千の酒と、千の店

利き酒師、ワインエキスパート、フードアナリスト等、様々な資格を持つ酒好き会社員が、全て自腹で訪れた東京~埼玉の
数千軒の中から、美味しいお酒の店を選んでご紹介。約380店を最寄駅で検索できる「記事の索引」や、お酒コラムもあり!

2009年01月

格安の老舗BAR、新宿「イーグル」 (09/1/30)

同じお銘柄のお酒でも、店によって値段は違う。それは、店の立地(=賃貸費)や内装、サービスのレベルなどで付加価値が大きく異なるためだが、値段を抑える手段として、メーカー提携という方法もある。

新宿にあるクラシカルなBARイーグル」は、サントリーが製造販売する酒を提供するサントリーラウンジ。サントリー直営というわけではなく、サントリーと提携した津川興業グループが展開しているのだが、しっかりしたサービスと格安の値段とで人気が高い。

場所は、新宿東口「スタジオアルタ」裏口の隣。ビルの地下1階と地下2階の2フロアが店になっている。階段の途中に、前開きの自動ドアがあるのが面白い。

店に入るとすぐ左に小さなフロントがあり、そこで人数を告げると、適したフロアや席に案内してもらえる。荷物や上着もここで預ける仕組みだ。
店内は、天井から大きなシャンデリアが2つ下がった、クラシカルな造り。

店の片側はすべてカウンターになっていて、年季の入ったスツールが並んでいる。反対側には4人用のテーブルが3卓、階段下に2人用テーブルが1つと、そう広くはない。ただ、地下2階にもカウンターとテーブルがあるので、合わせると50人近く入れるようだ。

開店して42年経つだけあって、店内には昭和の香りが漂う。さすがに調度品や造りの古さは隠せないが、サービスマンやバーテンが折り目正しいためか、さほどチープな印象はない。
しかし、メニューを開くと、目を疑うような安さだ。チャージといった席料もない。

オールドホワイトホースが250円、ブラック&ホワイトが300円、ジャック・ダニエルが450円。
シングル・モルト・ウィスキーでも、500円から飲める。
今なら円高還元セール中で、バランタイン、ティチャーズ、アーリータイムスがなんと200円だ。(価格はいずれもシングル35mlの場合。ダブルは75ml)
普段は手を出しにくいような高級ウィスキーでも、ここならかなり割安で飲むことができる。

ウィスキーに比べると、カクテルは少々高く感じてしまうが、ここは昔からフレッシュフルーツカクテルにこだわり続けているそうだ。82年にはカクテルコンテストでグランプリも受賞している。
季節ごとのフルーツ・カクテルが各種あり、春ならイチゴ、夏はスイカやトマト、秋は梨やザクロのカクテルなどが飲める。(各1,000~1,200円)

料理も、軽いおつまみから食事まで、多様なニーズに応える。今や定番の「野菜スティック」は、ここが発祥の店だと言うから驚きだ。オリジナルの胡麻味噌ソースがなかなか美味しい。
メキシカンタコス(450円)や、オリジナル・ピザ(950円)、特選和牛フィレ肉霜降りビーフ (1,500円)まで、約40種類の料理がある。ハーフサイズもできると言うから、1人の客には有り難い。

若い客こそ少ないが、年配の客にはむしろ落ち着けるタイプの店かもしれない。この低価格にも関わらず、きちんとしたサービスなので、どこか得した気分にさせてくれる。

なお、すぐ近くに「昴」、池袋西口に「ヘルメスワインコーナー」という姉妹店がある。

→サントリーラウンジ イーグル
http://gourmet.suntory.co.jp/shop/g285802/index.html

家呑みの理想的な1本、秋田「白瀑」 (09/1/26)

酒呑みと言われる人は、意外に吟醸酒をそれほど飲まない。
1杯ならまだいいが、何杯も飲み続けることを考えると、吟醸酒は意外に飽きが来てしまったり、予算的にもったいないところがある。
1本の酒を呑み続けるなら、呑み飽きしない上質な純米酒が一番、という酒呑みは多い。
言うのは簡単だがいざ探すとなかなか難しい。オススメを1つ挙げるなら、秋田の「白瀑(しらたき)」を挙げたい。

