千の酒と、千の店

利き酒師、ワインエキスパート、フードアナリスト等、様々な資格を持つ酒好き会社員が、全て自腹で訪れた東京~埼玉の
数千軒の中から、美味しいお酒の店を選んでご紹介。約380店を最寄駅で検索できる「記事の索引」や、お酒コラムもあり!

2009年02月

100を超える美酒を集めた小さな居酒屋、十条「かつら」 (09/2/24)

地酒に力を入れている店の多くは、店先に一升瓶を並べたり、入口に銘柄のラベルを貼ったりして、地酒好きの目を引く工夫をしているのが普通だ。
だが、外観からはほとんどそんな気配がしないのに、入ってみると凄い品揃えという店もたまにある。十条の路地裏にある居酒屋「かつら」は、その典型だ。

場所は、JR埼京線の十条駅北口から約1分。駅前ロータリーから、超有名な老舗大衆居酒屋「斎藤酒場」を横目に、まっすぐ三井住友銀行・十条出張所の脇の路地を入ると、60mほどの左側に「かつら」がある。

見た目は、商店街にある小さなスナックといった感じ。酒好きでも目を留める人は少ないに違いない。軒先に下げられた小さな杉玉が、わずかに地酒の気配を漂わせているくらいだ。

店に入ると、すぐ右手に幾つもの盃がディスプレイされている。
実際にスナックを改装したらしく、店内の奥には3席ほどの小さなカウンターとスツールがある。ただ、半ば荷物置き場と化していて、たまに席が足りない時に常連客が腰を据える程度だ。フロアには、4人用テーブルが左側に3卓、右側に2卓ある。

何と言っても目を引くのは、壁を埋め尽くしているメニューの短冊だ。左側がお酒、右側と入口周辺が肴と、大体分けられているようだが、その数が半端ではない。日本酒だけでも、数えたら約90種類が貼り出されていた。
店を切り盛りするのは、年配の店主・遠藤きよ美さん。アルバイトのゆかちゃんも手伝っているが、まだ新米なので温かい目で見てあげよう。

備えてある日本酒は、常時100~120種類。店内の冷蔵庫だけでは入りきらず、店の裏にも2機の冷蔵庫を設置している。
都心の銘酒居酒屋と違うのは、その価格だ。これだけの銘酒を揃えながら、中心価格帯は1合500~600円。
目安として久保田の価格を紹介すると、千寿が550円、紅寿が700円、碧寿が1,000円、萬寿が1,500円、呼友が1,400円という価格だ。

「呼友」があるという時点で日本酒好きなら目を見張るだろうし(呼友は、朝日酒造主催の酒造勉強会「久保田塾」を卒業した全国95名の「呼友会」メンバーの販売店でしか扱えない)、この価格は良心的と言うよりもはや献身的。下手すると、ネットで見るプレミアム販売価格より安いくらいだ。

他店でなかなかお目に掛かれない銘柄をいくつか挙げると、白露「越路吹雪」あさ開「水神」が500円、豊盃「ん」が510円、賀茂鶴「一滴入魂」、白真弓、巌(いわお)が550円、五味饗宴浜福鶴「喜天烈」が560円、季の舞(ときのまい)が600円、瑞冠「こわっぱ」が630円、出羽ノ雪「若蔵」が800円、司牡丹「華麗」が890円、出羽桜「雪漫々」が1,350円。最高値は越乃景虎・大吟醸の1,680円だった。

口開けから時間が経ったお酒はサービス銘柄として更に安くなる。先週末は、通常560円の「武蔵野」が410円で提供されていた。

肴も安くて多彩だ。大根煮(300円)、めふん(350円)、まぐろおとし(380円)、唐揚げ(450円)、カキフライ(450円)、あん肝(500円)、しめ鯖(600円)、湯豆腐(600円)、くじら竜田揚げ(720円)…など。からすみもあったようだ。お通しは3点盛りで450円。

