千の酒と、千の店

利き酒師、ワインエキスパート、フードアナリスト等、様々な資格を持つ酒好き会社員が、全て自腹で訪れた東京~埼玉の
数千軒の中から、美味しいお酒の店を選んでご紹介。約380店を最寄駅で検索できる「記事の索引」や、お酒コラムもあり!

2010年11月

紹介しなかったお店たち (10/11/24)

今年も早いもので、クリスマスイヴまであと1ヶ月ほどとなった。街のディスプレイやBGMも、すっかりクリスマス仕様になっている。

今年は、私事にかまけて店めぐりは例年より少なめだったが、それでもブログで紹介できなかった店は多い。例によって「おすすめ」には至らなかった店が、けっこうあるのだ

例えば…大宮西口の「五合庵」。和食の店で、料理は美味しいし、その割に値段は手頃、お酒も数こそ少ないが美味しいものが置いてある。コストパフォーマンスの高さだけ考えても、ご紹介に値する店なのだが…いつまで店があるか分からなかったので、あえてご紹介しなかった。

年配のご夫婦で営んでおり、現在は完全予約制で、たぶん予約のない日は店自体を開けていないのではなかろうか。その分、予約時に「こんなものが食べたい」「この食材は苦手」などと伝えておけば、できる限り融通を利かせてもらえる。
訪れた日も、店は事実上貸切という状態。予約が入らないようになったら店を閉めようと考えているように見えたので、ご紹介は差し控えておいた。

あと、別の店で飲んだ後、2軒目に寄った店は、ネタ不足で紹介できないことも多い。浦和のおでん居酒屋「夢一酒場」などはそれ。「十四代」でも1杯590円からと、銘酒がかなり安い値段で飲めるので、ぜひ紹介したかったのだが…いかんせん記憶があいまいで記事にまとめられない…。ここは、そのうち裏を返すつもりなので、また来年にでも改めて

既に有名な店というのも、あえてご紹介することは少ない。店は有名でも、お酒の品揃えが意外だとか、店を利用する際のポイントなどがあれば、ご紹介することはあるが…。恵比寿の「メデューサ」や、銀座の「ブラッセリー ポール・ボキューズ」あたりが、これに該当したケースだろうか。(デート向きの店だとは思うんだけどね。)

もちろん、訪れたものの期待に反してガッカリさせられた店というのもある。これについては、年末恒例「今年残念だった店」で紹介するつもりだ。
(とは言え、その頃このブログはあるのだろーか…?)

逆に、訪れたかったのに、どうしても実現できなかった店もある。池尻大橋の居酒屋「つくしのこ」は、美味しい銘酒が安く飲めると大人気なので、ぜひ訪ねたかったのだが、一見さん・お一人様お断りの店なので叶わなかった。連日満席の人気ゆえにこうなったらしく、ためしに電話してみたが、やはり丁重に断られた。まあ、どれほど良い店だったとしても、この制度では紹介しにくいのも事実だが…。
もし、行ったことのある方がいたら、ぜひ連れてって~!

※写真は、銀座4丁目「TASAKI」(旧「田崎真珠」)前のツリー

メニュー不要のワインバー、さいたま新都心「GALA BAR MIZUNO」 (10/11/12)

さいたまアリーナからほど近い場所に、ちょっとユニークなワインバーがある。「GALA BAR MIZUNO」というイマイチ覚えにくい名前だが、要するにオーナー・ソムリエである水野英明さんの名前を冠したワインバーだ。「GALA」には、英語で「お祭り」とか「特別なおもてなし」といった意味があるらしい。

MIZUNO_外観場所は、「さいたま新都心」駅からも5~6分で行けるが、埼京線の「北与野駅」からは3分程と、より近い。北与野駅を降りて、「書楽」横の国道17号線を大宮方面に進み、八幡通りの信号を左折すると、次の右側の角にある。
「さいたま新都心」駅からだと、西口のさいたまアリーナ前の道を左に進み、埼京線のガードをくぐって、国道17号線を渡った次の角になる。

エントランスから店に入ると、右側が6席ほどのカウンター。左側に2~4人用のテーブルが4卓ほどの、小さな店だ。カジュアルレストランとしても使える洒落た造りだが、カウンター周りなどにワインのボトルがあちこち置かれているので、その辺は雑然とした印象もある。

開店は、2006年3月3日。パレスホテル大宮やリーガロイヤルホテルで腕を磨いた水野英明さんが、35歳を前に独立したのがこの店だ。水野さんは、ソムリエ・利酒師・調理師の資格を併せ持っている。その技を活かした独自の店を目指して、ユニークなワインバーを作り上げた。

それは、お酒も食事もメニューに頼らない、オーダーメイドシステム。お客が「どんなワインを飲みたいか」を水野さんに伝えると、水野さんは店にある100種類以上のストックの中から、好みに合いそうなボトルを幾つか持って来てくれる。説明を聞いて好みの1本を選ぶと、今度はそれに合う料理をその場で提案してくれるのだ。もちろん、その時の腹具合や好みの食材、季節や天候も考慮に入れてくれる。

MIZUNO_店内グラスワインも常時10種類前後が用意されているので、1杯ごとに銘柄を変えることも可能。もちろん、それに合わせて料理も作ってもらえる。
普通は先に料理を注文して、それに合うワインを選ぶものだが、この店は逆なのだ。あくまでワインが主役。先に飲みたいワインを決め、それに合わせた料理を作る。ワイン好きには嬉しい方法だ。

ただ、財布が心配な人は、価格を確認した方がいい。グラスワインでも850~1,500程と、上下で倍近い差があるし、ボトルは更に価格幅が広い。ワインバーとして決して高い店ではないが、居酒屋感覚で注文してると、予算オーバーということも考えられる。

料理を決める際は、食物アレルギーや苦手な食材について必ず確認してくれる。地元・埼玉の食材を使ったり、注文したワインをソースに使うなど、臨機応変だ。
1皿の価格も、グラスワインと同じか、ちょっと安めなくらい。3皿のセット(ワインと共にお楽しみ頂く3皿の作品達)が、税・サービス料込み2,300円と手頃だ

小さい店の割に接客がとても丁寧なのは、好みが分かれるところだが、これは一流ホテル出身というだけではなく、若手2人(本澤直之さんと深野大輝さん)への教育という意味もあるのかと思う。この店のスタイルと思った方がいい。

数回行けば好みを覚えてくれるので、そうなると今日の気分を伝えるだけで、飲みたいワインと食べたい料理が出て来るということもある。そうなると、もう離れられない店になるだろう。

→GALA BAR MIZUNO
http://www.gala-mizuno.com/

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