白瀑は、青森県境に位置する秋田県最北の町・八峰町にある、山本合名会社の銘柄。
世界遺産の白神山地と日本海とにはさまれた八森地区は、日本でも有数の自然に恵まれた地域だ。その世界最大のブナ原生林である白神山地のふもとに、山本合名会社はある。
酒の名前は、蔵の近くの薬師山の麓にある白瀑という滝から付けられた。

蔵では、その白神山地から湧き出る天然水を、自然の傾斜を利用した3Kmほどの自家水道で直接酒蔵まで引き込んでいる。それをろ過も加工もせず、仕込みを始めとする全ての工程にそのまま使用しているそうだ。こんな贅沢な蔵はほかにない。ブナ林が育んだきめの細かい天然の湧水は、鉄分が少なく酒造りに最適な水だという。

米も、地元の酒米(酒造好適米)にこだわっている。
「山田錦」「備前雄町」「美山錦」といった王道の酒米を使った酒も少数醸してはいるが、多くは「酒こまち」「めんこいな」「吟の精」といった秋田産の米を使っているのだ。
2008年からは、自家水道沿いの田7反で酒米作りを始め、自家製米での酒造りへの挑戦も始めた。
平均精米歩合は53%と、県内でも随一。醸造している酒は全て特定名称酒だ。

搾られた酒の加熱殺菌(火入れ)も、通常のタンクではなく、瓶詰めした後に火入れをしている。それを一気に冷水シャワーで冷まし、冷蔵貯蔵庫で瓶貯蔵しているそうだ。こうすることで、搾り立てのような華やかで新鮮な味わいを維持できるのだという。

この蔵では、近年酒造り体制を改革し、2006年には杜氏制を廃止。2007年から若き6代目・山本友文さんが杜氏を兼ね、酒造りに精魂を傾けている。その効果か、近年急速に酒質が向上しているように思う。
「どこにも負けない最高の日本酒を造りたい」という山本さんの情熱は熱く、今後が一層期待される蔵だ。

白瀑の酒はどれも間違いないが、最近飲んだのは純米の山田錦(四合・1,380円、1升2,625円 )。昔ながらの製法で丁寧に造られた酒は、ほのかに上品な香りがあり、まろやかな味わい。料理の味を引き立てながらも、つい「もう1杯」が止まらなくなる旨さだった。
価格も1升2千円台が中心で、たとえ大吟醸でも手頃な値段なのが嬉しい
家呑み用として、理想的な1本だ。

→山本合名会社
http://www.osake.or.jp/kuramoto/n161.html

燗酒好きが集まる焼鳥居酒屋、新宿「松の屋」 (09/1/21)

酒好きが高じて呑み屋を始めた、という人は少なくない。特に、最近はそんな女性店主が目に付く。(築地「ねこ屋」や新橋「うさぎ」、浦和「うりんぼう」…など、なぜか店名に動物が多い!?)新宿「松の屋」も女性が開いた店だが、こちらのキャラクターは少々個性的だ。

店は、怪しい店がひしめく新宿2丁目。地下鉄新宿3丁目駅のC7出口から御苑大通りに出て、BYGS新宿ビル左側の路地を入り、突き当たりにある辰巳出版の4軒右隣。

店舗は一見、蕎麦屋っぽいたたずまい。店内は、4~5席のカウンターと、奥に3卓ほどのテーブルがあるだけの小さな店だ。
開店は2003年の9月。シーちゃんこと鹿毛静穂さんが、るみちゃんこと大橋るみさんと2人で立ち上げた。(厨房には、男性スタッフもいる。)

店を入ってすぐ内側は、左側に一升瓶、右側にレトロなおもちゃ&オマケGOODSの山だ。このおもちゃはシーちゃんの趣味のコレクション。おもちゃ収集家の北原照久さんとおもちゃ談義をしたこともあるらしい。おもちゃの上には液晶テレビがある。

