千の酒と、千の店

利き酒師、ワインエキスパート、フードアナリスト等、様々な資格を持つ酒好き会社員が、全て自腹で訪れた東京~埼玉の
数千軒の中から、美味しいお酒の店を選んでご紹介。約380店を最寄駅で検索できる「記事の索引」や、お酒コラムもあり!

2007年12月

いにしえの面影を残した蕎麦屋、上尾「巴屋」 (07/12/31)

今日は大晦日なので、素直に蕎麦屋を紹介する。ここ20年ほど、自分が毎年大晦日を過ごしている店だ。
さいたま周辺の店が続いて恐縮だが、年末年始休暇中のため、ご容赦あれ…。

店は上尾市のさいたま市寄り、「上尾水上公園」の前にある「そば処 巴屋」。
国道17号線の愛宕交差点から水上公園方面に曲がって、1つ目の信号を越えたすぐ左側になる。
店の前に4台程度の車が停められるが、隣の駐車場も使えるので、かなりの台数まで駐車可能。
天保時代の旧家を移築した店舗は、そこだけぽっかり残された異空間のようだ。

店に入ると、そこは火鉢が置かれた土間。自然木から切り出した、厚さ15cmもあろうかという天板のテーブルが5卓。その奥が調理場になっている。土間の右側の座敷には、靴を脱いで上がる。座敷は、大広間と二間の和室がぶち抜きで使用されており、こちらにも分厚い天板の座卓が並んでいる。

テーブルや座卓は、いずれも8人座れる長さ。座敷には、火をくべられた囲炉裏や火鉢があり、床の間には掛け軸や置物も並ぶ。壁の柱時計も現役だ。

蕎麦の種類は多く、うどんもある。冷たいものは、せいろ(470円)、ざる(620円)、天ざる(1,450円)…など。温かいものは、たぬき(550円)、にしんそば(850円)、天ぷら(1,100)…など。正統派手打ち蕎麦屋の品揃えを網羅した上で、クリームうどん(950円)などの創作メニューも意外な美味なのだ。セットメニューも多く、最高級の刺身・うなぎ・天ぷらなどと蕎麦がセットになった巴御膳(駄洒落?)は3,000円。

日本酒は普通酒(400円)もあるが、地酒の越乃寒梅(1,000円)、雪中梅(500円)、峰乃白梅(500円)の三梅が手頃な価格で楽しめる。その他では、ビール(600円)、酎ハイ、そば焼酎のそば湯割(400円)など。

肴も、冷や奴(150円)、お新香(250円)、枝豆(350円)、おでん、味噌田楽(各400円)、もつ煮込み、まぐろ納豆(各500円)…など、多彩に揃っており、今や珍しくなった蕎麦寿司もある。ただし、ラストオーダーは20時頃なので、軽く飲む店と心得た方がいい。

田舎のない自分にとって、ささやかな田舎気分を味あわせてくれる、味のある店。
巴屋は春日部店もあり、こちらも民家を移築した同様の造りとなっている。

とくだね館/そば処 巴屋

最高の日本酒と肴で一杯、大宮「あじろ」 (07/12/29)

年末に景気のいい話を1つ。
大宮駅の東口から、南銀座を直進し繁華街を抜けかかる頃、右側にひっそりとたたずむ古びた店「あじろ」がある。

看板には「割烹」などと書かれているため、一見で入って来る客は稀だと思う。
昭和40年代に建てられた店舗は、今でも当時のまま。引き戸を開けると、1階は8席ほどのカウンターのみ。椅子も背もたれのないスツールで、表面もちょっとゴワゴワしている。
カウンターの中には、年配の女将がひとり。以前、看板娘がいたと聞くが、少なくとも昨晩はいなかった。奥で料理を担当しているマスターは、ほとんど気配を感じさせない。

ここは、割烹と言うより贅沢な居酒屋
壁にびっしりと貼られた短冊には、吟醸酒を中心にもの凄い逸品ばかり50銘柄ほどが並んでいる。
黒龍・石田屋、黒龍・二左衛門、初亀・亀、開運・波瀬正吉、幻・まぼろし、真澄・夢殿、英勲・一吟、出羽桜・手造大吟醸、久保田・碧寿、久保田・萬寿、十四代・愛山、千代の亀・銀河鉄道、達磨正宗、梵、墨廼江、磯自慢、山形正宗、常きげん、越の寒梅

価格は、安いもので1合1,500円。多いのは2,000~2,500円あたりだが、5,000円というのも少なくない。
さすがにこの価格帯だけでは気が引けるのか、かろうじて立山(800円)、〆張鶴(900円)、八海山・純米吟醸(1,000円)といった手頃なものも、わずかながら置いてある。

料理は15品ほどが黒板に書かれている。何種類かのお刺身、煮魚、ししゃも、珍味、蕎麦、お茶漬け…と、日本酒に合う料理ばかり。刺身の盛り合わせ以外は、ほとんど700円~1,000円で、お酒より安い。例外として、昨日の煮魚「なめたかれい」は1,700円、名物の「本からすみ」は3,000円。これで分かる通り、料理の質も日本酒に負けていない。

