今度の日曜(11/29)、WBC世界フライ級タイトルマッチが行われる。チャンピオンの内藤大助選手に、亀田興毅選手が挑戦する注目の一戦だ。
同じ日、大相撲では横綱・白鵬が、年間最多勝利の新記録と12回目の幕内優勝を賭けて土俵に上がる。
新たな最強伝説に挑むこの2人のチャンピオン、実は友人同士。内藤選手の地元・立石では、2人で連れ立って飲み歩く姿を見掛けた人も多い。

立石といえば安いもつ焼きで有名なのだが、どこも店仕舞いの時間が早い。代表的な超人気店宇ち多゛などは、普通の居酒屋ならピークの午後8時には閉店する。
その逆を行き、午後8時過ぎに開く店を始めたのが、宇ち多゛の目と鼻の先にある「二毛作」だ。

場所は、立石仲見世商店街の中。京成立石駅のほぼ駅前、イトーヨーカドーの手前にある飲み屋街だ。細い路地を入ると、すぐ右側に宇ち多゛があり、その先の左側でビニールに覆われているオープンな飲み屋が「二毛作」だ。駅からは徒歩1分。

店は左端が厨房で、そこから牛丼屋のような細長いコの字型のカウンターが延びている。カウンターの手前と奥に4~5人ずつ、あとは店先にテーブルが2卓あるだけだ。店にはトイレもないため、向かいの路地を入った商店街の公衆トイレを使用する。
右側の壁には大きな黒板が掲げられ、お酒と料理のメニューがびっしり書き込まれている。

元々は隣の丸忠蒲鉾店の三代目・33歳の日高寿博さんが、営業時間を過ぎた店内で売り物のおでんを肴に飲めるようにしたのが前身。ユニークな営業形態と、お酒選びのセンスが評判となり、TVや雑誌で紹介されるようになった。
2007年4月26日、隣に店舗を独立させたのに伴って、営業時間を14時~24時(日祝日は~22時)に拡大。ビールなどの注文を受けると、今でもしばしば隣へ取りに行く

日本酒はすべて純米酒。定番は、小笹屋竹鶴・大和雄町純米原酒、きもとのどぶ神亀・辛口、神亀・真穂人…あたり。ほかにも何種類かが日替わりで用意され、先週は、東鶴、奥鹿、酉与右衛門、七郎兵衛など、マニアックな銘柄が並べられていた。ほとんどが1杯700円だが、均一というわけではない。
お酒はいずれも小皿に乗せられたうすはりグラスで提供される

焼酎も、芋、麦、米、黒糖、泡盛と一通りが揃い、いずれも1杯500円。酎ハイ類は各種400円。
ビールは、缶でアサヒのスーパードライ(350円)、プレミアム熟撰(550円)、BASSペールエール(500円)、GUINNESS(500円)などがある。店の黒板にはよなよなエール東京ブラックがあって目を見張ったのだが、先週は残念ながら置いていなかった。

ウィスキーも少ないながら、シングルモルトにこだわった渋い品揃え。マッカラン12年(500円)、ラフロイグ10年(500円)、山崎12年(800円)といった正統派に加え、秩父8年・ゴールデンホース(800円)やイチローズモルトがあるのには驚いた。聞けば、秩父蒸留所にも1年程前に訪れたことがあるそうだ。

おでんの種は43種類あり、ほとんど150~200円。別格の名物メニューは、1個丸ごとで提供されるトマトのおでん、おでんの出汁をベースに煮込んだ牛スジの煮込み、柔らかエイヒレ、自家製さつま揚げの炙り(すべて400円)など。
それ以外にも、種類は多くないがおつまみ類や、和牛刺し、殻付きホタテの酒盗焼、マグロの中落ち…といった一品料理もあって、大体500~800円くらい。メニューは入れ替わりが多いが、新メニューはブログでよく紹介されている。
料理は日高さんとコンビを組む西村浩志さんが担当している。

安くて豊富なおでんに加え、少数精鋭の美酒が楽しめるとあって、早くも立石の名物居酒屋となった。
内藤選手もお気に入りというこの店、昨年2月には白鵬関を伴って飲みに来たという。29日の結果によっては、また2人で祝杯をあげに現れるかも…

→二毛作
http://www.nimosaku.com/