だが、この店が個性的なのは、このレトロなおもちゃだけではない。
日本酒の品揃えがかなり個性的なのだ。お燗向きの日本酒ばかりが揃えられている。
元はもっと幅広い品揃えだったようだが、お燗を推奨しているうちに次第にお客にも同好の士が増え、今やメニューに「冷や」と書かれているもの以外、すべてお燗で出されるほどになった。

レギュラー銘柄は、竹鶴、小笹屋竹鶴、日置桜で、それぞれ3種類以上を備えている。
竹鶴は、合鴨純米(950円)、純米(700円)、純米にごり(700円)。
小笹屋竹鶴は、宿根雄町純米原酒(950円)、きもと純米吟醸原酒(2,000円)、きもと純米原酒(1,500円)。
日置桜は、伝承強力純米吟醸(950円)、鍛造きもと純米吟醸(850円)、青水緑山特別純米(800円)、純米(700円)、純米にごり(700円)、山笑う(1000円)。

ほかには、きもとのどぶ(850円)、弁天娘・玉栄純米(780円)、高津川・純米(700円)、杉錦・きもと純米中取り原酒(850円)、龍勢・純米生原酒初しぼり(850円)、9(NINE)菩提もと純米生原酒(850円)があった。
すべての日本酒が純米または純米吟醸で、通好みの銘柄ばかり。当然、呑み放題はない。ここまで飲ん兵衛志向を打ち出している店も珍しい
冷は片口、お燗は徳利で提供され、もちろんお燗は温度指定できる。

料理は、炭火焼鳥が中心。1本180円~270円くらいで、特に美味しいのは、さび焼き。これは鳥嫌いの自分も、お代わりしてしまった。レバーやつくねも人気。「せせり」や「えんがわ」といった珍しい部位もある。
ただし焼鳥以外のメニューは少ない。メニュー掲載のものに限ると、莫久来や豆腐の味噌漬けといった珍味類、サラダなどの野菜類やご飯物が少しある程度だ。日替わりの鮮魚に「ブリ」があったが、刺身4切で1,400円は割高。やっぱり焼鳥がいい

彼女達の日本酒の嗜好に共感する女性たちを集め、07年7月に二升ガールズという同好会を結成。定期的に蔵元や女性杜氏らを招いた飲み会を開催している。「二升ガールズ男子部」もあって、現在いずれも約30名の会員を擁しているそうだ。

なお、2月6日発売の『食楽』に店が掲載されるそうなので、行くなら今のうちかも

→松の屋
http://www.geocities.jp/matsunoya_c/menu/index.html

普通酒は日本酒にあらず (09/1/14)

少し前に、吟醸酒がどういうお酒なのかをご紹介した。今回は、吟醸酒以外のお酒についても、簡単にご紹介したい。

日本酒の分類にはいくつかの方法があるが、最もポピュラーなのが酒税法で使われている特定名称だ。これは、日本酒をその造り方によって大きく3種類に(細かくは8種類に)分けたもの。それは、「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」の3タイプだ。

吟醸酒は、60%以下に精米した米と米麹を原料とし、醸造アルコールの添加はお米の重さの1割以内までとされている。(精米歩合や醸造用アルコールについては、吟醸酒の記事を参照)更に「吟醸造り」と呼ばれる手の込んだ方法で造られていることは、前に説明した通り。

純米酒は、精米歩合を問わず、醸造アルコールを添加しないで米と米麹(と水)だけで造られたお酒のこと(注)。
自分もそうだが、日本酒好きには「純米酒」にこだわる人が多い。醸造アルコールは一種の蒸留酒なので、日本酒(醸造酒)にこれを混ぜたら「混成酒(リキュール)」になり、日本酒とは言えないというものだ。ワインでも、ブランデーを添加したものは「酒精強化ワイン」などと呼ばれ、通常のワインとは区別されている。