値段は気にせず、最高の日本酒と最高の肴で一杯やりたい、そういう時のための店なのだ。
そのくせ店の造りは古く、BGMも古い歌謡曲。ここで飲んでいると、地方の旅行に出かけて、ひなびた温泉街の飲み屋で一杯やっているような錯覚に陥ってしまう。

2階は宴会用らしく、詰めれば20人くらい入れるようだが、できれば6人くらいの少人数でゆったり使ってもらいたいという話だ。
時間も仕事も忘れ、昭和にタイムスリップした気分で、最高の酒と肴にひたる。
そんな贅沢も、たまにはいいがだろう?

Yahoo!グルメ/あじろ(※本日より年末年始休暇)

今年残念だった店・最悪だった店 (07/12/26)

テレビも今日あたりから、年末スペシャル版一色となってきた。当ブログでも1年を振り返り、惜しいところで掲載を見合わせた店を少し採り上げてみたい。
当然だが、店選びには自分の好みが色濃く反映されているので、別の人には「最高な店!」となる可能性もある。

【今年残念だった店:銘酒居酒屋編】
●神田「新八」
いわずと知れた、銘酒居酒屋の名店。下町らしい風情のあるたたずまい、優れたお酒のセレクト、ツボを押さえた肴…と評判は高く、2階まで満席になる日も珍しくはない。
ただ、1階に比べて2階はどうもサービスが手薄になる印象があった。値段もちょっと割高な気が…。
だが、埼玉が誇る銘酒「神亀」に惚れこみ、全ラインナップを揃えているなど、捨てがたい長所も。後日、あまり混んでいない日に、今一度1階で飲んでみたい。

【今年残念だった店:焼酎居酒屋編】
●新橋「無何有(むかう)」
烏森通りから神社に入る小道の左側の飲食店ビル2階にある、焼酎居酒屋。
店は小きれいだし、スタッフも感じがいい。焼酎は、ブランドにこだわらず、あくまで店の選択眼で集めたということで、価格にばらつきがない。肴は焼鳥を中心に色々ある。
ただ、600~700円という価格は、焼酎としてはやや高めでは?
また、日本酒が冷酒「白鶴」と燗酒「白鹿」だけというのも、ちょっとひいきが甚だしい。
…ということで、自分の好み的に落選。でも、窓際の席は革張りで、ちょっと居心地よさそう。

【今年残念だった店:レストラン編】
●銀座「ビストロ カシュカシュ
銀座のビルの隙間にあるビストロ。知らない限り絶対たどり着けないような場所(小笹寿司の向かい)にあるため、「隠れ家」的な面白さがある。フォアジャガという、フォアグラ&ジャガイモの前菜が名物。料理は悪くないものの、この立地とこの狭さなら、もう少し安くして欲しかった。(オードブル1,600円~)店のスタッフは気さくだし、ランチもやっている(一時お休みしていたが…)点はいいのだが、常連でもないとこの狭さはツラい。

【番外編:今年最悪だった店】
●焼肉&サラダキャビン ヴィーボ 横浜店
決して混んでいないランチタイムに、「冷麺」3人前で30分待ちというのはいかがなものか?
ランチは急いでいる人が多いんだから、待たせるならせめて一言欲しい。
ところが、今見たらルミネ横浜店のレストランから同店の名前がなくなっている…やっぱりね。

今年もあと5日。来年は少しでも良い店に巡り会うことを願いたい

地酒と焼酎の隠れ家、大宮「仁左衛門 吟亭」 (07/12/24)

このブログで、地元さいたまの居酒屋として一番最初にご紹介した「季作」が閉店して約7ヶ月。
元・季作の大将、小山さんは、大宮駅東口にある銘酒居酒屋「仁左衛門吟亭」大宮店にいる。(現在は、さいたま新都心の本店に異動)

「仁左衛門」と言えば、さいたま新都心駅の東口駅前に本店がある銘酒居酒屋。置いてある日本酒の質と量では、さいたま市でもトップクラスと言っていい。
「仁左衛門吟亭」大宮店はその姉妹店だが、店は裏路地にあって、規模も小さく、イメージは「仁左衛門」とだいぶ異なる「隠れ家」風だ。
だが、日本酒や焼酎に対するこだわりでは決して負けていない。

場所は、大宮駅東口の駅前通りから、高島屋の信号を右折してすぐ、三井住友銀行裏の細い路地を入って、約100mの左側。ビルの隙間に近い細い路地なので、うっかりすると見逃してしまうほどだ。