会費3,500円程度で、おつまみ付き・飲み放題(品切れ御免)の利き酒会もたまに実施している。大吟醸も含まれていたりするので、これはかなりお得。

1ヶ月で40杯飲むと、好きなお酒が1杯サービスされるスタンプラリーもやっている。更にそれを3箇月連続で達成すると、1本進呈。(ただし、久保田「萬寿」「呼友」、蓬莱泉「空」、八重垣酒造「無」、浦霞「禅」、白瀧「緑端渓」、古酒を除く)

お客は地元の常連客が多く、ネットで検索してもほとんどヒットしない同店。こういう穴場があるから、店巡りはやめられない。

地酒が手頃に飲める老舗居酒屋、西新宿「十徳」 (09/2/19)

このところいくつかご紹介している、大衆居酒屋系で地酒の品揃えがいいお店。その中でも老舗と言えるのが、西新宿の「十徳」だ。
少々高級な銘酒居酒屋「吉本」と並んで、西新宿の地酒好きの間ではちょっと知られた有名店だ。

場所は、新宿駅西口駅前にある小田急ハルクと、その隣のマクドナルドの間の路地を入って、約100m歩いた左側の地下だ。

フロアは地下1階と2階とがあり、なかなか広い。テーブルと座敷とがあり、全部で約120席あるので、宴会にも充分な広さだろう。駅から2分という近さも便利だ。
木目調の和風居酒屋は割と大衆的な雰囲気なので、お客は男性サラリーマンか、グループが多い。実際、値段も安めだ。

日本酒は、ほとんどが450円~650円というお手頃価格。(量は0.7~0.8合くらい。)
銘柄は、久保田・百寿、男山、菊水の辛口、天狗舞、三千盛、菊姫・純米(以上450円)、〆張鶴、浦霞、立山、黒龍・いっちょらい、大七、十文字・純米生酒、常山・純米吟醸ひとつ火(以上500円)、麓井・圓、奥播磨・純米、八海山(以上550円)、神亀(600円)、黒牛・本生無濾過(650円)、田酒・特別純米、黒龍・純米吟醸、〆張鶴・純、澤屋 まつもと新酒純米生酒、陸奥八仙・無濾過原酒特別純米(以上650円)、土佐しらぎく・特別純米おりがらみ、山形正宗・純米吟醸うすにごり、明鏡止水・特別吟醸(以上680円)…など、各地の銘酒が約70種類

年配の人には懐かしい、三梅(越乃寒梅、雪中梅、峰の白梅)の飲み比べセット(限定品・750円)などもある。
やや古めの、いわゆる「有名銘柄」が多いが、それに留まらず最近人気が高まってきた通好みの銘柄もそれなりに揃えられているところが嬉しい
特に、卓上や壁の短冊に掲示されている臨時入荷の品は要チェック。意外なマニア受け商品(飛露喜の限定酒や而今など)が入っていることがあり、自分はまずここから注文していくのがセオリーになっている。

料理も手頃で、今の季節だと、ふろふき大根(480円)、なまこのみぞれ和え(550円)、ローストビーフの柚子胡椒カクテルソース添え(600円) 、寒ブリと炙り冬大根サラダ(700円)、合鴨の小鍋仕立て(750円)…などがある。
宴会コースは2,700円からできるそうで、料理9品に飲み放題が付いて4,400円。

「十徳」は、西新宿に姉妹店が4店、渋谷(道玄坂)にも1店ある。
最近、開店25周年記念として、毎月10日は開店当時の値段で地酒2種類ほどを提供してくれるサービスを始めた(曜日不問)。これは覚えておいて損はなさそう!

→十徳
http://www.juttoku.com/

旨い酒と料理と音楽が楽しめる、東大宮「ちゃぶだい」 (09/2/16)

地元・東大宮で唯一行きつけの店だった「季作(07/2/28紹介)」が閉店して、1年8ヶ月と15日。予定の2年より少し早く、約束通り東大宮に戻ってきてくれた!