本醸造酒の精米歩合は70%以下で、醸造アルコールの添加は吟醸酒と同じくお米の1割以内。ただし、こちらはいわゆる「吟醸造り」ではない通常の醸造方法で造られたお酒だ。

細かく分けると、これ以外に大吟醸酒(精米歩合50%以下の吟醸酒)、純米吟醸酒(醸造アルコールを添加していない吟醸酒)、純米大吟醸酒(醸造アルコールを添加していない大吟醸酒)、特別純米酒(特別な製造法であることを明記した純米酒)、特別本醸造酒(特別な製造法であることを明記した本醸造酒)の5種類が加わり、計8種類に分類される。

このどれにも当てはまらない日本酒は普通酒と呼ばれる。普通酒には、精米歩合が70%超のものや、醸造アルコールをお米の重さの1割を超えて添加されたもののほか、糖類を添加したものが含まれている。飲んだ後にベタつくような感じが残るお酒がこれで、二日酔いにもなりやすい安酒と言える。
大量生産されている日本酒の多くが「普通酒」だが、正直言ってこれを日本酒とは思ってほしくない。それを普通酒と称するのは、確かに変な話だ。

昔の「特級」「1級」「2級」は、いずれも普通酒だった。級は蔵の自己申告で認定され、一応、国の審査はあったものの旨い/旨くないといったあいまいなものだ。級が上なら税金も高くなるため、「特級」を申請してきた酒をわざわざ却下するケースがどの程度あったのか、かなり疑わしい。
高い税金を払える大手メーカーはイメージを重視して特級や1級を申請し、小さいメーカーは2級に甘んじるというのが実情だったようだ。

1992年に「特定名称酒」が制定され、それまでの級は廃止されたものの、灘・伏見などの大手メーカーでは、かつての級の代わりに「特撰」「上撰」「佳撰」という呼称を使用していたりする。そうした序列を付けないと、価格の違いを説明し辛いのか…。

特定名称酒なら必ずラベルに種別が書かれているはずなので、逆に「吟醸」「純米」「本醸造」のいずれも記載がなければ、それは「普通酒」と思ってまず間違いない。そういうお酒は、酔えれば何でもいい人以外にはお勧めできないので、あしからず!


(注)2004年まで「純米酒」の精米歩合は70%以下と定められていたが、精米歩合の表記や3等以上の原料米を使用することなどを条件に、この制限がなくなった。これにより、粗悪な米でも精米歩合だけで「純米酒」と名乗ることはできなくなった。だが、「純米酒」と表記できなくなった酒でも、「米だけの酒」といった表現は可能なのでご注意。


陽気に楽しめるロックBAR、新橋「Queen's Bar」 (09/1/9)

日頃、旨い酒を求めてあちこち飲み歩いている自分だが、たまにはホッと一息入れて、気楽に飲みたいこともある。
そんな時、たまに寄らせてもらうのが、新橋の「Queen's Bar」だ。
2003年7月に若い姉妹で開いたアメリカンなBARだが、肩の力を抜いて友人と馬鹿話に興じたい夜などは、不思議と足が向いてしまう。

場所は、新橋駅の烏森口から烏森通りを西新橋方面に約300m進み、日比谷通りに出る少し手前、「ホテルユニゾ新橋」の次の角を左折すると、すぐ右側の地下にある。

地下に降りて扉を開けると、暗めの店内はネオンのカラフルな光で照らされている。カギ型のカウンター7席ほどがメインだが、周囲に4卓ほどテーブルもある。

遊び感覚のちょっとレトロな小物があちこちに置かれ、壁際の液晶モニターではたいてい古めのロックのビデオクリップが流されている。この映像はPCで管理されているので、データさえあればリクエストすることも可能だ。

後ろの壁にはダーツボードもあるが、店が狭いこともあって、やっている客は見たことがない。店長のマコちゃんはダーツ好きのようだが、腕前は…まあ、ほどほどというところらしい。