店は、1階が5席ほどのカウンターのみで、その奥の冷蔵庫と棚には日本酒・焼酎がぎっしり。2階は25席程度のテーブル席で、宴会にも対応できる。

ここでは日本酒を半合から注文できるので、色々な銘柄を試したい人に向いているし、なかなか手が出ない高級酒にもトライしやすい。

八海山・本醸造、黒龍・本醸造あたりだと、1合480円、半合290円から飲めてしまう
メ張鶴・雪、まんさくの花・純米吟醸あたりで1合580円、半合340円。
田酒・特別純米、醸し人九平次・吟醸あたりが1合680円、半合390円。
雅山流・純米大吟醸黒龍・三十八号が1合900円、半合500円。

これ以上の高級酒になると、半合の設定がありがたみを増してくる。
磯自慢・純米吟醸が1合1200円、半合650円。久保田・萬寿が1合1600円、半合850円。
更なる超逸品は、ある時限りだ。先だって入荷した二左衛門は、半合2,700円!

焼酎も品揃え豊富で、ほとんどが400円~550円。一部に例外もあり、たとえば魔王は680円、村尾が920円、森伊蔵が980円。時にはそれ以上の逸品が隠れていることも…。

料理は、山うに豆ふ(豆腐の味噌漬け)480円 、吟風もつ煮込み650円、お刺身各種650円~、吟風白子入り温豆ふ750円、牛の超レア塩ステーキ950円…など多彩。この時季なら、魚介のしゃぶしゃぶ鍋・すきやき鍋(各2,500円~)など、個性的な鍋料理を楽しむのもいい。

コース料理は3,500円からだが、肴のみのコースだと3,000円からある。飲み放題は2時間2,000円だが、50種以上の焼酎と15~20種類の地酒、梅酒も含まれるという内容を考えれば、むしろ割安だろう。

年明けからは小山さんが中心となって、メニュー、サービスから店のBGMまで、思い切った見直しを図るという。
これまで、お酒はともかくサービス等の面ではイマイチの感もあった同店だが、小山さんのテイストが加わってどんな変貌を遂げるか、今後が楽しみな店になりそうだ。

小さい店なので、お酒のストックには限界がある。地酒や焼酎には、品切れも臨時入荷もあるので、そこは注意したい。
小山さんにメルアドを教えておくと、お店の入庫状況や近況を綴った「仁左衛門吟亭便り」を毎日届けてくれる。逸品が入庫したとの情報があると、ついつい足が向いてしまうのだ、これが…。

仁左衛門 吟亭 大宮

ちょっとおしゃれに日本酒を。渋谷「ぷん楽」 (07/12/21)

クリスマス直前の週末。
普段は日本酒党の人でも、今日くらいはワインでも飲もうか…と思う日だろう。

しかし、考えてみれば、今夜から3日間はワインを飲ませるようなレストランが1年で最も混雑する日だ。厨房は戦争。フロアも戦争。「クリスマス特別メニュー」などと称して、料理の種類を制限している店も多い。しかも価格は明らかに割高。
言ってしまえば、1年で最も完成度の低い料理を、最も高い価格でいただくことになる可能性が、非常に高い日ではなかろうか

こんな日こそ、むしろワインより日本酒という選択肢もアリだと思う。少なくとも、洋食系よりは和食系の方がマシなはずだ。
さすがに普通の居酒屋というのも気が引けるので、今回はデートにも十分使える、渋谷のオシャレな日本酒の店を紹介しよう。

場所は、ハチ公前の交差点、「TSUTAYA」の入っているQ-FRONTビルの8階にある「ぷん楽」だ。まさに駅前。

店は基本的には和風だが、カップルシートなどはかなりオシャレだし、渋谷の夜景が楽しめるテーブルもあって、女性受けしそうだ。
4年ほど前に改装したが、オープン当初はオシャレすぎて敬遠されるほどだった。特に、ズラリと並んだ1升瓶を、あれほど美しくライトアップしたディスプレイは、なかなか見たことがなかった。

置いてあるお酒も、なかなかのもの。黒龍・本醸造(630円)、浦霞・純米吟醸(682円)、くどき上手・ばくれん(735円 )、銀盤・純米吟醸 (787円 )、田酒・特別純米 (800円)、十四代(950円)、八海山・純米吟醸(1,050円) 、久保田・萬寿(2,310円)、…など、スタンダードな銘柄が中心ではあるが、上質な銘柄を揃えている。立地を考えれば価格も納得できる範囲だ。
利き酒日本酒三点セット(1,050円)といった、地酒好きには嬉しいメニューもある。

ただし、時季によって切らしているものもあるので、銘柄目当てに行くなら、前もって確認しておきたい。

一方、焼酎もかなり揃っている。ひとり歩き、 薩摩乃薫純黒、たなばた6年古酒、山吹きの里、一人蔵、神座、櫻井、中々、武者返し、くじら、佐藤・白、黒…と、この辺が 500円~600円台。
鳥飼(735円)はさておき、 伊佐美、村尾(各840円)、さらに百年の孤独(1,050円)といった逸品は、最近の焼酎ブームの中では良心的な価格だろう。