2009年2月13日(金)、東大宮駅からすぐの場所に、「ちゃぶだい」という店名で店をオープン。場所は、駅の東口に降り、駅前通りの右手にある脇道を入ると、蕎麦屋「志かわ」のすぐ左隣。地元の人なら、「東大宮工場」跡地と言った方が分かりやすいかもしれない。

ちゃぶだいガラス戸からは、店内が見える。中は、ちょと昭和の香りをたたえたレトロ調だ。
右手がカギ型のカウンターで、7人ほどが座れるだろうか。左側には昔の学校机のような4人用テーブルが3卓並んでいる。一番手前は大将手作りのミニ小上り。一番奥にも個室風スペースがあり、そこにちゃぶだいが1つ置かれている。このスペースには4~6人ほどが座れるだろう。
壁にはレトロなポスターと、大将がトラキチゆえの阪神グッズが飾られている。

日本酒は、旨いものばかり約30種類が揃えてある。銘柄は随時入れ替わるが、澤姫、鶴齢、鳳凰美田、七本槍、俵雪、花陽浴(はなあび)、秋鹿、花垣、黒牛…など、多くは1合700~800円くらいで飲める。昔同様、無名でも美味しい銘柄をちゃんと置いてあるところが嬉しい。

しっかりした味のものが中心なので、お燗につけて美味しくなるものが多い。味の好みを大将に伝えれば、合いそうなものを薦めてもらえる。
焼酎も約15種類、サワーも4種類あるとのこと。洒落で揃えたという電気ブランとサントリー角瓶は、店のレトロな雰囲気に合わせたものだろう。

料理は約50種類。「季作」で一時料理を担当していた佐々木さんが、板長として腕を振るっている。珍味系から鮮魚まで色々揃っているが、今週のオススメでは、北海道産直の帆立貝(700円)、鹿児島産天然〆平目(700円)、青豆豆腐(450円)、鮪のほっぺたステーキ(650円)、ほかに自家製塩辛など。

大将自慢の渋いCDオーディオセットが酒の味を引き立ててくれるのも、昔同様。店の雰囲気を壊さない限り、お気に入りのCDを持ち込んで、それをBGMに杯を傾けることもできるはずだ。
以前と変わった点は、営業時間。17時~24時と、だいぶ健全になった。定休日は水曜だが、祝日の場合は営業するらしい。

現在、平日(月~金)限定のタイムサービスを実施中。17~19時までは、以下の酒5種類、料理11種類が全て300円均一でいただける。これは、仕事をサボってでも駆けつける価値ありだ!

300円になるお酒は、サントリープレミアムモルツ、角ハイボール、神亀・純米、花陽浴・純米吟醸生酒、鏡山・純米生酒。(日本酒はいずれも90ml)。料理はしらすおろし、なめたけおろし、味海苔チーズ、味海苔と納豆、板わさ、冷奴、温豆腐、イワシの目刺、ジャコ胡瓜、ワカメたっぷりのグリ-ンサラダ、インスタントラーメン。

→ちゃぶだい(ブログ)
http://chabudai2009.jugem.jp/

本格派の地酒ラインナップがうれしい、池袋「もみじや」 (09/2/12)

※「もみじや」は、2011年3月に閉店。その後、池袋西口の「酒菜家」や、新橋の「野崎酒店」、神楽坂の「醸蔵」などの系列店である「地酒遊楽 裏や」が、2011年5月5日にオープンした!