マコちゃんこと雅子さんは、ロックとハーレーを愛する男っぷりのいいお姉さん。いつも笑顔で店をキビキビ仕切る。現在、妹の紀子(のりこ)さんは店を卒業し、カウンターには2005年夏に入店したトモちゃんが立つ。独特のユーモア感覚があって、お願いするとたまに簡単な手品を披露してくれたりする愛嬌のある女のコだ。

お酒もカクテルも料理も、特に凄いわけではないが、かと言って決して悪くない。メニューも多くないものの、つまみや料理が最低限は揃っている。
女性2人の店とは言え、別にそれをウリにしているわけではなく、趣味の合う客が集まって友達同士のように飲みながら、楽しく過ごすタイプの店だと思う。値段も安いし、女性の1人客でも全然平気。

新橋駅から少し離れているので、店が小さい割に週末でもあまり混んでいないのもありがたい
以前、飲み会の流れで、十数人で押しかけてしまったが、テーブルを作って何とかしてくれた。(その節は、お世話さま~!

ちなみに、ネタと思われそうな話だが、雅子さん・紀子さん姉妹のお母さんの名前は美智子さんなのだとか。店名はここから取った…わけではないらしいけど。

→Queen's Bar
http://queens.shimbashi.info/

特筆モノの魚と上質の地酒、大塚「和由」 (09/1/7)

日本酒には魚の料理が良く似合う。実際、日本酒好きと魚好きはしばしば重なるし、自分もその例に漏れない。それだけに、おいしい魚おいしい地酒の両方が揃っている店には目が無い方だ。
そんな飲兵衛に嬉しい居酒屋の1つが、大塚の「和由(わゆう)」だ。

場所は、大塚駅の南口から左方向に都電の線路を越え、「大塚三業通り」を150mほど入った右側にある。途中の分かれ道は、右側が正解。
店は外からも中が良く見えるので、入りやすい。

フロアは、お酒の棚で手前側と奥とに分けられる。
手前側には2人用テーブルが4卓ほどあり、奥の右側が8席ほどのカウンター。
左側にはテーブル数卓と、小上がりに4人用の座卓が3つある。
内装は、ちょっとモダンな和風で、地酒や焼酎の銘柄、料理などが書かれた札があちこちに貼られている。数ヶ所にまとめて掲示されているため雑多な感じはなく、清潔感のあるイメージだ。

地酒の銘柄は25種類くらいで、そのうち月替わり銘柄が7種ほどある。定番銘柄は、本醸造が立山、清泉、越の景虎で各580~680円。純米が新政、神亀、天の戸、菊姫で各620~780円。
吟醸は、菊水「無冠帝」(780円)、一人娘「さやか」(940円)、八海山(1,050円)。純米吟醸は、真澄・辛口生一本(730円)、酔鯨・吟麗(780円)、亀泉・山田錦生酒(940円)。大吟醸は、谷川岳・大吟醸美山錦(1,260円)、手取川「本流」(1,050円)。純米大吟醸は、久保田「萬寿」(1,890円)と若戒「義左衛門」(2,310円)というラインナップ。
「義左衛門」だけ破格だが、これは市販価格でも1合千円以上する珍しい銘柄なので、まあ仕方ないところだろう。
今月の月替わり銘柄には、十四代や仁勇などがセレクトされていた。

量は7勺くらい。全ての銘柄でハーフの注文もできるし(値段も半額)、お燗も可能だ。
また、ここの「利き酒セット」はこれら全ての銘柄を対象に、ハーフで2銘柄を選べる。価格は、それぞれの半額を足した金額から10%引きとお得。

焼酎も豊富に揃えてあり、そちらも10種ほど月替わり銘柄がある。風憚、くじら、冨乃宝山、大魔王、つくし・黒、吾空、吉四六、小鼓、黙壺子、鍛高譚、牧場の夢、八重泉、琉球…などがあった。

肴は450~780円が中心で、角煮などの肉料理も人気があるようだが、やはり魚が見事だ。刺身をはじめとして、さまざまな旬の魚介類が揃っている。
まぐろ、金目鯛、鰤、〆さば、かわはぎ…今の季節ならではの星がれい(980円)や、くえ鍋(2人前位2,300円)といった逸品まで並べられていた。1人用の刺盛り(1,550円)があるのも嬉しい。