もちろん、ビール、カクテル、サワーなども色々揃っている。
ワインも赤白各種取り揃えているが(ハウスワイン800円~)、こちらは手頃なものが中心。まだまだ若者主体の渋谷というエリアを考えれば、やむを得ないかもしれない。

料理も、酒肴からお鍋まで色々揃っている。味も悪くないが、特に盛り付けがキレイなものが多く、こちらも女性に受けそう。
さまざまな広さの個室もあるので、宴会にも向いている。

この店は、日曜も含めてビュッフェ・ランチもやっており、大人980円、子供500円で、十数種類のお惣菜やサラダ・カレー等が食べ放題だ。こちらもコストパフォーマンスが高いと評判。まずはランチで偵察というのも、いい手だと思う。

ぷん楽

田酒の蔵が醸す大吟醸「善知鳥(うとう)」 (07/12/19)

青森の酒と言えば、ほとんどの人が田酒を思い浮かべるだろう。
だが、青森には田酒のほかにも「豊盃」や「陸奥八仙」など、酒飲みを惹きつけてやまない銘酒が結構隠れている。
その中で、是非とも知っておいて欲しいお酒が「善知鳥」だ。

善知鳥は「ウトウ」と読む。元々は、チドリ目ウミスズメ科に属する海鳥の名前だ。かつて青森周辺でのみ観察された珍しい鳥だという。
青森が浪岡町と合併する2005年までは市の鳥に指定されており(現在はふくろう)、そもそも「青森村」自体が以前は「善知鳥村」という名前だったと言うから、郷土を象徴する鳥だったようだ。

「善知鳥」と書いてなぜ「ウトウ」と読むのかは、地元の伝説に由来しているのだが、それについては触れない。この酒が、田酒で知られる西田酒造の逸品だということだけ覚えておいて欲しい。

純米酒「田酒」が誕生したのは1974年。手間を掛けて丁寧に造られたバランスの良い味わいは、数々のコンテストで一位に輝き、特に女性に人気のある地酒として知れ渡っていった。
その蔵元である西田酒造店には「喜久泉」というブランドもあり、その中取り大吟醸が「善知鳥」だ。

「善知鳥」は、最高の酒造好適米といわれる山田錦を使った「大吟醸」と、青森産の酒造好適米華想いを使った「大吟醸・百四拾」の2種類がある。(「華想い」は、山田錦と華吹雪を掛け合せた酒米で、系統名が青系酒140号。)
いずれも40%まで精米され、メロンのような華やかな香りが立つ素晴らしい大吟醸酒に仕上げられている。スッキリと飲みやすいものの味わいは深く、大吟醸の魅力を余すところなく堪能させてくれる。

「大吟醸」は毎年5月に、「大吟醸・百四拾」は6月中旬にのみ少量発売される。価格は、「大吟醸」が8,156円(1800ml)、「大吟醸・百四拾」が2,400円(720ml)と、決して高くはない。
ただし、香り豊かな酒なだけに、これに肴を合わせるのは難しいかもしれない。

なお、阿佐ヶ谷に「善知鳥」という、燗付けの達人が営む銘酒居酒屋があるのだが、この店ではもちろん善知鳥が飲める。

西田酒造店

おいしい地酒と焼酎が揃った創作ダイニング、東大宮「どもん」 (07/12/15)

最近、少しずつだが、お酒の充実した店が増えている東大宮に、また1店嬉しい店が加わった。創作ダイニングの「どもん」だ。

場所は、東大宮駅の東口から松屋の横の道を入り、西友の横をまっすぐ進んだつきあたり、右側の角だ。

店は黒塗りの2階屋で、モダン和風。入口を入ると、右手に10席ほどのカウンター、左手にテーブル席が3卓ある。カウンターの中はオープンキッチンで、4~5人の若いスタッフが働いているのが見える。
カウンターの角を曲がって奥に進むと、6人用のテーブルが4つ並んだ個室風スペースがあり、更に2階への階段がある。2階は主に宴会用のようだが、昨日も金曜だけあってほぼ満席だった。

料理は、旬の素材を活かした創作ダイニング。
スモークサーモンとクリームチーズのコロッケ、鶏もも肉の中華風唐揚げ、蛤の酒蒸し…といった定番メニューのほか、手書きの日替りメニューに季節物の料理が豊富に揃えられている。

昨日の日替わりメニューは、刺身盛り合わせ(まぐろ・帆立・平目)、皮ハギ刺、活ツブ貝刺、あん肝ポン酢、白子ポン酢、〆鯖、鶏レバ刺、湯豆腐、自家製塩辛、鶏もも西京焼、金目鯛カブト煮つけ、ふぐの唐揚げ、和風だしのもつ煮、秋刀魚丸干し、ネギトロとアボガドのロールずし、ズワイカニと三つ葉の炊きたてまんま…など。
価格は、刺身盛り合わせを除くと400~900円程で、多くは600円前後だ。