美味しい地酒を揃えた居酒屋として、ワンランク上の店。
銘酒居酒屋の激戦区、池袋にある「もみじや」だ。(「もみじ」は、「木」偏に「色」と書くらしい。)

場所は、池袋駅東口にある「キンカ堂」裏の一角。グリーン大通りと60階通りとが分かれる東口五差路を右折して、50mほど進んだ左側の地下だ。
通りからは狭い階段しか見えないので、ちょっと目立たないが、降り口に杉林が下がっている。

階段を降りてガラス扉を開けると、店内は木を多用したモダン和風。ここも入口で靴を脱ぐが、脱ぎっ放しで構わないらしい。

もみじや一枚板のカウンターが奥に向かって続いており、2人掛けくらいのベンチ型の椅子が並んでいる。反対側がテーブル席で、それぞれのテーブルの間は格子で仕切られている。
入口の右手奥が小上がりには、掘りごたつ式の3~4人用の座卓席がある。こちらは照明が抑えられているので、フロアの席より若干落ち着く感じだ。

池袋あたりによくある、和風ダイニングバーに近い雰囲気だが、揃えられた日本酒はかなりの本格派だ。
まず、定番の中心銘柄がなんと「宗玄」。特別本醸造(620円)から米吟醸無濾過生原酒(750円)まで6種類が揃う。

ほかの銘柄も、秋鹿、黒龍、奥播磨、村祐、天界、義侠、醸し人九平次、司牡丹、悦凱陣、初駒、開運、風の森、諏訪泉、田酒、天狗舞、黒帯…など、地酒好きに評価の高い銘柄ばかり。
有り難いのは、多くが半合(5勺)でも注文できるため、安いものは1杯200円代から飲めることだ。

更に手書きメニューで、超レアな大吟醸酒がピックアップされている。(価格は半合)今週あったのは、陸奥八仙・300本限定酒(完売・700円)、墨廼江・600K(770円)、墨廼江・別吟(完売・1,350円)、醸し人九平次・別誂(920円)、田酒・山廃(1,200円)、黒龍・しずく(1,500円)の6つ。
「超レア」かどうか微妙なものもあるが、これだけ揃えているのは偉い。
焼酎(500円~)や梅酒(480円~)なども豊富に揃っている。

料理も、サメの軟骨梅肉和え(520円)や、牛すじの煮込み(720円)といったおつまみから、牛サーロインの炙り焼き(880円)、お刺身三点盛り(選択可能・1,400円)まで、色々揃っている。自分が食べた範囲では、充分値段に見合う美味しさはあった。

店が割とキレイなので、デートにも使えそう。値段は安い方ではないが、特に高価なものさえ避ければ、一般的なダイニングバーの範囲に納まるはず。美味しい日本酒を知りたいなら、この店は試す価値がある。

→ぐるなび:来魚喜魚(きときと)もみじや
http://r.gnavi.co.jp/a070700/

安くておいしいお酒を揃えた、西日暮里「八天将」 (09/2/10)

銘酒居酒屋ではなく、安いチェーン居酒屋でありながら、日本酒の品揃えがちょっといい。そういう店があると、1人飲みから宴会まで様々に使えてありがたい。
西日暮里の駅からすぐの場所にある居酒屋「八天将」は、そんな店のひとつ。総席数100席という広さの大衆居酒屋ながら、なかなかの銘柄を備えている。

場所は、JR西日暮里駅を舎人ライナー駅側に出て、尾竹橋通りから1つ目の角を右折すると、次の角の右手2階にある。駅から1分程度の近さだ。
写真の通り、派手な外観なので、目に付きやすいとは思う。

階段を昇って店内に入ると、靴をぬいでフロアに上がる。和風居酒屋らしい、広々とした店内で、若いスタッフが元気良く迎えてくれる。
座卓はすべて掘りごたつ式で、間に簾などによる間仕切りが設けられている。

日本酒の銘柄は、南部美人・純米吟醸、浪の音・純米本生、開運・特別純米(各500円)、与右衛門(530円) 、出羽桜・桜花吟醸本生、上善如水浦霞・純米(各580円)、風の森・大吟醸(600円)、田酒・特別純米(620円) 、出羽桜・雄町、久保田・千寿 、八海山(各680円)…など。安くて美味しいものを良く集めている