また、すっぽん料理各種(980~1,980円くらいが中心)が通年楽しめる居酒屋というのも珍しいのではないだろうか。
そのほか、このわたやホヤ、あん肝(冬季)等の珍味類や、うどんやお茶漬けといった食事、お鍋各種など、鮮魚以外のメニューもきっちり備えてある。

銘酒居酒屋の数多い大塚だが、使い勝手の良さでは自信を持っておススメできる1軒。

→Yahoo!グルメ:和由
http://gourmet.yahoo.co.jp/0000987849/

飯田橋の使えるお店「料理人のとっておき」 (09/1/5)

遅ればせながら…あけましておめでとう!今年も美味しいお店やお酒をご紹介できるよう精進したいと思っているので、よろしく~!

今年1軒目は、飯田橋のカジュアルなダイニングバー「料理人のとっておき」。こういう店名の店に限って名前負けという場合が多いのだが、ここは意外と良い。
場所は、JR飯田橋駅東口から目白通りを九段下方面に向かい、300mほど歩いた左側。潮出版社ビルの地下だ。

階段を降りて扉を開けると、左側が8席ほどのカウンター、右側に4人用の丸テーブルが2卓、その奥のフロアに2人用テーブルと4人用テーブルが各4卓ほどがある。
店内は男女を問わず居心地良さそうな、程良いオシャレ具合だ。
カウンターの椅子は背もたれ・片袖付きで、2脚ずつ組になるゆったりしたもの。
奥の壁には大型プロジェクターがあり、普段は洋画などが流されている。

この雰囲気で、日本酒・焼酎ともに揃っているのが嬉しい。
日本酒は、越の景虎・特別純米(グラス800円/1合1,100円)、黒龍・純米吟醸(同750円/1,000円)、八海山・本醸造(同700円/1,000円)、久保田・千寿(同700円/1,400円)、菊姫・特選純米(同850円/1,200円)、尾瀬の雪どけ・特別純米(同700円/1,000円)、神亀(同800円/1,100円)、醸し人九平次・純米吟醸(同900円/1,250円)。黒龍・九頭龍(一合750/二合1,400)。

有名銘柄中心の王道を行く品揃えだが、この手の店としては上出来
価格はちょっと高めだが、手頃なグラスを用意していることでもあるし、店の雰囲気を加味して大目に見よう。

焼酎は59種類あって、480~680円がほとんど。プレミアム焼酎は、千円以上というものもある。
三岳(580円)、赤兎馬(600円)、村尾(1,000円)、魔王(1,200円)、百年の孤独(1,500円)、森伊蔵(1,800円)…など、いわゆる3Mを含めてこちらも良く揃えてある。
毎週月曜日は、赤霧島、村尾、魔王、佐藤(黒・白)、百年の孤独、千年の眠りといったプレミアム焼酎が、500円均一のスペシャル価格になる(森伊蔵は1,000円)ので、焼酎好きは覚えておくといいかも。

料理もいろいろ揃っているが、人気が高いのが「大トロモツの旨辛小鍋仕立」と「とっておきの塩ラーメン」
牛小腸をコチュジャンで煮込んだ大トロモツの味噌煮込みは、噛まなくても食べられるほど、本当にトロトロ
〆のラーメンもあっさりとした美味で、楽天でも販売されている人気メニュー。

あえて難を言うと、サービスが今ひとつ追いついていない印象。良く言えばフレンドリーな感覚なので、常連になってしまえば、おそらく気にならないかもしれない。

はセルフサービス形式のランチも営業している。ごはん、味噌汁、おでん等が取り放題、コーヒーも付いて880円。食べたいごはんの量によって、お椀サイズが3種類用意されているのが親切だ。ランチで「大トロモツ」を食べることもできる。

→料理人のとっておき
http://www.bestaurant.co.jp/totteoki/index.html

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