お酒の品揃えも豊富。
日本酒は、村祐、飛露喜、黒龍、五凛、出羽桜、久保田(千寿)、常山、田酒、雪中梅、浦霞、〆張鶴。燗酒に「鬼若」もある。価格はほどんど700~800円台。これに季節のお酒が加わり、今だと八海山の絞りたて(900円)と文楽の「がある。
お酒は、徳利とグラスのどちらでも、きっちり1合で提供される。

焼酎は、たちばな、きろく、晴耕雨読、山猫、黒瀬焼芋、不二才、川越、富乃宝山、八重丸、中々、山猿、百年の孤独、鳥飼、れんと、朝日、残波、八重泉、魔王、千亀女、高千穂、吉兆宝山、宝山芋麹全量、宝山蒸撰綾紫、明るい農村、佐藤・黒、くじら、くじら綾紫、角玉、なかむら、カリー春雨、三岳、天の刻印
価格は500円ほどからで、逸品でも800円台で飲める。

パスタやデザートもあり、梅酒も13種類、数は少ないもののワインもあるので、お客の半分は女性客

宴会は、3,000円、3,500円、4,000円のコースがあり、それぞれ1,500円追加すると2時間飲み放題が付く。24名まで対応できるそうだ。

なお、「どもん」は久喜にも姉妹店がある。

ぐるなび/創作ダイニング どもん 東大宮店

おっかさんの家庭料理で一杯。新橋「てまり」 (07/12/14)

新橋の烏森神社界隈には、狭い路地に小さな店がひしめいていて面白い。
しかも、外観ではなかなか分からないのだが、侮れない店が意外と多いのも特長だ。

この界隈では以前、究極の隠れ家「烏森醸造」(07/3/12)や、シングルモルトを極めたショットバー「MOONSHINE」(07/10/2)を紹介したが、それ以外にも、MOONSHINEの1階にあるビストロ「スリジィエ」、手頃で美味しいイタリアンとワインで人気の「A.te」、8席が連日争奪となる鮨処「しみづ」、看板のない隠れ家割烹「久」…など、多彩な名店がひっそりとたたずんでいるのだ。

そんな中に、家庭料理の「てまり」がある。
場所は、烏森神社の2軒隣。
ほぼ一間の間口の引戸を開けると、奥までずっとカウンターが続く。突き当たりは小上がりに座卓が1つ。

白木のカウンターは清潔で気持ちがいい。その上には、端まで大皿惣菜が並べられている。肉じゃが、菜の花の辛子和え、茄子の味噌炒め、田舎煮、ポテトサラダ…など、ほっとするような家庭料理が揃っている。
一番人気の五目玉子焼は、きのこなどの具がたっぷり入っていて、ボリュームも満点だ。

壁の貼り紙や手元のホワイトボードに、その日の酒や肴のメニューが書かれているのだが、なぜか価格がない。初めての客はちょっと不安になりそうだが、心配は無用だ。この店のお惣菜は、すべて600円の明朗会計。
ドリンクにも600円メニューが多く、生ビール(中)、瓶ビールのサッポロ黒ラベル、梅サワー、ライチサワーなどのサワー類、酎ハイ、烏龍ハイなども600円だ。ヱビスビールは700円。

この手の小さな店にしては珍しく、地酒も焼酎も各10種類ほど揃っているのが嬉しい。日本酒は、立山、越乃景虎、吉乃川、船中八策、紀伊国屋文左衛門、緑川…など。竹のコップに波々と注いでくれる。
昨日は、女将の出身である和歌山の「紀伊国屋文左衛門」をいただいたが、なかなか美味しい純米酒で気に入った。
価格はだいたい800円前後で、立山が600、緑川が1000円だ。

焼酎は、高倉、閻魔、黒霧島、神の河、龍雲、小牧、鬼火、白岳しろ、白水、黒饒香、小鹿げんもん…など。こちらはほとんどが500円だ。

あったかくて美味しい家庭料理をつつきながら1杯やっていると、居心地の良さについつい長居してしまう。
店のスタッフは、料理担当のマスターと、気のいい女将さん、それに日替わりで入るバイトの女の子の3人。人当たりのいい女将さんは、典型的なおっかさんキャラで、人気がある。

忘れてならないのは、座敷にまどろむ2匹の猫。この店の隠れた人気者だ。

Yahoo!グルメ/家庭料理 てまり

今年のクリスマス・アルバムは、akiko「a white album」で決まり!(07/12/13)

明日12月14日は、赤穂浪士が討ち入りをした日として知られているが、akikoの誕生日でもある。(aikoではない!)

akikoは、何を隠そう自分と同じさいたま市出身で、1976年の12月14日生まれ。
4歳からピアノを習い、8歳から英会話を学び始め、中学・高校で短期留学を果たし、16歳から音楽にのめりこんで、18歳でジャズボーカルに開眼したという女性JAZZボーカリストだ。