焼酎は、いいちこ、JINRO、たなばた、蔵の師魂、いも麹芋、晴耕雨読、黒麹萬年、白麹萬年、角玉、寿福絹子、麦麦万年、武者返し、水鏡無私、弥生、ダバダ火振、八重泉、八重泉・黒真珠(五年古酒)、鍛高譚などがある。ボトル1,380円から(1ヶ月)。

サワーやカクテル類は294円~504円だが、多くは399円。グラスワインは280円。黒ホッピー(399円)なども並んでいるところが下町らしい。

料理も居酒屋らしく幅広い。ぐるなびのページに写真付きで何品か掲載されているので、そちらを見ると分かりやすい。たたききゅうり、うずらの山椒煮玉子(各199円)から、名物のネギ焼そば、レバ刺し(各609円)まで、ほとんど600円以内に納まる。
飲み放題付コースも税込2,980円、3,980円と格安だ。

この価格設定は、やはり西日暮里という立地ならでは。値段だけならもっと安い店にも事欠かない土地柄だが、これだけの銘柄を揃えてくれている大衆居酒屋はそう多くない。

なお、お隣の田端にも2店、姉妹店がある。メニューは結構違っているが、安くて美味しいお酒が揃っている点は共通だ。

→ぐるなび:八天将西日暮里店
http://r.gnavi.co.jp/g994901/

浦和で魚が旨い店と言えば、まず「すみぼうず」(09/2/5)

日本酒好きな人は魚好きでもある場合が多いが、そんな人にオススメしたいのが「浦和漁港 すみぼうず」。浦和では、魚がうまいことで有名な居酒屋だ。

場所は、浦和駅の西口。伊勢丹の裏からイトーヨーカドーに抜け、仲町通り商店街を左へまっすぐ進むと、左手2階にある。
階段を上がると、背の低い入口。池袋の「酒菜家」などと同様、茶室の躙口(にじりぐち)をイメージしているようだ。中が伺えないこともあって、ちょっと隠れ家っぽい感じもする。

戸を開いて中に入ると、いきなり目の前が5席のカウンターになっている。店内はほどよい暗さの和風空間。
左側は小上がりになっていて、そちらにもカウンター5席と、8人まで座れる座卓席がある。いずれも掘り炬燵式になっていて、しかも足元がほのかに温められているようだ
軽く飲むなら右側の椅子式カウンター、腰を落ち着けて飲むなら左側の小上がりと、使い分けるのが良さそう。

店の広さは8坪ほどだが、坪あたりの売上高が日本一という噂すらあった繁盛店。1年ほど前には、とうとう3階に「浦和漁港 すみぼうず 上の間」も出店した。

「浦和漁港」のショルダーネームから分かる通り、全国各地から仕入れる鮮度抜群の魚介類が売りだ。その日に仕入れた鮮魚が、日替わりの手書きメニューに並んでいる。
最初にいきなり七厘が運ばれ、お通しから魚介を焙っていただける。続いて、ザルに乗せた一夜干しの盛り合わせが運ばれ、そこから食べたいものを追加できる。1つ350円くらいからだが、これはうまい販促だ。

もちろん、焼き物だけでなく、刺身、揚げ物、鍋ものなど、多彩な料理が楽しめる。
刺身には別に山葵と山葵おろしが添えられ、自分でおろして使う。辛すぎないマイルドな味わいだ。
お鍋は、寄せ鍋、牡蠣鍋、鮟鱇鍋、ふぐ鍋、九絵鍋…など数種ある上、「醤油味」「味噌味」「チゲ味」など、それぞれ2~3種類の味付けが選べる。
刺身やお鍋以外は、大体650~880円くらいが多い。

日本酒も、おいしい銘柄ばかり、十数種類が揃えられている。こちらも日替わりが半分近くあり、昨日は「本州一」や「泉十段」「黒龍・九頭竜」などをいただいた。価格は1合700円台~900円くらいがほとんど。
焼酎も豊富に揃えられていて、6種類くらいある薩摩揚げや九絵などにピッタリ合いそうだ。
きき酒師や焼酎アドバイザーの資格を持つスタッフもいるらしい。

