
駅前通りから1本入った

路地裏で、ひっそりと営業しているショットバー

。こういう店は、当たり

かハズレか、はっきり二つに分かれるものだ。浦和の「
AUTHENTIC BAR SAKAMOTO」は、貴重な
当たりの店

。
場所は、浦和駅

西口を出て、県庁通りを300mほど直進し

、ファミリーマート

さいたま高砂店の角を左折

すると、右側4軒目にある。
扉を開けると、リビングルームのように落ち着いたフロアにテーブルが4つ。1段高くなった奥に7席ほどのカウンターがある。
オーナー・バーテンダーの坂本俊之さんは、高輪プリンスホテル

でバーテンダーとしてのキャリアをスタートした。10年を過ぎる頃には、カクテルコンテストで3回の入賞、3回の優勝

を果たすまでに腕を上げる。
飲料部門の責任者になっていた2000年、勤続20年を機に同ホテルを退職。中学

の同級生だった奥様と、2人の地元である浦和にこの店をオープン

した。今年でちょうど開店10年目を迎える。
決して広い店ではないが、この立地なら十分だろう。お酒の品揃えも、その名の通りオーセンティックながら、ワインや焼酎などもいくつか置かれており、様々なニーズに応えるだけの幅広さは備えているようだ。
バーとしては、決して種類が多い方ではないものの、セレクトはなかなかいい。グラスでいただいたワイン

も美味しかったし、「ピートが利いている癖の強いシングルモルト」とリクエストして出してもらった「
ラフロイグ・クォーターカスク」(通常より小さい樽で寝かせることで熟成を促進したもの)も、ドンピシャ

だった。
カクテルやウィスキーは1杯1,000円

くらいから。
ザ・マッカラン12年で1,260円 、
響17年で1,680円だ。テーブルチャージは一人950円(お通し込み)と、浦和にしてはちょっと高め。
フードメニューも大体1,000円~1,500円くらいが中心。バーなので、軽いものが中心だが、フライ

やピザ

なども用意されている。
カクテルはもちろんだが、料理も美味しい

ので、バーとしては使い勝手がいい。洋酒好きが集まる少人数の飲み会

に使われることもあるようだ。
奥様がいることで、普通のバーよりアットホーム

な雰囲気があるのも、このエリアには合っている。
駅前通りの賑わいからちょっと離れた路地裏で、こういう落ち着いたバーを知っていると、一目

置かれそうだ。
余談だが、成美堂出版から発売されている

『カクテル大事典800』には、ほかの2人のバーテンダーと共に坂本さんの作ったカクテルが写真

に使われている。
→AUTHENTIC BAR SAKAMOTO
http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0488234039/index.html
いいBAR
もっとも、値段もいいお値段だけどね…