大学在学中から、都内のライヴ・ハウスやジャズ・クラブで歌い始め、2001年、ユニバーサルジャズと契約。ニューヨークの名門レーベル「ヴァーヴ」に認められて、同レーベル初の日本人女性アーティストとなった。

デビューアルバムの『ガール・トーク』は、オリコンのジャズ・チャートで初登場1位を獲得し、2001年度のスイングジャーナル誌主催ジャズ・ディスク大賞<ニュー・スター賞>も受賞している。

そんなakikoの11枚目のアルバムが、先月発売された「a white album」だ。
12月生まれの彼女にはピッタリの、クリスマス・アルバムとなっている。
収録曲は、「サンタが街にやってくる」「ジングル・ベル・ロック」「レット・イット・スノウ! 」「ザ・クリスマス・ソング」「ママがサンタにキッスした」…など、いずれもおなじみの定番ソングだが、元ピチカートファイブの小西康陽がプロデューサーを務めており、いずれも洒落たJAZZナンバーにアレンジされている。

また、「サンタ・ベイビー」ではデューク・エイセスが(バックコーラス)、「ウィンター・ワンダー・ランド」ではスカ・フレイムスが参加しているというのも楽しい。

今年は、L'Arc~en~Cielもクリスマス・ソング「Hurry Xmas」を発売しているが、大人のクリスマス・アルバムだったら「ア・ホワイトアルバム」が断然オススメ!

ちなみに彼女は、誕生日前夜である今晩を、東京・リキッドルームでのライブで迎える予定だ。

akiko 公式サイト

地酒好きの天国、虎ノ門「升本」 (07/12/11)

虎ノ門近辺で、安くておいしい日本酒を飲める居酒屋として、前に紹介した「鈴傳」(08年4月25日閉店)と双璧をなすのが「升本」だ。
こちらは「鈴傳」に比べると入りやすい居酒屋なので、女性にも向くと思う。

「升本」は、近くに虎ノ門店と田村町店がある。田村町店なら新橋からも歩いて行ける距離なので、そちらの場所を紹介しよう。新橋駅北口から外堀通りを虎ノ門方面に300mほど進み、歩道橋の手前の路地を左折すると、右側2軒目のビルの地下だ。

階段を降りて入口を入ると、造りはごく普通の和風居酒屋といった感じ。白木を使っているので、清潔感がある。通常、いわゆるオヤジたちで一杯だが、意外と女性客もおり、違和感はない。
店内は、テーブル席と、堀りごたつ式の座敷とがあるが、フロアに仕切りがあちこちあるため、テーブル席でも結構落ち着ける。地下にしてはけっこう広いので、宴会にも向きそうだ。

元々酒屋だったこともあり、お酒の品揃えと安さは特筆モノだ。
日本酒は40種類以上。いずれも美味しい銘柄を安く出しているので、安心して注文できる。お酒の種類や都道府県、味のイメージも簡単に書き添えられているので、選びやすいのもいい。ただし、メニューの価格は普通1合だが、にごり酒や大吟醸などに一部半合の値段もあるので、注意したい。

銘柄の一例を挙げると、菊姫(580円)、獺祭・純米吟醸50(520円)、天狗舞・柔(520円)、酔鯨(520円)、臥龍梅・冷おろし生原酒純米吟醸(480円)、浦霞(480円)、梅錦(380円)、一ノ蔵・無鑑査(380円)、升本オリジナル・虎ノ門(340円)…など。
半合の大吟醸・吟醸酒では、八海山・純米吟醸(450円)、久保田・萬寿(900円)、郷の誉・山桃桜・純米吟醸(700円)、羅生門・鳳凰(450円)…など。地酒好きなら目が丸くなる値段だろう。

焼酎も多数あるが、ほぼ360円~600円くらい。お一人様1杯限りの魔王(680円)、村尾(680円)、伊佐美(580円)ですら、この価格だ。

料理でこの店の名物は、たこおでん(660円)。茹でたタコ足がまるごと皿に盛られ、ナイフで切り分けて食べるのだが、最初からブツ切りにした1人前もある。タコは容易に噛み切れる軟らかさだ。その他、自家製さつま揚げ(560円) きゅうりみそ(1本200円)、 牛すじ煮込み(460円)、イワシ梅揚げ(360円)、刺身三点盛り(二人前1,500円)、焼き鳥盛り合わせ(五本980円)、ポテトサラダ(480円)、酒盗(マグロ/カツオ各 380円)、田舎そば(温 580円)、お茶漬け(海苔/梅各 480円)、 おにぎり(昆布/梅/鮭各 200円)…など、料理も大変豊富。
コース料理は2,500円~4,000円だ。

この店をオヤジのものだけにしておいては、もったいない。自分も、たまに汐留から虎ノ門まで歩いて飲みに行く。お酒好きなら、1度足を運んでみて絶対損はしないはずだ。

ぐるなび/田村町升本

銀座の古き良き居酒屋「卯波」 (07/12/6)

