新橋にある天麩羅の名店と同じ屋号だが、こちらは2007年11月11日に開店した和食と地酒の店だ。

場所は、地下鉄・大江戸線「赤羽橋」駅を出て、赤羽橋の交差点を桜田通りに沿って左に渡り、最初の路地を左に入ると、1つめの角の地下にある。東京タワーから程近い。

店は、コンクリート打ちっ放しの壁に、酒蔵の前掛けなどがディスプレイされているモダン和風。幅のあるV字型のカウンターはオープンキッチンになっており、ここに10人座れる。
右手の奥には小さな個室風のスペースがあり、そこに4人用テーブルが2卓。こちらは落ち着けるものの余り広くはないので、少人数ならカウンターの方がおすすめだ。

大将の大坂さんは、「あさみ」で修行したらしい。「あさみ」は、銀座でも人気のある和食屋の1つで、日本酒もそこそこの銘柄を置いてはいるが、種類は多くない。その点、こちらはきき酒師のつかささんを顧問に迎え、素晴らしい日本酒を厳選して揃えている
「あさみ」仕込みの和食と、選り抜きの美酒が揃っているのだから、これはたまらない。

現在の日本酒の銘柄は、松の寿・純米大吟醸15BY、雄東正宗・ピンクにごり純米、墨廼江・大吟醸、上喜元・吟醸、結人・純米吟醸、青煌・純米吟醸雄町、いずみ橋・純米山田錦、臥龍梅・純米吟醸誉富士、御湖鶴・純米大吟醸・山田錦、房島屋・純米吟醸・五百万石、醸し人九平次・純米大吟醸「彼の地」、而今・特別純米・五百万石、梅錦・純吟・立春朝搾り、獺祭・純米大吟醸三割九分、龍力・特別純米、豊の秋・特別純米袋吊りの16種類。

メニューに価格がないのが欠点だが、値段は1合760~1,980円まで。高くても1合2,000円以内に納めるようにしているそうだ。120mlで注文することもできる。

料理は居酒屋レベルを超えた、真っ当な和食が楽しめる。献立は旬の魚を中心に、毎日変わるようだ。
先週訪れた日には、アオリイカや初鰹、クエの刺身、鯛白子醤油焼き、焼き筍、小鮎やたらの芽の天ぷら、筍の土佐煮、あん肝、きんき煮付け、焼き天豆、ウドと蛍イカの黄味酢あえ、焼きおにぎり茶漬、鯛茶漬…などがあった。

料理の値段は、840円と980円が多い。金目鯛や本鮪といったものだと、1,580円~2,100円するが、そのあたりが上限。安いものだと、もずく酢や焼きおにぎり茶漬けが630円だ。お通しは2品で1,050円。
そのお通し(先付)2品に、刺身、焼物、煮物、酒肴、食事が1品ずつ付いたコース(5,250円~)がお得で人気がある。

日本酒中心のお店なので、焼酎党やお酒を飲まない人には少々辛いかもしれないが、日本酒と和食が好きな人にとっては、きっと通いたい店になるはずだ。

→和食・地酒 東麻布 逢坂
http://www.ohsaka.net/