ご主人の内田英之さんは、京懐石や日本料理の店で修行を積んだそう。各地の漁港に直接足を運び、素材を自分で確認して、仕入れルートを決めているという。
店名は、備長炭を使った焼き物と、イカ墨を使った料理という特色を象徴したものらしいが、内田さんの坊主頭にもちなんでいるようだ。

先月は、山手線内で流れるトレインチャンネル「繁盛店の逸品」でも店が紹介された。(1月12日~1月18日)お客には、浦和レッズの選手もたくさんいる。
普通の居酒屋と比べると少々値段は高めだが(通常客単価6千円前後)、おいしい魚とおいしい酒という組み合わせに目がない人なら、きっと満足できる店だ。

→マイタウンさいたま:浦和漁港すみぼうず
http://www.amatias.com/asp/insyoku.asp?r_code=R0000803

ワインとボサノヴァを楽しむ渋谷の隠れ家「bar bossa」 (09/2/3)

風変わりな店ではないのに、万人受けせず好きな人だけどっぷりハマる、といったタイプの店がある。
渋谷の隠れ家「bar bossa」も、そんな店のひとつ。喧騒を離れた裏路地にある、ボサノヴァが流れるワインバーだ。

BarBossa_看板場所は、渋谷の西武A館・B館の間を通る井の頭通りを直進し、宇田川交番のY字路の左側を進むこと約250m。右側に現れる写真の袖看板が見えたら、ビルの隙間を抜けてそのビルのに回ると、路地裏に面して「bar bossa」がある。知らなければ絶対に見つからない立地だ。

店内は、路地に面した側に6席のカウンター、フロアに4人用テーブルが3卓ほどの小ささだ。カフェのようなカジュアルな内装だが、照明は暗めに抑えられている。

店を切り盛りするのは、音楽業界出身のご主人・林伸次さんと、ソムリエを務める奥様の2人。
林さんは、今もデジタルラジオで「bar bossa」という番組を持っているし、CDのライナーノーツを執筆したり、5年前には「ボサノヴァ」という本も出しているので、「出身」と言うより二足の草鞋と言った方が正しいかもしれない。 

店内には、もちろんボサノヴァやMPB (Musica Popular Brasireira=ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック)が流れている。音量は低めなので、ボサノヴァ好きの人でなければ、そうと気付かないかもしれない。壁に並べられたジョアン・ジルベルトやA.C.ジョビンなどのレコードジャケットを見て、初めて気付く人も多いようだ。

メニューは店のホームページに掲載されているが、グラスワインが800~900円、ボトルは3,500~8,000円くらいが中心。高いものでも12,000円くらいまでだ。
フランス全域のものがバランスよく揃えられており、少数ながらイタリアやスペイン、オーストラリアといった物もある。全部で80種類ほどストックされているようだが、店のメニューにピックアップされるボトルは日によって変わるので、黒板やメニューを見ながら相談して決めるのがいい。

BarBossa_外観もちろん、ビール、ウィスキー、カクテル、ラム、テキーラ、ピンガ(サトウキビから作られるブラジルの蒸留酒)…など、ワイン以外の洋酒も一通りある。(各700~900円)

料理は軽めのものが中心で、おすすめはチーズとチョコレート
チーズは季節限定のものを10数種類揃えており、3種(1,000円)と5種(1,500円)の盛り合わせが用意されている。
チョコレートは、パティシエの久保田由希さんがオリジナルで作っているガトー・ショコラ(600円)で、抑えた甘さと濃厚な味がワインによく合う大人の味

この店は、BARの割に1人では入店できないらしいので、その点だけは注意が必要。
毎週日曜日には、ミニ・ライブも開かれており、ボサノヴァ好きならそちらもすすめだ

肩から力の抜けたいい感じの大人が、渋谷でゆったりと過ごせる貴重な空間だ。

→bar bossa
http://www.barbossa.com/01-top/index.html

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