新・卯波この掲載は旧店舗の記事だが、嬉しいことに「卯波」は2010年2月下旬、すぐ隣のビルの地下1階で営業を再開した。昔のひなびた風情はないけれど、すっきりとキレイな和風店舗には、以前とはまた違った魅力がある。値段がちょっと高めになったようで残念だが、機会があればぜひ足を運んでみたいと思っている。(上の写真が新店舗、下の写真は旧店舗)

銀座のある老舗居酒屋が、もうすぐその灯を消す。
俳人であり、瀬戸内寂聴の小説「いよよ華やぐ」のモデルにもなった鈴木真砂女さんが、50年前に開店した「卯波」である。

「卯波」は、銀座1丁目の並木通りから幸稲荷神社の角を入った路地裏にある。間口1間少々の古びた店で、知らない人なら見過ごしてしまうかもしれない。

かつては真砂女さん自身が料理から接客までこなしていたが、2003年に96歳で亡くなり、現在はお孫さんの今田宗男さんが引き継いでいる。
今田さんは、顔に似合わず(失礼!)ロックおたくで、新しい物好きというキャラでもある。余談だが、母親(真砂女さんの長女)は、文学座の現役ベテラン女優・本山可久子さんだ。

旧・卯波格子の引戸を開けると、中には9席のカギ型カウンターがある。奥には4畳と3畳の小上がりが襖で仕切られており、襖をはずせばぶち抜きにもなる。ここで句会が開かれることもよくあり、角川春樹さんなども利用していたようだ。
小上がりの手前に極小のカウンター(対面で2席)があるのがユニーク。

今田さんはカウンター内で料理を担当し、接客はバイトの女子大生たちが受け持っている。
料理は和食。種類は十数品ほどで、季節によって献立が変わる。
昨日は穴子の煮こごりと濃厚な風味の揚げじゃが芋をいただいたが、いずれも美味しかった
ほかにも、お造り、野菜の炊き合わせ、衣被(きぬかつぎ) 、鶏団子鍋…など、家庭的なお惣菜が揃っている。
特製メニューに、たたきあげ(トビウオ、アオムロなどの魚を使って作る式根島の名物科理)があるらしい。
価格は700円~1200円くらいが中心。

日本酒は、「白鷹」本醸造と「あさ開」純米酒が基本で、燗につけてもらえる。冷酒用で神亀八海山もあるが、こちらはいずれも千円以上と少々お高い。(グレードは不明)

まるで昔の映画に出てきそうな古い居酒屋で、決してきれいとは言えない店内なのだが、ほっとするような居心地の良さがある
いかにも上品そうな年配のご婦人が一人で杯を傾けていたりするのが、実に自然に馴染んでいるのだ。
店には作家の村松友視や嵐山光三郎らも訪れたと聞いている。

ちなみに、店名の「卯波」とは、旧暦四月(卯月)頃の風の強い日に立つやや高い波のことで、夏の季語。真砂女の代表作「あるときは船より高き卯浪かな」から取った店名だ。「卯浪」では字画が悪かったため、「卯波」としたそうだ。

来年には、この店の地主さんが土地を売却し、跡地にビルが建つらしい。
これまで魚の注文が入ると、その都度焼いてもらっていた隣の魚屋さんも、8月に閉店した。
最終営業日は、2008年1月25日とのことだ。(12月30日~1月6日は休業。)

→卯波
http://www.h7.dion.ne.jp/~unami/

伝説的ハードロックバンドのベスト版「マザーシップ」 (07/12/5)

ロックに興味がない人にも、その名は(たぶん)知れ渡っている伝説的ハードロックバンド「Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)」。その1日限りの復活ライブが、いよいよ5日後に迫った。

レッド・ツェッペリン(ZEP)については今さら語るまでもないが、ハードロックの原点であり、到達点という表現に、まず異論は出ないだろう。(ZEPの音楽はハードロックの定義に一致しないという指摘はさておき…)

彼らの音楽性の高さと影響力を物語る伝説は数多いが、例えば代表的名曲「天国への階段」は、クラシックの巨匠カラヤンをして「私がこの曲をアレンジしたとしても、全く同様になっただろう」と言わしめたという。

通算アルバムセールスは、アメリカだけでもマイケル・ジャクソンやローリング・ストーンズの倍以上を売り上げている、まさにモンスター・バンドなのだ。

1980年に、音楽的中枢を担っていたジョン・ボーナム(Dr)の突然の死によって解散してから27年。

かつて彼らが契約していた米アトランティック・レコードの創設者、アーメット・アーティガンが昨年死去し、その追悼コンサートがロンドンで開かれることになった。そこにZEPがヘッドライナーとして参加することになったのだ。ドラマーは、故ジョン・ボーナムの息子、ジェイソン・ボーナムが担当する。

