浦和駅は、西口側に県庁や伊勢丹などの大型施設が集中し、東口側は野原という、極端な格差のある駅だった。
それが、2007年10月10日、東口駅前に浦和PARCOがオープンして、だいぶ人の流れも変わって来たようだ。それまで顧みられることの少なかった東口側にも、足を伸ばす人がずいぶん増えた。

そんな東口から徒歩1分の場所にあるのが、和風ダイニング「升楽泡(しょうらくぼう)」だ。
浦和と言えば、日本一熱いレッズ・サポーターの本拠地。街のあちこちにレッズを応援する店がある。居酒屋も、西口の「力」をはじめとしてサポーターの集まる店は多いが、ここ「升楽泡」には、大宮アルディージャのユニフォームが飾られている。
それもそのはず、オーナーは05~06年にアルディージャなどでディフェンダーを務めた、三上和良さんなのだ。

三上さんが現役を引退したのは2007年2月。店を開店したのが2006年4月27日だから、少しの期間、居酒屋を経営するJリーガーだったことになる。
弟の三上卓哉さんも現役のサッカー選手で、浦和レッズから京都パープルサンガを経て、現在は愛媛FCに所属している。

浦和育ちの三上さんは、子供の頃から周囲に居酒屋の多い環境だったため、いつか居酒屋を経営してみたいと思っていたそうだ。
実家が所有していたビルに入居していた飲食店が退店したのを機に、居抜きで場所を借りてこの店をオープンさせた。内装はほぼ全面的に新しくしたそうだ。

場所は、東口駅前から線路沿いに大宮方面へ伸びる商店街に入った右側地下。
入口を入ると、右側のカウンターに6席、左側には4人用のテーブルが3卓ほどある。更に、その裏手に仕切られた半個室があって、総席数は38席だ。
カウンターの端に液晶テレビが置かれており、常にスポーツの映像が流されている。試合のある日は、もちろんJリーグの試合が観られる。

日本酒は、本醸造が黒龍(550円)、司牡丹(580円)、浦霞(650円)、八海山(680円)、〆張鶴(680円)、久保田・千寿(750円)。
純米と特別純米が黒帯・悠々(650円)、鍋島(750円)、越乃景虎(780円)、田酒(800円)、久保田・萬寿(1,500円)。
以上がメニューに掲載されている銘柄だが、これ以外に臨時入荷の逸品もあり、先週は鳳凰美田・純米大吟醸・平成20年謹醸品(1,600円)があった。

焼酎は44種あり、500~600円くらいが中心。伊佐美でも600円で飲め、高いものでも750円くらいまでなのだが、森伊蔵だけは1,800円と別格扱いだった。十四代(焼酎)は680円、百年の孤独で900円だ。
梅酒も10種あって、こちらも500~600円。ビールはサッポロ黒ラベルとヱビスが550円、ギネスが650円だ。サワー類やカクテルは380円~500円。

料理も一通り揃い、お造りや天麩羅などもちゃんとした味。「すくい豆腐」(450円)は個数限定だが、店の手作りだけあってかなり美味しい。唯一の煮物である「黒豚肉のトロトロ煮」(750円)も、本当にトロトロ。お通しは300円、宴会は3500円から対応する。

お酒の種類が豊富で、ちょっとお洒落な和風ダイニングは、東口側では珍しい。現役のJリーガーもたまに顔を見せるが、特にスポーツバー寄りというわけではなく、基本はあくまで和風ダイニング。デートにも充分使えるような居酒屋だ。
地下にありながら携帯電話が通じるのもありがたい。

→ぐるなび:和風ダイニング 升楽泡
http://r.gnavi.co.jp/b047300/