当初コンサートは11月26日の予定だったが、ギタリストであるジミー・ペイジが指を骨折したため、12月10日に延期になった。

BBCが主催したチャリティオークションでは、このコンサートのチケット2枚が83,000ポンド(約1,900万円)で落札されたというニュースも報道されている。(チケットの正価は1枚125ポンド=約28,000円)

復活ライブに合わせるように、ベストアルバム「マザーシップ~レッド・ツェッペリン・ベスト」(2枚組。DVD付のデラックス版もあり)が先月リリースされた。
ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズらにより、ZEPの8枚すべてのスタジオ・アルバムから選曲されたリマスター・ベスト・アルバムだ。「胸いっぱいの愛を」、「移民の歌」、「ロックン・ロール」、「天国への階段」…等、代表曲24曲が収録されている。
このCDについては、実は賛否両論がある。「ZEPはアルバム単位で聴かなくては価値がない」「選曲が以前のベスト版(EARLY DAYS & LATTER DAYS)と大して変わらない」という強硬なファンと、「入門用や、移動しながら聴くには最適」「最新デジタル・リマスタリングされた音がいい」と評価する柔軟なファンとで、意見が分かれているようだ。

ファンの評価はともかく、今聴いてもまったく古さを感じさせない彼らの音には、改めて感心させられる。

はっきり言って、日本酒よりハードリカーに合うBGMだが、これを聴きながら、若かりし頃の自分を肴に一杯やっている「かつてのロック小僧」が、多数出現していることは間違いない。

お酒へのこだわりは大宮随一!「あい彩」 (07/12/4)

日本酒のセレクトでは、大宮でもトップレベルの目利きを誇る店が、東口の「あい彩」だ。
場所は、JR大宮駅東口から南銀座を抜け、駐車場「Navi Park」の角を左折した路地の中ほど、左側の2階。駅からは400mほど、路地裏の飲食店街にある。

小さな飲食店ビルの2階に上がり引き戸を開けると、まず右手にお酒の冷蔵庫が目に入る。左手はカウンターだが、中央の柱から手前半分が靴のまま、向こう半分が小上がりの掘りごたつ式という珍しい造りだ。どちらにもそれぞれ4席がある。小上がりには4人掛けの座卓が2つ。
窮屈さは感じないが、小さな居酒屋だ。

店は切り盛りするのは、中年のご夫婦お二人。ご主人のお酒に対するこだわりは並大抵ではなく、中野の「大政小政」を連想させる。
日本酒は60種類以上あり、そのセレクトを見ればこだわりの強さは一目瞭然。

黒龍(700円~)」と「十四代(600円~)」は、ほぼ全てのラインナップが揃っている。なんと、最高ランクの「石田屋」(4,000円)「仁左衛門」(3,500円)「龍月」「双虹」(各2,500円)まで!(だが、グラス1杯でこの価格は高すぎ。ブランド志向に対する親父さんの戒めかも?)
プレミアム酒を別にすれば、ほとんどは1杯700~800円で、醸し人九平次、飛露喜、天界、正雪、初亀、墨廼江、麓井、東一、南、幻舞、開運、…といった珠玉の銘柄が並ぶ。磯自慢は1,000円~だが、〆張鶴、銀盤、喜正は各500円、陸奥八仙、根知男山、亀甲花菱は各600円だ。
もちろん、季節物や限定酒などは随時入れ替わる。ご主人は特に原酒にこだわっているようだ。梅酒も2種あり。

焼酎(500円~)も、天使の誘惑、宝山芋麹全量、宝山蒸撰白豊、宝山蒸撰紅東、宝山蒸撰綾紫、富乃宝山、吉兆宝山、薩摩宝山、万暦、乙女月、十四代(蘭引)といった品揃え。ビールヱビスとヱビスの黒、それにサッポロラガー(赤星)の3種という、これまた見事なセレクトだ。(550円)生ビールがないというのも潔い。

料理は、水茄子の浅漬け(350円)、ふろふき大根(400円)、揚つくね(450円)、季節のお刺身(500~1000円)など、お酒のお供に嬉しいものが揃えてある。(ご主人、実はお刺身と納豆が苦手らしい。)
晩秋から始まる外二八蕎麦は、週6人前限定だが絶品との評判だ。

ご主人は脱サラして店を開いたそうだが、お酒に関する知識はものすごい。好みの味や予算を伝えれば、美味しいものを見つくろってくれる。何日か寝かせた方が旨くなるお酒などを注文すると、「今ならこっちの方がおすすめだよ」と、別のものを勧められることも。

お酒の話はもちろんだが、ご主人はバイク、模型、映画など多趣味な人で、話し好きのようだ。個人的には、たまに煙草を喫うのがちょっと気になるが、常連たちと話をはずませながらも氷の音だけでグラスが空いたと察し、すかさず水を注いでくれるワザには感心した。
ご主人のキャラは少々濃いが、酒好きには極楽の店だ。

いま入荷しているお酒を店のホームページに載せているので、訪ねる前にそちらも確認しておくといいかもしれない。

酒庫 あい彩

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